連載 | #27 コミックマーケット100特集

羽海野チカが23年ぶりコミケ出展 マフィア梶田も売り子に「参加できた自分は果報者」

マフィア梶田「疎遠になっていたコミケ。参加できた自分は幸せ者」

当日サークルスペースに立っていたのは、羽海野チカさんの代表作のひとつ『ハチミツとクローバー』連載時に協力していた書店員の方々や、『Fate/Grand Order』のカルデア職員に扮したマフィア梶田さんら。

20年以上ぶりのサークル参加にもかかわらず、スピーディーな受け渡しは圧巻。Twitter上でも、素早い対応やスタッフ陣に対する賞賛の声が多く上がっていました。 一部では精鋭部隊とも評された「海の近くの遊園地」の面々。中でもビジュアル的に一際注目を集めたのがマフィア梶田さん。朝から完売まで、サークルスペースの中を忙しなく動いていた姿が印象的でした。

YouTubeチャンネル「マフィア梶田」「マフィア梶田と中村悠一のわしゃがなTV」などのほか、近年は俳優・声優としても活動。アニメ・ゲーム関連イベントではMCをつとめることも多いながら、「この業界で働き出してからコミケとは疎遠だった」と言います。

マフィア梶田さん

「今回は羽海野先生の代理として現場に立たせていただきましたが、サークル側でコミケに参加するのは初めての体験でした。なによりビックリしたのが尊敬してやまない『竹箒』さんや『ワダメモ』さんと同じシャッター前に配置されたことで、コミケという特別なお祭りでこのような体験ができた自分は果報者です

マフィア梶田さんによれば、サークルスペースのスタッフは羽海野チカさんの知り合いと自身の知り合いとの合同チーム。コミケやイベント経験者が集まったことで、「スピーディーな受け渡しができてよかった」と安堵します。

「実は、仕事だとコミケにはほぼ来たことがなかったんです。学生時代に一般参加したことはあるんですけど、この業界で働き始めてからは疎遠になっていた。だからこそ、節目のタイミングで、貴重な経験ができて心から楽しかったです」

それでも前日は「一睡もできなかった」と笑いながら語るマフィア梶田さんに、印象的だったコミケを聞いてみました。

「自分の世代だと、当時コミケに参加していた頃は『涼宮ハルヒの憂鬱』が大ブーム。ハルヒのぬいぐるみだったと思うんですけど、それを買うために並んだ記憶があります」と、懐かしき青春の思い出を振り返りました。
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コミックマーケット100特集

2022年8月13日(土)・14日(日)の2日間にわたって東京ビッグサイトの東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)で開催される「コミックマーケット100」(C100)を特集。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で中止・延期を経て、2021年12月に2年ぶりに現地開催された世界最大級の同人誌即売会が迎える、記念すべき100回目。 冊子版カタログの復活、ワクチン・検査パッケージの非導入、東西エリアの移動制限解除、そして来場者数上限を8〜9万人に引き上げ──。 1975年の第1回開催以来、コロナ禍という特殊な状況でも歩みを進めるコミケ。サークル、コスプレ、一般参加者、さらには準備会と全参加者を追う。

夏コミの熱気を感じるサークル・コミケetc.

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