第9試合:斎藤裕 vs. YA-MAN ※中止
斎藤裕 vs. YA-MAN
YA-MAN選手が練習中に怪我をし、左眼窩底骨折により全治4ヶ月から6ヶ月程度と診断されたため、YA-MAN選手は今大会を欠場。斎藤裕選手との対戦は中止となった。
10試合:クレベル・コイケ◯ vs. ✕ヴガール・ケラモフ
クレベル・コイケ vs. ヴガール・ケラモフ
RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※フェザー級
結果:クレベル・コイケ◯ vs. ✕ヴガール・ケラモフ ※3-0判定勝利
RIZINフェザー級元王者同士があいまみえる一戦。クレベル選手は5月にシェイドゥラエフ選手に敗北して王座から陥落すると、続く7月の朝倉選手戦にも敗れて2連敗。“柔術界の鬼神”の異名を取り戻すべく対決するのはケラモフ選手。ケラモフ選手も近年は勝ち負けが続いており、両者共に改めて実力を見せつけ、存在感を放ちたい。
第1R。ケラモフ選手が思い切りの良いカーフキックも、クレベル選手は効いてないアピール。そのままケラモフ選手が一気にコーナーポストまでクレベル選手を追い詰めてテイクダウン。クレベル選手が下から足関節を狙うがそれには付き合わない。首相撲も得意なクレベル選手、これまで何人もの選手を倒してきたが、ケラモフ選手のフィジカルには通用しない。寝かせても有利なポジションを取られてしまう。しかしケラモフ選手も寝技を警戒し、深くは攻め込まない。スタンドでダメージを与える作戦が見て取れる。非常にレベルの高い攻防を見せた第1Rとなった。
第2R。ケラモフ選手、電光石火のワンツースリーのコンビネーション。しかしクレベル選手も気迫で耐える。じわじわと前に出るのはクレベル選手。そこにケラモフ選手はダブルレッグを取ってマウントポジションへ。しかしクレベル選手は得意の三角締めを狙う。ケラモフ選手は三角締めを警戒して強打は落とせない。スクランブルの中で、クレベル選手がマウントポジションからさらに体勢を変えて、三角締め→フロントチョーク→ヒールフックと多彩な攻撃を見せる。
第3R。シングルレッグからクレベル選手がスクランブルに持ち込み、下になって三角締め。あわや一本かと思いきや、ケラモフ選手が強靭すぎるフィジカルでなんとか脱出。マウントポジションになるもやはり寝技を警戒して攻められる。ケラモフ選手はクレベル選手の寝技への対処で力を使い切ったのか、明らかに攻められる時間が続く。クレベル選手は寝技の猛攻を緩めない。しかしなんとか寸前で耐えるケラモフ選手。意地と意地のぶつかり合い。そのまま第3R終了。大会屈指の凄まじい攻防を見せた両者、試合終了直後は笑みを見せた。
判定は3-0でクレベル選手の勝利。何度かニアフィニッシュに迫った攻撃と気迫が評価されたか。
第11試合:女子スーパーアトム級タイトルマッチ 伊澤星花◯ vs. ✕RENA
伊澤星花 vs. RENA
女子スーパーアトム級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分3R(49.0kg)
結果:伊澤星花◯ vs. ✕RENA ※2R1分5秒一本
MMA17戦無敗、RIZINの絶対女王として君臨する伊澤選手に、2015年大晦日のRIZINでMMAデビューを飾ったベテラン・RENA選手が立ち向かうタイトルマッチ。1年越しのRIZINとなるRENA選手は、自らの集大成として伊澤選手に全てをぶつける。対する伊澤選手は女子格闘技を牽引してきたかつての“女王”に引導を渡せるか。
第1R目。RENA選手が距離を取りながらハイキック。そして強烈な左フックを一閃させ、伊澤選手がまさかのダウン。あわや試合が止まるかと思いきや、寝技を警戒して深追いはせず。猪木・アリ状態に。再びスタンドになった瞬間、伊澤選手がタックル。マウントポジションを奪い、パウンドの嵐をRENA選手に浴びさせる。さらにバックポジションを奪い、リアネイキッドチョーク。あわや極まるかと思われたが、ここで第1R終了のゴング。
第2R。立ち上がりから伊澤選手はタックル。RENA選手は防げず。寝かされると伊澤選手が圧倒。ノースサウスチョークを辛うじて抜け出すRENA選手だが、そのまま伊澤選手はフロントチョークをセット。RENA選手、たまらずタップアウト。
伊澤選手がチャンピオンの矜持を見せつけて、2R1分5秒一本勝ち。RENA選手にとっては第1Rですぐさま追撃に行けばあるいは……という悔いが残る敗戦となった。
第12試合:バンタム級タイトルマッチ 井上直樹✕ vs. ◯ダニー・サバテロ
井上直樹 vs. ダニー・サバテロ
バンタム級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
結果:井上直樹✕ vs. ◯ダニー・サバテロ ※1-2判定勝利
3月の元谷選手戦で初防衛を果たすと、7月には福田選手に完封勝利を挙げて、バンタム級王者の風格が漂ってきた井上選手。対するのは太田忍選手、佐藤将光選手と実力者に勝利して、タイトル挑戦権を勝ち取ったサバテロ選手。井上選手の類稀なファイトIQと打撃の技術か、サバテロ選手の精緻なレスリング技術か、大晦日に勝利を飾るのはどちらか。
第1R。スピードのあるワンツー、そしてカーフのコンビネーションでダメージを与える井上選手。しかしサバテロ選手はダブルレッグを取り、バックポジションを取ることに成功。得意のレスリングで漬ける作戦。井上選手がこのレスリング地獄から抜け出すことができるのか。マットに井上選手を回転しながら叩きつける。
井上選手は首を取られるが、スイープして上を取ることに成功。しかしサバテロ選手も再びバックを取り返す。しつこくマットへと引きずり込むサバテロ選手。スクランブルの展開が続く。井上選手はその中で強烈な肘を連打。サバテロ選手はポジションを取るも、明確なダメージを井上選手には与えられていないか。
第2R。開始前にサバテロ選手に後頭部への攻撃があったとして注意が与えられる。スタンドでは井上選手がジャブでアドバンテージを得る。気合いで足を無理やり掴みにいくサバテロ選手。再びレスリングの攻防に。井上選手も消耗しながらも細かい攻撃を入れる。サバテロ選手はバックポジションから首を狙うが浅い。井上選手がバックを取り返す。四の字ロックで固定しながら細かい打撃を差し込む。井上選手、有利なポジションを奪わせない。そのまま第2R終了。
第3R。立ち上がりはやはり井上選手がジャブで優勢に進行する。サバテロ選手は大振りの一発をぶん回す。そのままサバテロ選手がタックル。最後の気力を振り絞り、井上選手をレスリング地獄へと引きずり込む。井上選手は決定打はもらわないものの、さすがに消耗してきたか。コーナーサイドで攻防が続く。
井上選手は腕を抱え込んでアームロックを狙う。残り50秒で四つ組み。サバテロ選手が再びテイクダウン。さらにサッカーボールキック、踏みつけを井上選手に見舞う。試合終了。第3ラウンドはサバテロ選手の猛攻が印象強かった。
判定は2-1でサバテロ選手の勝利。バンタム級最強のチャンプ・井上選手がまさかの王座陥落となった。
第13試合:フライ級タイトルマッチ 扇久保博正◯ vs. ✕元谷友貴
扇久保博正 vs. 元谷友貴
フライ級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)
結果:扇久保博正◯ vs. ✕元谷友貴 ※3-0判定勝利
2019年にあいまみえた38歳の扇久保選手と36歳の元谷選手が、フライ級GP決勝の舞台で再び激突。6年前はスプリット判定で扇久保選手が勝利。共にRIZINを牽引してきたファイターが、10周年の最後を飾る大晦日で、堀口選手の抜けたフライ級の絶対王者となるべく、互いの経験と成長をぶつけ合う。
第1R。タックルのフェイントをかける扇久保選手。元谷選手もオーバーハンドで攻撃。打撃では互角だが、やや元谷選手の鼻が赤くなる。扇久保選手はフックを見せてから組み付く。離れ際にコンビネーション。元谷選手がやや押され出す。扇久保選手の左フックで元谷選手が腰を落とす。しかしなんとか立て直す。元谷選手はダメージが抜けていないのか、扇久保選手のアッパーやストレートが当たり出す。元谷選手は鼻から出血。扇久保選手の総合力がやや上回るラウンドか。
第2R。互いに寝技が得意な選手ながらも、打撃戦が続く。しかし打撃では扇久保選手が優勢。元谷選手は流れを変えようとタックルに。しかし逆に組み返されてしまい、コーナーに押し付けられる。元谷選手は膝蹴りからコーナーを脱出。目まぐるしく攻防が入れ替わる形に。扇久保選手、今回は打撃を中心にした戦いで、いつものようなレスリングによる塩漬けは見せない。元谷選手のダメージが蓄積している様子が見て取れる。しかし気迫で打ち合い続ける。第2R終了。
第3R。蹴りを見せる元谷選手。なんとか流れを変えたいところ。扇久保選手はアッパーとフックを中心に組み立てる。元谷選手がタックルからついにマウントポジションを取ることに成功する。肩パンチで削っていく元谷選手。気迫の攻撃を続ける。しかし扇久保選手はガードが上手く、決定打は与えられない。扇久保選手がグラウンドから脱出。再び組みに勝機を見出す元谷選手。扇久保選手のジャブ、ストレート、アッパーが当たる。元谷選手、出血が目立つも気合いで打ち続ける。残り1分、共に声を上げながら壮絶な打ち合いに。試合終了。
判定は3-0で扇久保選手の勝利。長きに渡るフライ級トーナメントを制し、新たなチャンピオンとなった。扇久保選手はバンタム級トーナメントも優勝しており、二階級トーナメントの覇者となった。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:13291)
サイコーの速報記事。良く伝わりました。