VTuber文化と民俗学の交差点を掘り下げる雑誌『Hukyu(ふきゅう)』(PLAN-B LLC.)が、6月30日(月)に創刊される。
創刊号では、「VTuberを続(つ)ぐ、民俗学で継ぐ」をテーマに、民俗学(および考現学)の視点を援用しながら、偏りのない多角的な視点でVTuberを捉え、記録し、普及することを目指す。
A5サイズ・全280ページのボリュームで、価格は税込2200円。公式通販での購入者には特典として「オリジナルしおり」が付属する。
VTuberを文化として記録する雑誌『Hukyu』
『Hukyu』の編集長をつとめるのは、“SNS上のまちの本屋さん”をテーマに掲げるオンライン書店・GAMABOOKSのVTuber・諸星めぐるさん。
諸星めぐるさんは普段から、民俗学をテーマにした動画やライブ配信を中心に活動しており、『Hukyu』も民俗学とVTuberという2つの領域への理解を深める構成となっている。
創刊号では、民俗学者の島村恭則さん(関西学院大学教授)をはじめとした専門家や研究者、九条林檎さんやコーサカさんなどVTuber26名以上による鼎談・インタビューを収録する。
多角的な視点でVTuber文化の現在をフィールドワーク
この他にも、「第一回VTuber川柳大賞」「VTuber俗語集」「ゾンビ先生と行く、ぽこピー聖地巡礼」など、文化の多層性を体感できるコンテンツも収録。
VTuber当事者、彼らを取り巻くファン、VTuberの運営会社、VTuberを対象とした研究者など、様々な視点を通じて、いまを生きるVTuberの「ありのままの姿」を記録することに努めたという。
『Hukyu』では、次号以降もバーチャル文化を記録し普及することを目指して活動していく。
なお、特設サイトでは、掲載内容の一部が先行公開されているので、興味のある人はぜひのぞいてみよう。

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