『遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(以下、『遊戯王OCG』)の新たなフォーマット「GENESYS」が発表された。
「GENESYS」は基本的な遊び方こそ「マスタールール」に準拠するが、リミットレギュレーション(禁止/制限など)の廃止やポイント制の採用など、様々な点で遊び方が異なる。
海外で2025年から先行展開されていた本フォーマット。公式の発表によると「あまり複雑でないゲームを探しているデュエリスト」「ゲーム初心者のデュエリスト」たちを対象につくられているという(外部リンク)。
ガラリとデッキ構築や遊び方、ゲーム展開が変わりそうな注目のフォーマット。この記事ではそのルールや変更点を解説していく。
“禁止カードも使える”──けれどデッキ構築に制限がある「GENESYS」
「GENESYS」フォーマットが既存の「マスタールール」と大きく異なる点は4つ。
まずはリミットレギュレーションが存在しないという点だ。つまり「禁止」「制限」「準制限」のカードが存在しないため、《強欲な壺》《天使の施し》といった長らく禁止になっている強力なカードも使用することができる。
とはいえ、何でもかんでも強力なカードをデッキに採用できるわけではない。なぜなら「GENESYS」のデッキ構築にはポイント制が採用されているからだ──これが2つ目の変更点となる。
特定のカードにポイントが割り振られており、メインデッキ/エクストラデッキ/サイドデッキすべてのポイントの合計を、イベントごとに設定されたポイント上限以内に収める必要がある。
ポイント上限はイベントごとに設定されるが、通常は100ポイントに設定されている。
例えば、前述した《強欲な壺》は30ポイント、《天使の施し》は40ポイントが設定されている。また、《増殖するG》といった汎用カードの代表格は50ポイント、さらに《押収》《ラストバトル!》などの禁止カードは100ポイントと、非常に重いポイントが課されている。
《ラストバトル!》/画像は「遊戯王ニューロン」から
なお、ポイントが設定されているカードの一覧や、作成したデッキのポイントは、公式サポートアプリ「遊戯王ニューロン」で確認することが可能だ。
『遊戯王OCG』の速すぎる展開を抑制するルール
3つ目の変更点は、ペンデュラム、リンクモンスターをデッキ構築に使用することができないこと。さらに儀式、融合、シンクロ、エクシーズモンスターかつペンデュラムモンスターである場合も、デッキ構築に使用できない。
そして最後。上記に伴ってフィールドにエクストラモンスターゾーンおよびペンデュラムゾーンが存在しないことも大きな特徴といえる。
「GENESYS」フォーマットのデュエルフィールド/画像は『遊戯王OCG』公式サイトから
ペンデュラム/リンクモンスターは『遊戯王OCG』のマスタールールにおいて、簡単に大量のモンスターを展開できるという特徴を持っている。その結果、1~2ターンでデュエルが決着することも頻繁に発生していた(むしろそのようなゲーム体験を楽しむタイトルになっていたともいえる)。
これらの強力すぎるモンスターを禁止にすることによって、デュエルのスピードやゲーム体験を調整するという意図があると推測できる。
海外では公式大会が行われ、一部で大きな盛り上がりを見せている「GENESYS」。これから日本でどのような展開を見せるのか注目だ。
©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント