戦いを終えて…語られた“3年ぶりの高ラ”
3年の空白期間を経て行われた今大会では、シーンの変化も際立った。漢 a.k.a. GAMIさんは、古き良きスタイルを大事にしているラッパーもいる一方で、表現方法が多彩になってきていると評した。 同じく呂布カルマさんも、ヒップホップ=ストリートの現場主義という価値観がこの3年間で崩れたと指摘。 若きラッパーたちのスタイルは、審査員の目にも新鮮に映ったようだ。
そして、かねてより高校生RAP選手権の審査員を務めてきたMARIAさんは高校生という「若さ」が織りなす、大人のバトルじゃ見られない彼らの魅力を「儚さ」と表現し、健闘を讃えた。 第16回大会の覇者であるRed Eyeさんは、偶然にも同じく「RED」の名を冠し、今大会を制したラッパー・REDWINGさんについて「戦い方がヒップホップ」と、彼のバックボーンからなる言葉を大きく評価していた。 児童養護施設で育ち、別れた父を探すため高校生RAP選手権で名前を売ることを誓ったREDWINGさん。
決勝戦で戦ったのは、すでに数々のMCバトルに参加し、優勝候補と目されていたRunLineさんだ。 延長戦にまでもつれ込んだ接戦。その直後にうかがった両MCの本音。
熱戦を繰り広げたMCたちへのインタビューと、第17回高校生RAP選手権の舞台裏。その全容は動画でご覧になってほしい。
密着『高校生RAP選手権』 選手たちの舞台裏、審査員が見た儚さ
ヒップホップの現場から
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