いれいす初のWセンターソングで会場はヒートアップ
夏の爽やかさやエモさを凝縮したバンドメンバー紹介のセッションタイムを越え、いれいすから感謝を伝えるセクションへ。
誘いこまれたのは、いれいす第二章を封切った「Promise」だ。《叶え続けよう I Promise》のリリックがグッと響いたのは、きっと勘違いではないのだろう。誓うように、祈るように、届くように、6人は言葉に重心をかける。《約束》と前に差し出された小指も力強く、これから先のいれいすを信じるに値するパワーが十分に宿っていた。
いれいす結成4周年記念ソングの「愛をありがとう」が迎え入れられる頃には、すでにライブは大団円。触れ合ったり視線を交わらせたりするメンバーの様子は、身震いするほどに尊くも美しい。《ありがとう》の想いを丁寧に、いれりすの心に降り積もらせたのだった。
このまま愛を噛みしめて、しんみりしっとりと終わるのも乙だが、なにせ本公演のタイトルは「えびばでぃ - 祭 - FESTIVAL !!」。エモさに浸ったままでは、終わらせてくれない。
いれいす初のWセンターソングである「人生謳歌」で会場を瞬時にヒートアップさせ、一気にフルギアまで踏み込んだ。みんなで練り上げる大合唱は、無限のパワーがほとばしるよう。最後には「Stay High!!」の一斉ジャンプでKアリーナを揺らし、《忘れられないほど 不思議な思い出》をそれぞれの記憶に焼き付けたのだった。
アンコールでまさかのヒャダイン いれりすとの約束を未来へ繋ぐ
ほどなくしてアンコールへ転じると、日本武道館ライブのリード曲である「星降るフェアリーテイル」を投入。客席をぐるっと練り歩き、目の前のキミと視線を合わせて、コミュニケーションを取っていく。
ラストのMCでは、ないこさんが「いれいすの夏ライブは“笑顔で帰ろう”というテーマなので、今日も最後まで笑顔を持って帰って、明日からも強く生きましょう」と投げかければ、Ifさんは「大好きなメンバーと大好きな君たちと一緒にライブが出来て、本当にこれ以上ないです。(マイクなしで)お前ら大好きだぞ!」と愛を叫ぶ。悠佑さんは「この人数を連れて、東京ドームに行くんで。マジでよろしく」と凛々しく野望を口にした。大トリでは「悠久休暇」によって、ハッピームードを創出。セリフをアレンジして遊びながら、明るく元気にアンコールを結んだのだった。
あまりにも多幸感に満ちていたので、このまま終わるのかと思われたが、なんとここでツアーダイジェストと祭りの神様からなるスペシャル映像へ。神様の声を担当したのは「いれサマ!!!!!!!」の作詞作曲を担当した“ヒャダイン(前山田健一)”さんという種明かしに会場には驚きの声が。いれりすにとっても予想外の流れだったのか、会場には喜びの声が響き渡る。
そして、この日2度目となる「いれサマ!!!!!!!」をドロップし、Wアンコールが繰り広げられた。メンバーのパフォーマンスにもいれりすのコールにも「すべてを出し切るぞ!」と言わんばかりの渾身のエネルギーが宿る。今ある力を全て出し切り、猛暑に負けない熱い夜をつくり上げたのだった。
ライブが全編終了し、メンバーが舞台から姿を消すと、スクリーンには「ここからは撮影OKです」の文字が登場。さらには「いれいすからの超重大発表」と前置きをし、「いれいす 5th Anniversary Online LIVE」の開催が知らされた。嬉しすぎる報告に、会場のいれりすは大興奮。2025年夏を盛り上げるだけでなく、未来にも約束を繋ぎ、「いれいす Summer Tour 2025『えびばでぃ - 祭 - FESTIVAL !!』」は幕を下ろしたのだった。
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