現代美術作家・ヤノベケンジさんによる作品「SHIP’S CAT」シリーズの新作「BIG CAT BANG」が、銀座エリア最大の商業施設・GINZA SIXに展示される。
展示場所は2階中央に位置する吹き抜け空間。この空間を、地球を含む銀河と捉え、無数の宇宙猫が空を舞う。そこに浮かぶ宇宙船は、岡本太郎さんの代表作・太陽の塔へのオマージュになっている。
ヤノベケンジさんは1970年の大阪万国博覧会の跡地である大阪の茨木市で育ち、幼少期に「廃墟化した万博」を体験。その中にそびえ立ち続ける「太陽の塔」に大きな影響を受けたという。
「BIG CAT BANG」
また、4階には「SHIP’S CAT」シリーズの彫刻作品を展示する。展示の期間は2024年4月5日（金）から2025年夏まで。
ヤノベケンジによる「SHIP’S CAT」シリーズ
社会的なメッセージとユニークさをあわせ持つ機械彫刻や巨大彫刻で知られる、日本を代表する現代美術作家・ヤノベケンジさん。
旅をしながら福を運ぶ猫「SHIP’S CAT」シリーズは、2017年から制作を開始。
大航海時代の長い航海に乗船した船乗り猫をモチーフにした「SHIP’S CAT」には、混迷する世界においても人々や若者の旅を導いてほしいという願いが込められている。
「SHIP'S CAT(Muse)」
福岡からはじまり、2018年のフランス・ルーヴル美術館別館カルーゼル・デュ・ルーヴルでの展示、中国・上海での恒久設置、瀬戸内や大阪、京都、台湾・屏東と、国内外の各地を旅するように巡ってきた。
「SHIP’S CAT」のグッズや新作のメイキングブックを販売
新作「BIG CAT BANG」の展示を記念して、シリーズのグッズをGINZA SIX限定で先行販売する。
キタンクラブによるフィギュアやカプセルトイ、TシャツのほかGINZA SIXでしか手に入らないオリジナルアイテムなどをラインナップする。販売期間は4月5日〜14日（日）まで。
販売グッズの一つ、GINZA SIXでの作品展示に使われるフィギュアのレプリカ「SHIP’S CAT (Flying) Figure mascot」
また、「BIG CAT BANG」のメイキングブック（日英バイリンガル表記）も先行販売。ヤノベケンジさんと岡本太郎記念館の平野暁臣館長との対談、後藤繁雄さんによるヤノベケンジさんのインタビューを収録する。
本書は先行販売の終了後、4月15日（月）から銀座 蔦屋書店（GINZA SIX 6階）ほかで販売される。
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