日本に「Webtoon」文化を──ピクシブ、専門スタジオと縦スクロール漫画事業開始

日本に「Webtoon」文化を──ピクシブ、専門スタジオと縦スクロール漫画事業開始
日本に「Webtoon」文化を──ピクシブ、専門スタジオと縦スクロール漫画事業開始

Photo by ROBIN WORRALL on Unsplash

ピクシブとWebtoon専門スタジオ・LOCKER ROOMが、縦スクロールのフルカラーデジタルコミック・Webtoon(ウェブトゥーン)作品の共同制作プロジェクト「THE NEXT WEBTOON PROJECT Vol.1」を開始する。

海外発のWebtoonヒット作品が多いなか、日本のWebtoon文化を生み出すべく、複数のWebtoon作品の企画・制作を進めており、完成後は漫画サービス・pixivコミックに掲載。

多くの読者に読まれた作品は、pixivコミックや他の漫画サービスで連載が開始される。

韓国から広まる新たな漫画の形式「Webtoon」

Webtoonは、スマートフォンでの表示に適した手軽に読める漫画として、韓国から広まった新たな漫画の表現形式。Netflixで配信されて日本でも人気となった韓国ドラマ『梨泰院クラス』も、原作はWebtoon作品として知られている。

ここ数年で日本でも人気となっているWebtoonだが、pixivコミックでも「タテヨミ作品」という名称で、3月14日から作品の連載がスタートしている。 ピクシブとLOCKER ROOMが共同で企画を進めている理由は、日本発のヒット作品やWebtoonクリエイターを生み出すため。現状日本におけるWebtoonは、海外発の作品やクリエイターの活躍が目立っていることが背景にある。

なお今回の共同企画の施策の一つとして、作品の連載だけでなく、Webtoonの制作に参加するクリエイターをLOCKER ROOMのリクルートページで募集している(外部リンク)。

ピクシブとLOCKER ROOMからのコメント

ピクシブ株式会社IPクリエイション事業部事業部長・石井真太朗さんのコメント
ピクシブはどんな表現も気軽に投稿できる世界をめざして日夜努力を続けています。新しい表現方法として確立されつつある「Webtoon」も、他の表現と同じように、受け入れられる世界を作らなければ、という使命感から本プロジェクトに取り組んでいます。LOCKER ROOM様は、関わるクリエイターの皆様への金銭的な還元はもちろん、「文化の継続」を念頭に置かれていて、本プロジェクトを共同で進めていくのにふさわしいパートナーだと感じています。一緒にWebtoonへの『憧れ』を生んでいきましょう!

株式会社LOCKER ROOM代表取締役・朝岡優太さんのコメント
「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」を掲げているピクシブ様は、日本最大級のイラスト投稿サイトの運営をされています。我々は、世界でヒットするような日本発のWebtoon作品を生み出すには、素晴らしいクリエイターの存在が必要不可欠と考えています。pixivに登録されているクリエイターの皆様や弊社所属のクリエイターたちと共に、オリジナルWebtoonコンテンツを作っていければと思っております。ピクシブ様と共同企画ができることを心から嬉しく思います!

いろんな視点から見た漫画という文化

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