Netflixが7月17日、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、協同組合日本映画撮影監督協会(JSC)との共同で、次世代の撮影スタッフを育成する「アカデミークラス」を開催した。
対象となるのは、撮影現場でカメラのピント操作を専門に担う1st AC(アシスタントカメラ)/フォーカスプラー。
講師には、『キル・ビル』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『アビエイター』などに参加してきたジェイミー・フェルツさんを迎えている。
ジェイミー・フェルツ(Jamie Felz)さん
映像のピントを操る専門職「フォーカスプラー」とは?
フォーカスプラーは、撮影中の被写体との距離や動きに合わせて、カメラのピントを操作する専門職。日本では「フォーカスマン」とも呼ばれる。
俳優やカメラが動く場面でも、意図した対象へ正確にピントを合わせ続ける必要があり、映像の品質を左右する重要な役割を担う。単に映像を鮮明に映すだけでなく、どの人物や物体に観客の視線を向けるかという演出的な判断にも関わる仕事だ。
今回のアカデミークラスは、文化庁の補助金により日本芸術文化振興会に設置された「クリエイター支援基金(文化芸術活動基盤強化基金)」の事業として実施された。
日本映画撮影監督協会が受託する、撮影分野で国際的に活躍できる人材を複数年にわたって育成するプログラム「Cinematic Quantum(CQ)」の一環となる。
Netflixは2021年から、フォーカスプラーをはじめとする撮影スタッフの育成を継続。2025年に日本で開始した次世代クリエイター育成プログラム「Netflixクリエイターズ道場」の知見も活用し、「Cinematic Quantum」と共同で今回のクラスを開催した。
『キル・ビル』などに参加したジェイミー・フェルツが指導
アカデミークラスは、ソニーの映像制作者向け施設「Digital Media Production Center Japan(DMPC Japan)」で実施。
講師をつとめたジェイミー・フェルツさんは、『キル・ビル』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『アビエイター』など、数多くの映画やシリーズに1st ACとして参加してきた人物。
2025年には、カメラオペレーターらで構成される米国の団体「The Society of Camera Operators(SOC)」から「Technician of the Year」を授与されている。
今回のクラスには、過去に同様のトレーニングを受講したNetflix認定フォーカスプラー・熊谷美央さんも、参加者を講評する立場で加わった。熊谷美央さんは、日本ではフォーカスの技術を撮影現場で覚えることが一般的であり、「世界基準の技術を体系的に学ぶ場はほとんどありませんでした」と説明している。
また、フォーカスプラーにはピントを合わせる技術だけでなく、入念な準備、瞬時の状況判断、撮影監督やチームとのコミュニケーションも求められると指摘。
自身もトレーニングを受けたことで、日本の現場で培ってきた技術や考え方への自信を得られたと振り返り、「先輩方から受け継いできた技術を後進にも伝えていければと思います」とコメントした。
映画やドラマの国際共同制作が広がる一方、その品質を支える専門スタッフの育成も欠かせない。現場で経験を重ねながら継承されてきた技術を体系化し、世界の制作現場で通用する共通言語として学べる環境づくりが進められている。
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【アップグレードされたデザイン】この新しいシステムは、ミニフォローフォーカスのデザインを改善し、システムの仕組みを大幅に改善し、ビデオ撮影でスムーズなフォーカスコントロールを提供する新しい複合材料で構成されています。 Tilta ポケット フォロー フォーカス ユニットはわずか 160g の超軽量で、これまで以上に携帯性に優れています。
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