ゲーム『DEATH STRANDING』実写映画化 A24とコジマプロダクションが共同制作

ゲーム『DEATH STRANDING』実写映画化 A24とコジマプロダクションが共同制作
ゲーム『DEATH STRANDING』実写映画化 A24とコジマプロダクションが共同制作

A24との共同制作で『DEATH STRANDING』の実写映画化を発表した小島秀夫さん/画像はコジマプロダクションの公式サイトより

コジマプロダクションが、アクションゲーム『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』の実写映画を、映画制作・配給会社のA24と共同制作することを発表した。

これは、12月16日(土)のコジマプロダクション設立8周年に先駆けて公表されたもの。

同社を率いるゲームクリエイターの小島秀夫さんは、今回の実写映画制作について「A24とのコラボは、映画業界だけではなく、ゲーム業界や“デジタルのエンタメ”の未来を大きく変えるだろう」とコメントしている。

アメリカで生き残った人々の”つながり”を描く『DEATH STRANDING』

『DEATH STRANDING』は、コジマプロダクションが初めて手がけたゲームタイトル。配達をテーマに、荒廃したアメリカ大陸で生き残った人々の“つながり”を描く。
DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT ファイナル・トレーラー
2019年にPlayStation 4用ソフトとして発売され、ストーリーだけでなくリアルな山岳の風景やその勾配、道の荒れ方が配達の難易度を左右するなど、ゲームデザイン自体も高い評価を獲得。

2019年の「The Game Awards」ではBest Game DirectionやBest Score/Music、Best Performanceなどの賞を受賞した。

また、2022年には続編となる『DEATH STRANDING 2』の制作が発表されている。

『エブエブ』や『ミッドサマー』などヒットを飛ばすスタジオA24

『DEATH STRANDING』については、2022年にも映画化決定の情報が、主にDeadlineやVarietyなどの海外メディアで報じられていた。

当時の報道では、アメリカのスタジオ・Hammerstone Studiosが全額出資し、同社のAlex Leboviciさんと小島秀夫さんがプロデューサー、KOJIMA PRODUCTION USと映画監督のAllan Ungarさんがエグゼクティブプロデューサーをつとめるとされていた。 今回、正式に共同制作が発表されたA24は、2023年の第95回アカデミー賞で作品賞や監督賞を含む最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(略称『エブエブ』)で知られる映画制作スタジオ/配給会社。

2023年に『バービー』がヒットしたグレタ・ガーウィグさん初の単独監督作『レディ・バード』や、アリ・アスター監督の怪作『ミッドサマー』なども手がけている。

【小島秀夫さんコメント】

A24――およそ10年前に誕生した瞬間から、「A24でしかありえない」独自性と存在感を放っている稀有な存在。

彼らが贈りとどけるものはどれも素晴らしく、ぼくは、ずっと注目し、共感していた。どこかコジマプロダクションにも通じる姿勢を感じていた。そんな彼らとDSの映画を創る。すでに世の中には「ゲームの映像化作品」は溢れている。

しかし、ぼくら(A24とKJP)が創造するのは、ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ。

映画であることの意味に満ちた、映画にしかできない、誰もみたことのないDEATH STRANDINGの世界が生まれる。A24とのコラボは、映画業界だけではなく、ゲーム業界や“デジタルのエンタメ”の未来を大きく変えるだろう

この記事どう思う?

この記事どう思う?

小島秀夫監督の最新ニュース

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。