本作の監督・脚本を担当するのは、ダニエル・ラドクリフさんが主演をつとめた映画『スイス・アーミー・マン』で知られるダニエル・クワンさんと、ダニエル・シャイナートさんによるコンビ・ダニエルズ。
プロデュースは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』で知られるルッソ兄弟が担当。
本年度の第95回アカデミー賞で最多となる10部門11ノミネートが発表されている注目作であり、日本では3月3日(金)よりで全国ロードショーされる。
マルチバースを脅かすのは…実の娘?
ある日、国税局からも難癖をつけられてしまい我慢の限界に達しそうになるエヴリンの前に、突如「別の宇宙から来た」と語る夫とそっくりな男・ウェイモンドが登場。「全宇宙にカオスをもたらす“強大な悪”を倒せるのは君しかしない」と告げられる。
混乱するエヴリンだったが、ウェイモンドの語る悪の正体が娘のジョイだと知り、愛する家族を守るため、そして全宇宙を救うべく、並行世界(マルチバース)に存在する、カンフーの達人など違う人生を歩む自分自身の力を駆使し、戦いに身を投じていく。
はちゃめちゃさはまるで劇場版「クレしん」、日本アニメからの影響
『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』でボンドガールをつとめたことで知られる大女優すら困惑させるカオスさと、心温まる家族愛を兼ね備えた脚本は、映画ファンから「まるで劇場版『クレヨンしんちゃん』のようだ」とする声も上がっている。
実際に監督・脚本をつとめるダニエルズの2人は、「本作は湯浅政明監督や今敏監督、宮崎駿監督まで、日本のアニメ作品などあらゆるものからインスピレーションを受けて作った」と、アニメ『クレヨンしんちゃん』に長年携わってきた湯浅政明さんへのリスペクトを公言している。
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