10月4日(日本は10月11日)から公開中の映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が、早くも米国AmazonのPrime Videoなどで配信されると、米IGNが10月16日に報じた(外部リンク)。
現在、米Prime Videoの配信ページへアクセスすると、同作の配信日は「Release Date: October 28, 2024 9:00 PM PDT」と表示されており、米国太平洋標準時で10月28日21時から配信されるようだ。
2019年に公開された前作『ジョーカー』は、世界での興行収入が1500億円を突破。第92回アカデミー賞では主演男優賞・作曲賞を受賞するなど世界的に評価された。
その続編である『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、アメリカで10月4日から、日本では10月11日から公開中。しかし、アメリカでは公開2週目以降の興行収入が減少しており、苦戦が報じられている。
レディー・ガガも出演する『ジョーカー』続編
『ジョーカー2』こと映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、DCコミックスの人気ヒーロー・バットマンの宿敵として知られるヴィラン・ジョーカーを描いた物語。
2019年公開の『ジョーカー』から引き続き、その怪演で米国アカデミー賞の主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスさんがジョーカーを演じる。
今作ではさらに、コミックスにおいてもジョーカーと深い関係を持つヴィランのハーレイ・クインをレディー・ガガさんが演じている。
米国では公開2週目で興行収入が激減
前作『ジョーカー』は世界で興行収入10億ドル(1600億円)、アメリカでは3億ドル(500億円)、日本でも50億円と、世界的に高く評価され商業的にも成功を収めた。
それだけに、公開前から続編として大きな注目を集めていた『フォリ・ア・ドゥ』だが、アメリカでは公開初週に興行収入3700万ドル(約55億円 ※こちらも前作の9600万ドルに及ばないが)を記録するも、翌週には700万ドル(約11億円)へ激減。
映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では高評価のレビューが32%(外部リンク)。同じくレビューサイトの「Metacritic」でも評価スコアの平均点が45点(外部リンク)。作品の評価という点でも賛否が分かれている。
日本では、10月11日に公開されると、初週に観客動員数ランキングで2位(洋画としては1位)を記録。10月21日までに、累計45万5000人を動員し、興行収入8億5700万円を突破している。
『フォリ・ア・ドゥ』の赤字は2億ドルとの報道も
米メディア・Varietyは、現状のまま推移すると『フォリ・ア・ドゥ』が、劇場公開時点では最大2億ドルの赤字を計上する可能性があると報じている(外部リンク)。
一方、同じ記事では、Varietyの記述がライバル会社の幹部による推計をもとにしていることに対して、配給のワーナー・ブラザースから「匿名の『内部関係者』や『ライバル会社の幹部』が示唆する推定はどれも大きく間違っており、噂が事実として報道される傾向が続いている」とのコメントが寄せられている。
Prime Videoをはじめとする早期のデジタル配信には、この損失をカバーするためのものだとする見方もある。
なお、現状日本のPrime Videoには『フォリ・ア・ドゥ』のデジタル配信ページは掲載されておらず、デジタル配信の予定は明らかになっていない。
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