東京・池袋の映画館・グランドシネマサンシャイン池袋が、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の入場者特典を巡る不正流出疑惑について、社内調査の途中経過を発表した。
同館を運営する佐々木興業株式会社は9月15日、「『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』入場者特典に関するSNS投稿についての社内調査の途中経過報告」と題した声明を公表。
調査の結果、入場者特典の総納品数、在庫数、配布数に食い違いはなく、「当社が管理する入場者特典が不正に流出したことを裏付ける事実は確認されておりません」と説明した。
また、問題となったSNSアカウントの投稿者や関係者と、同社とのやり取りについても「存在しません」と否定している。
総納品数から在庫数を引いた数と、配布数が一致
グランドシネマサンシャイン池袋を巡っては9月上旬、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の入場者特典を、同館のスタッフから受け取ったとする趣旨のSNS投稿が拡散。
本来は来場者へ配布される特典が、スタッフによって不正に持ち出されたのではないかとの疑惑がファンの間で広がっていた。
同館は9月9日、SNS上で拡散されている投稿について事実確認を進め、弁護士にも相談していると発表。
当時の声明では、対象となる投稿や『ちいかわ』との関係を具体的に明らかにしていなかったが、今回の途中経過報告では『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の入場者特典を巡る投稿についての調査だったことを明記した。
佐々木興業によれば、対象となった入場者特典について、総納品数から現在の在庫数を差し引いた数と、動員数(配布数)の間に差異は確認されなかったという。
これにより、特典の数量管理には整合性が取れていることを確認。
同社は「当社が管理する入場者特典が不正に流出したことを裏付ける事実は確認されておりません」として、不正流出を完全否定した。
投稿者とのやり取りも否定 発信者情報開示請求へ
さらに佐々木興業は、SNS上で示唆されていたという、同社と投稿者もしくはその関係者とのやり取りについても「存在しません」と説明している。
しかしながら、調査はこれで終了したわけではない。
同社は現在も弁護士を通じ、投稿を行った人物を特定するための発信者情報開示請求など、法的手続きを進めている。そのため、個別の問い合わせや調査状況の詳細については回答を控えるとしている。
グランドシネマサンシャイン池袋は9月9日の声明で、SNS上の投稿が事実だった場合には社内規程などに基づき厳正に対処するとする一方、事実に反していた場合には法的措置を含む対応を行う可能性を示していた。
今回の社内調査では、少なくとも同館が管理する入場者特典の数量について、不正流出を示す差異は確認されなかったことになる。
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