ライブ配信プラットフォーム「Kick」が、ストリーマー・関優太さんとの交渉決裂に端を発するSNS上でのKickへの批判などに対して、4月8日に公式Xを通じて声明を発表した。
関優太さんは4月4日、自身の配信上でKickとの契約交渉が破談となったと発表。Kick側から収益の公表やユーザーの誘導を契約条件として求められ、「日本の配信者をナメてる」と感じたことを明かしていた。
関優太が言及した収益公開、Kick「強要したことは一度もない」
Kickは今回の声明で「日本人配信者の皆さまに対して無礼な意図を持ったことは一切ございません。本件により誤解が生じてしまったことにつきましては、大変心苦しく思っております」と釈明。
一方で、関優太さんが配信で言及した、収益性の高さをアピールするプロモーションの打診については、「あくまで今回の取り組みに関連する一つの案として提示したもの」として、提案自体は認めている。
Kick Japanが発表した声明/画像は公式Xから
その上で、現在Kickで活動する配信者たちが積極的に収益を公開していることに対しては「すべて配信者ご自身の判断によって行われているもの」「強要したことは今まで一度もございません」と釈明した。
なお、関優太さんについては「関優太氏がオファーを見送られたというご判断は尊重しております。今後のご活躍を心より応援しております」とコメントしている。
収益性の高さで注目を集める配信サービス・Kick
Kickは、2022年にサービスが開始されたライブ配信プラットフォーム。
手数料の低さ(一般的な配信サービスは10%だがKickは5%)や、成果報酬型プログラム「Kickクリエイターインセンティブプログラム」を中心とする収益性の高さが注目を集めている。
そのため、現在主流のYouTube LiveやTwitchなどに続く新たな配信プラットフォームとして話題に挙がることも多い。
実際にコレコレさん、もこうさん、けんきさん、ファン太さんといった既存のプラットフォームでポジションを築いている配信者たちも、Kickでの配信を行っている。
一方、オンラインカジノ「Stake」の設立者がKickへと出資していることから、SNS上ではレピュテーションリスク(企業の信用やブランドが毀損されるリスク)を懸念する声も少なくない。
なお、Kickの今回の声明では「SNS上で拡散されているKickに関する情報の中には、事実と異なる内容や誤解を招く投稿も多く見受けられます。どうかそのような情報を鵜呑みにせず、冷静なご判断をいただけますと幸いです」と綴られている。

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4件のコメント

匿名ハッコウくん(ID:12470)
ニコニコ生放送から行った人等はいくら稼いだって自慢ばかりしてますが。
匿名ハッコウくん(ID:12455)
関さんはKickについてメリットもデメリットも話していたのに『交渉決裂』と批判て、そんな偏向報道的な切抜き方をした記事を書いたのは当サイトKAI-YOUな訳なんだがその辺どう思ってるの?
KAI-YOUがあんな記事書いたからKick Japanがわざわざ声明文を出したとしか思えないんだが?
あの声明文でKickが関さん獲得に本気であったということとKickなりの誠意の表れが見受けられたと思う。
匿名ハッコウくん(ID:12453)
・アニメや映画、他プラットフォームのリアタイ配信を流してもBANされない
・ニコニコなどから追い出されるレベルの配信者らが集まってる
・迷惑系YouTuberを囲っている
どう見てもヤバい