小説投稿プラットフォーム「小説家になろう」を運営する株式会社ヒナプロジェクトが、代表取締役及び取締役の変更を知らせている。
この変更により、2024年2月29日付で代表取締役社長及びヒナプロジェクトの創業メンバーだった梅崎祐輔さんと平井幸さんが退任。
同年3月1日より、新たな代表取締役社長として青山侑矢さん、取締役に塩川和就さんが就任した。
「ユーザーへの収益還元」機能を示唆
3月2日、「小説家になろう」は20周年イベントを東京都港区のニューピアホールで実施。新社長も登壇し、催しや発表が関係者やユーザーに対して行われたほか、かねてより待望されていた「ユーザーへの収益還元」が行える機能の実装を示唆。
2023年11月30日には、男性向けR-18イラストサイト「onaco」をリリース。2024年1月16日には「小説家になろう」のコア機能であるランキング機能をリニューアルするなど、大きな動きが続いていた。
コンテンツ業界に多大な影響を与える個人発サイト
「小説家になろう」は2004年4月2日に前代表の梅崎祐輔さんの個人開発サイトとしてリリース。KAI-YOU Premiumでの2019年の取材時点で、1カ月20億PV、UU(ユニークユーザー)1400万人を記録。
国内最大級の小説投稿プラットフォームとして知られ、「なろう系」「異世界転生」等と呼ばれる新たな小説ジャンル及びムーヴメントを生み出すまでに至っている。
『薬屋のひとりごと』や『転生したらスライムだった件』はじめ、「小説家になろう」の投稿作品がアニメ化されるケースも多く、個人発サイトながら現在はコンテンツ業界に多大な影響を与えている。
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