公式リーグ戦「デュエチューブリーグ」始動の狙い
プレイヤー発のYouTubeチャンネルが盛り上がり、インフルエンサーたちが続々と生まれていく。
そのムーブメントを尊重し、「デュエチューブ」ではそうした人気プレイヤーたちをゲストに招いた企画が頻繁に行われている。
「ただ、そうした企画だけを続けていくと内輪での盛り上がりになってしまうので、繋がりを広げるための挑戦として、『アルティメット・デュエマ・バトル(UDB)』や『デュエチューブリーグ』といった企画にも取り組んでいます」(デッドマン)
KAI-YOUもTCG&ホビーチャンネル「GOTCHA!」として出演した「UDB」は参加者応募型の企画。アルティメイターと呼ばれる強豪プレイヤーたちに参加者が挑んでいくというものである。
もう一方の「デュエチューブリーグ」は、2024年から始動した通年企画。強豪プレイヤーたちが中心となって3つのチームを組み、一年を通してリーグ戦を行う。
デッドマンさん曰く、後者の「デュエチューブリーグ」は「『デュエマ』ファンに対して情報発信するだけではなく、『デュエマ』ファンが盛り上がれる場所を新たにYouTube上につくろう」と、チャンネルの一つの柱としてはじめた企画だったという。
公式リーグ企画「デュエチューブリーグ」/画像は『デュエル・マスターズ』公式サイトより
「やっぱり、今は『デュエマ』を遊んでいないけれど、デュエチューブを見てくださっている方たちってたくさんいると思うんです。そういった既存プレイヤーではない視聴者たちも楽しめるもの、熱量を注げるものを増やすことで、全体として『デュエマ』自体も盛り上がり、ユーザーの増加に繋がっていくのではないかと考えています」(デッドマン)
第5回「UDB」を沸かせた声優界からの刺客
5月に公開された第5回「UDB」では、オリジナルのデッキで企画を沸かせたチャレンジャーがいた。YouTubeチャンネル「声優デュエマ部」から参加した菅原雅芳さんだ。
『デュエマ』のアニメシリーズに声優として参加しており、「UDB」では自らが声を担当したキャラクターたちの関連カードを使ったデッキでアルティメイターたちに挑んだ。
「『デュエマ』のアニメには『VS』シリーズ(2014年~2017年放送)から参加しているんですが、当時から小林由美子さん(切札勝舞、切札勝太など歴代主人公たちの声を担当)の家でキャストたちが集まって『デュエマ』をすることがあったんです。その集まりを『声優デュエマ部』と呼んでいました」(菅原雅芳)
アニメへの出演だけでなく、公式イベントへ自主的に参加するなど、『デュエマ』声優の中でも特に熱心なプレイヤーとして活躍してきた菅原雅芳さん。2025年1月に改めて、YouTubeチャンネルとして「声優デュエマ部」を再始動させた。
「元々は『Project声遊』というチャンネル名でいろんなことをしていたんですが、コロナ禍で休止してしまい、何かまたできることはないだろうかと模索していました。アニメの『デュエマ』も新シリーズになってキャストが入れ替わり、新しい仲間たちと交流する中で、また『声優デュエマ部』を動かすのはどうだろうかと考えたんです」(菅原雅芳)
チャンネルのコンテンツは、開封動画や対戦動画といったカードゲームチャンネルとしてはスタンダードな内容だが、アニメの声優たちが出演するという唯一絶対の特殊性がある。
大型大会にも参加するなどその本気っぷりもただならないが、なんといっても本人たちが楽しく遊んでいる様子が伝わってくるのが、『デュエマ』コミュニティから愛される一番の要因だろう。
菅原雅芳さん
「みんなで遊ぶことを目的に立ち上げたプロジェクトが元になっているので、『デュエマ』はもちろん、もっといろんなことでも遊んでいきたいと思います。また、今回の『UDB』のような公式の企画にもどんどん参加させていただきたいですし、よりその輪を広げてもっと盛り上げていきたいですね」(菅原雅芳)

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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:12625)
おもろいね