2022.11.09 18:41
都築陵佑
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『岸辺露伴は動かない』／画像はNHK公式サイトより

NHKドラマ『岸辺露伴は動かない』の第3弾の放送が決定した。

12月26日（月）に第7話「ホットサマー・マーサ」、翌日27日（火）に第8話「ジャンケン小僧」が、2夜連続でそれぞれ22時より放送される。

原作『岸辺露伴は動かない』は、荒木飛呂彦さんの漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する漫画家・岸辺露伴を主人公とするスピンオフ作品。

「ホットサマー・マーサ」は3月に刊行された雑誌『JOJO magazine 2022 SPRING』に掲載されたエピソード、「ジャンケン小僧」は『ジョジョ』第4部本編のエピソードを原作としている。

『ジョジョ』スピンオフ作品を高橋一生主演でドラマ化

相手を本にする特殊な力「ヘブンズ・ドアー」を持つ漫画家・岸辺露伴が、取材先で遭遇する奇妙な事件・現象をホラーサスペンス風に描く『岸辺露伴は動かない』。

そのドラマ版では、主演の高橋一生さんが強い執着と狂気、憎めないチャーミングな一面をあわせもつ岸辺露伴を見事演じきったことで話題となった。

これまでに第1弾として「富豪村」「くしゃがら」「D・N・A」の3エピソードが2020年12月、第2弾として「ザ・ラン」「背中の正面」「六壁坂」の3エピソードが2021年12月に放送されている。

高橋一生「ジャンケン小僧は体験したいエピソード」

第1弾・第2弾に引き続き、脚本は小林靖子さん、音楽は菊地成孔さん、人物デザイン監修は柘植伊佐夫さんが担当。編集者・泉京香役は飯豊まりえさんが演じる。

また、第7話「ホットサマー・マーサ」ではイブ役に古川琴音さん、第8話「ジャンケン小僧」では大柳賢役に柊木陽さんらがゲスト出演する。

なお、高橋一生さんは「ジャンケン小僧」について、雑誌『JOJO magazine 2022 SPRING』に掲載されたインタビューの中で「（ドラマの）続編をやらせていただけるなら露伴を通して体験したいエピソードです」と語っていた。

【高橋一生さんコメント】

2020年にこの作品に参加させて頂いた時は此処（ここ）まで多くの方に期待して頂ける作品になるとは思いもしませんでした。
原作を愛するファンの皆さんを思えば思うほど、誰の顔色も伺わない純粋な思いを俳優部として露伴と作品に注いできました。

露伴が口にするリアリティとは、現実にはあり得『ない』ことではなく、現実にあり得る『かもしれない』ことであり、彼は自分の世界と可能性を拡げる為にリアリティを求めて世界と向き合うのかもしれません。
現実を決めつけない彼のしなやかで強い姿勢は、作品を通して僕にも多分に影響を及ぼしました。

実際、第1期の撮影時から世界は変わりましたし、現実にはあり得ない、起こりえなかったはずのことが立て続けに現実になりました。
その世界に納得出来ずとも尚、現実を受け入れ、更新し、向き合っていく。露伴ならどうするでしょうか。

3期目になり、当初と変わらない円熟したこの作品のチームは、原作漫画世界に敬意を払いながら、現実にあり得るかもしれない、と見て下さった方々に思って頂ける説得力の構築を実写化の意義と感じながら作品作りをしてきました。
思いははじめから変わっていません。
引き続き、このあり得るかもしれない奇妙な世界をお楽しみ頂けたらと思います。「岸辺露伴は動かない」第３弾放送日・エピソード・ゲスト出演者決定のお知らせ