【閲覧注意】コオロギラーメン実食レポ! 爽やか慶應ボーイは“昆虫食の伝道師”

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【閲覧注意】コオロギラーメン実食レポ! 爽やか慶應ボーイは“昆虫食の伝道師”
【閲覧注意】コオロギラーメン実食レポ! 爽やか慶應ボーイは“昆虫食の伝道師”

コオロギラーメン(モザイクのない画像は本文をご覧ください)

はぁ~寒い。寒すぎる。なんなんだこの寒さは。

日本の冬がついに本気を出した1月15日(日)、東京都心は最高気温4.7℃、最低気温-2.3℃というとんでもない数字を叩き出した。

こんな寒い日には、何か温かい物を食べたいなぁ~。たとえばラーメンとか…。

そんな人々の心の声に応えるアツいイベントが、まさに1月15日、極寒の東京・新宿で開催された。

一部写真提供:齋藤洋平

話題のコオロギラーメン! 慶應ボーイが有名店とコラボ

舞台は、新宿の〈すごい!煮干ラーメン 凪 西口店分店〉

日本のみならず海外にも多くの店舗を構える、言わずと知れた超濃厚煮干しラーメンの名店である。

しかし、この日この店で提供されたのは煮干しラーメンではない。

コオロギのラーメンである もう一度言う。

コオロギのラーメンである

企画したのはこの人。 現在、慶應義塾大学に在学する22歳、地球少年こと篠原祐太。

【昆虫食】の楽しさを広めるべく、さまざまな活動をおこなっている昆虫食伝道師である。

近年、あちこちのメディアで取り上げられる機会も増えているので、どこかで目にした、あるいは名前を耳にした方もいるかもしれない。

この地球少年が、〈ラーメン凪〉とともに、100%コオロギから出汁をとった「コオロギラーメン」をつくり上げてしまった。

しかも、この〈ラーメン凪〉とのコラボ、昨年9月に続いて2回目。

前回のコラボ以降、独自に試作を重ね、今回はかなりパワーアップしているという。 これが昨年のコラボ時の写真。

これ以上にパワーアップしているなんて、一体どんなことになってしまっているのだろう。

これ以上にコオロギ感が増すことなどありえるのだろうか…。

この日は、限定150杯!

多少の緊張、そして不安はありつつも、足早に新宿のお店へ。

パワーアップした新宿のコオロギラーメンには行列が…

な、並んでいる…! とんでもなく並んでいる!

店の前から角を曲がったところまで、筆者が到着した時点で50人ほど並んでいた。

言うまでもないが、この人たちは皆、「コオロギのラーメン」を食べるために行列しているのである。

未だかつて、人がこれほどまでに虫を求めたことがあっただろうか…。

ちょっと感動しながら最後尾に並ぶ。

時刻は、昼の12時前くらいだったと思う。

ちょうど行列のピークだったらしく、寒空の下、とにかく待つ…。

行列を眺めると、20~30代の方が多い気がする。

男女比は半々、ちょっと男性が多いかな、という感じ。

通りがかりのご婦人たちが、「ほんとに虫が入ってるの!?」と驚いていたのが印象的だった。 足の指が冷え切って、取れるんじゃないか、と本気で思い始めた頃、ようやく入口が見えてきた! 最近、テレビでも取り上げられた「コオロギラーメン」。 この行列はテレビ効果もあるのだろうか。 券売機の前まで辿り着いた!

コオロギラーメンの他に、トッピングの「揚げコオロギ」、「コオロギワンタン」や、「コオロギ飯(コオロギの炊き込みご飯)」、デザートの「殿様プリン」(トノサマバッタのパウダーを混ぜたプリン)、「タガメ酒」もある。

せっかくなので全部購入。そして入店! 時刻は昼の1時半。

1時間半で、ようやく店内へ!

ついにご対面、パワーアップしたコオロギラーメン!

1人で行ったので、4人掛けのテーブル席に相席でおじゃまする。

室内、あったけぇぇぇ!!!

やっとここに辿り着けたことに泣きそうになりながら、ラーメンを待つ。

店内はすごく混んでいて、厨房はとても忙しそうだったが、わりとすぐに運ばれてきた。

ついに!パワーアップした「コオロギラーメン」とご対面! どーん。

お? 見た目は普通じゃない?

スープは黒いし、なんかツブツブしたの浮かんでるけど、わりと普通じゃない? …あ、いたわ

コオロギ、いたわ

いざ、実食。 おお! うまい! スープもうまい!

なんか触角みたいなの見えるけどうまい!

なんか、すごいコクが、今までに感じたことのないコクがある!

これがコオロギの力なのか…。 細麵とのスープの絡みも抜群だし、トッピングも存在感を示してる。

「揚げコオロギ」、どこをすくっても入ってる。これでもかってくらい入ってる。

麺のツルツルした食感の中に、コオロギのパリパリした食感が楽しい。新鮮。

「コオロギワンタン」も、ワンタンから透けているコオロギの黒がちょっと不気味だけど、普通にワンタン! そして、ラーメン食べたあとの、スープが止まらなくなるあの現象が。

これは本物だ!

続いて、「コオロギ飯(コオロギの炊き込みご飯)」。 あ、佃煮の味するー!

コオロギ、佃煮の味するー!

やべー! うまいー!

不覚にもうまいー! 完食! 茶碗に残った触角が生々しいけど、完食! 殿様プリン」。

言われなかったら、トノサマバッタのパウダーが入ってるなんて分からない。普通に美味しいミルクプリン。

「殿様プリン」って、名前がいいよね。

緑が鮮やか。うーん、上品。 タガメ酒」の水割り。

液体だと、見た目にはまったく分からないから、全然抵抗ない。

タガメの漬けてあるボトル

すごく飲みやすい。フルーティーでさっぱりしている。 あっという間に全メニュー完食!

ごちそうさまでした!

いやー、美味しかった!

「常に美味しい虫料理が食べられるお店もつくりたい」

もう、めちゃくちゃ寒い中で1時間半待ってたのですが、待って良かったと思える素晴らしい出来ばえでした!

料理だけでなく、各テーブルにあるメニューも手が込んでいて、かわいい。 そしてなにより、主催者の地球少年 篠原君の心遣い。 寒い中、店の外で並んでいるお客さんのために、ホッカイロを配りに行ってます。自分は半袖短パンで。

ちなみに、少し前にアマゾンから帰ってきたばかりだそうで。温度差やばい。

彼のこの人柄があるから、皆、寒いけど頑張って並んでたんだと思います。 寒さに負けず、選ばれし150人になれた皆さん! おめでとうございました!

そして、地球少年 篠原祐太君、パートナーの遥さん、〈ラーメン凪〉の皆さん、本当にお疲れさまでした!

次回はぜひ、心地よい春の日なんかにやってほしいですね(笑)

震えて待つ!

最後に、篠原祐太君からのコメントも。

「国民食のラーメンとコラボする中で、昆虫食への抵抗を和らげ、昆虫食への間口を広げる狙いがありました。

今回は、コオロギを使用した塩ラーメンでしたが、コオロギ以外の虫や、塩以外の風味でもできないか、コオロギラーメンの可能性にチャレンジしてゆきます。最終的には、限定ではなく、常時美味しい虫料理が食べられるお店もつくりたいなと考えています。

興味ある方は気軽に連絡いただけたら嬉しいです!ぜひコラボしましょう。」
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