慶應義塾大学がNetflixと共同で、寄附講座「アニメ平和学:日本のアニメで『平和』をつくる」を開講する。
本講座はNetflixの寄付により実現したもので、2026年度春学期に全14回の講義を予定している。
慶應義塾大学は、開講の目的を「アニメという文化表現が持つ社会的価値を読み解き、それを通じて広義の平和(相互理解・共感・共生を含む)との関係性を学術的に検討し、漠然とした価値を構造化し、自らの言葉で説明できる力を養うこと」と説明。
講座の内容の例として「アニメと戦争表象:アジア太平洋戦争/冷戦、その後」「文化外交とソフトパワーとしてのアニメ」「アニメ文化と外国人ファンの共創」などが挙げられている。
アニメ制作や発信に携わる専門家が講義を行う「アニメ平和学」
今回の講座はNetflixのにより開講され、講義の内容は慶應義塾大学が企画。
21世紀における「尊厳」の再定義を目指す、多分野を横断する研究拠点「慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート X Dignity センター」が推進するプロジェクト「アニメ平和学」の一環として実施される。
慶應義塾大学の学部生約500名を対象に、全14回の講義を予定。担当教員は、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所の准教授・水谷瑛嗣郎さんと慶應義塾大学大学院法務研究科の教授・山本龍彦さんがつとめる。
発表では、開講の背景として、日本のアニメは世界の様々な地域や文化、年代や性別の⼈に触れられている一方で、その社会的効果については、十分に明らかにされていないと説明。
実際の講義では、アニメの制作と配信をしている企業の実務家や、 政策や国際交流機関で活躍する専門家による講義を予定しているという。
「アニメ平和学:日本のアニメで『平和』をつくる」講座内容
・アニメの波及効果(アニメの持つ経済・社会的効果に関する事例・分析の紹介)
• 日本アニメの射程とその発展(日本アニメの起源。戦前~戦後の発展史とカギとなるアニメ)
• アニメと戦争表象:アジア太平洋戦争/冷戦、その後(アジア太平洋戦争/冷戦、その後の時期において、アニメはいかにして戦争を描いたか)
• アニメと宇宙政策(宇宙の領有権と主権、安全保障と抑止力など)
• アニメとコンテンツ産業政策(コンテンツ政策、アニメの重要性や海外展開、アニメコンテンツの公共性)
• 文化外交とソフトパワーとしてのアニメ(ソフトパワーとしてのアニメと外交の現場)
・ アニメと地域:アジア(アジア地域における日本アニメの受容)
• アニメと地域:中南米(中南米地域における日本アニメの受容)
• アニメ文化と外国人ファンの共創(世界コスプレサミットや海外アニメイベントを通じた国際交流)
• アニメと作り手(制作、作り手のグローバル化、多様化)
• アニメの社会的価値の再定義(グループディスカッションと発表)
※変更になる可能性があります。
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