物語の鍵を握る、2種類の「メガシンカ」
最後に試遊させてもらったのは、本作の核心に迫るであろう「メガシンカ」の体験です。「メガシンカ」は、一部のポケモンだけが可能な「進化を超えた進化」。秘めた力を一時的に解放し、通常の進化を上回るパワーアップを遂げます。
「ポケットモンスター」シリーズのファンであれば、この進化システムの怖さを知っているはずです。
一体どういう怖さなのか。例えば、メガフーディンとメガギャラドスの図鑑の説明を読んでみましょう。
メガシンカに よって そのちからの すべてが サイコパワーに へんかん。
きんりょく さえも うしなった。
『ポケットモンスター サン』より メガフーディン
メガシンカが のうにも さよう。
すべてを やきつくす はかいの ほんのうしか のこっていない。
『ポケットモンスター サン』より メガギャラドス
本作にも登場するメガギャラドス/画像はポケモン図鑑公式サイトから
ただでさえ、存在に緊張感のある「メガシンカ」。
しかも本作では、トレーナーとの絆による通常のメガシンカとは別に、一部の野生ポケモンが突如メガシンカしてしまう「暴走メガシンカ」という現象が確認されています。
体験会では、新たに発見された「メガウツボット」が暴走メガシンカした「暴走メガウツボット」との戦闘をプレイ。自らのツルで喉元を縛り付けたその姿は、制御できないほどの強大な力が暴走していることを示唆しており、今作のストーリーを通して「メガシンカの謎」が深く描かれることを予感させます。
この戦闘は手持ちのポケモンを全て使う総力戦で、アクションとしての歯応えも十分。タイプ相性を考えなければ一瞬で体力を削られ、トレーナー自身も敵の攻撃を受けすぎるとゲームオーバーになってしまいます。
さらに地形の変化によるアクションも豊富。例えば暴走メガウツボット戦であれば、吐かれた毒が沼を形成し、その毒沼を踏んでしまうとダメージを受けてしまいます。地形のことも考えなくてはいけないため、しっかりと考えて行動しなくてはいけません。
ちょこまかと動き続けることができれば、直接の攻撃を避けることができる上、フィールドに落ちているメガエネルギーというリソースを補充し、自分のポケモンをメガシンカさせることができます。
操作は直感的で煩わしさが一切なくシンプル。すぐに操作に慣れて、戦況を常に把握することに集中できるため、ストレスのないやりごたえのある難易度でした。
ローリングで攻撃をかわすこともできる!
ともかく、アクションとして、そして物語として「メガシンカ」が本作の重要な役割を果たすことは間違いなさそうです。
短い体験会でしたが、シリーズの新たな挑戦となる革新的な要素をしっかりと感じることができました。
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