これは、12月16日(土)のコジマプロダクション設立8周年に先駆けて公表されたもの。
同社を率いるゲームクリエイターの小島秀夫さんは、今回の実写映画制作について「A24とのコラボは、映画業界だけではなく、ゲーム業界や“デジタルのエンタメ”の未来を大きく変えるだろう」とコメントしている。
アメリカで生き残った人々の”つながり”を描く『DEATH STRANDING』
『DEATH STRANDING』は、コジマプロダクションが初めて手がけたゲームタイトル。配達をテーマに、荒廃したアメリカ大陸で生き残った人々の“つながり”を描く。2019年の「The Game Awards」ではBest Game DirectionやBest Score/Music、Best Performanceなどの賞を受賞した。
また、2022年には続編となる『DEATH STRANDING 2』の制作が発表されている。
『エブエブ』や『ミッドサマー』などヒットを飛ばすスタジオA24
『DEATH STRANDING』については、2022年にも映画化決定の情報が、主にDeadlineやVarietyなどの海外メディアで報じられていた。当時の報道では、アメリカのスタジオ・Hammerstone Studiosが全額出資し、同社のAlex Leboviciさんと小島秀夫さんがプロデューサー、KOJIMA PRODUCTION USと映画監督のAllan Ungarさんがエグゼクティブプロデューサーをつとめるとされていた。 今回、正式に共同制作が発表されたA24は、2023年の第95回アカデミー賞で作品賞や監督賞を含む最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(略称『エブエブ』)で知られる映画制作スタジオ/配給会社。
2023年に『バービー』がヒットしたグレタ・ガーウィグさん初の単独監督作『レディ・バード』や、アリ・アスター監督の怪作『ミッドサマー』なども手がけている。
【小島秀夫さんコメント】
A24――およそ10年前に誕生した瞬間から、「A24でしかありえない」独自性と存在感を放っている稀有な存在。
彼らが贈りとどけるものはどれも素晴らしく、ぼくは、ずっと注目し、共感していた。どこかコジマプロダクションにも通じる姿勢を感じていた。そんな彼らとDSの映画を創る。すでに世の中には「ゲームの映像化作品」は溢れている。
しかし、ぼくら(A24とKJP)が創造するのは、ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ。
映画であることの意味に満ちた、映画にしかできない、誰もみたことのないDEATH STRANDINGの世界が生まれる。A24とのコラボは、映画業界だけではなく、ゲーム業界や“デジタルのエンタメ”の未来を大きく変えるだろう
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