イラストコミュニケーションサービス・pixivを運営するピクシブ株式会社が8月21日、「著名イラストレーターを装ったSNS上の勧誘にご注意ください」と題した声明を発表した。
声明によれば、SNS上などで著名イラストレーターになりすまし、イラストコミュニティへの勧誘活動を行うアカウントの情報が、ピクシブ社に寄せられているという。
また、そのコミュニティ内にはピクシブ社員を騙ったアカウントも存在している模様で、同社は「当該コミュニティとまったく関係がございません」と説明。注意を呼びかけている。
LAMなど複数のイラストレーターがなりすまし行為への注意を喚起
声明の発表にあたって、ピクシブ社は調査を実施。その結果「当該コミュニティで著名なイラストレーターを名乗っている人物がご本人であると確認できたもの」は声明発表時点で存在しないと結論付けている。
実際、pixivのXの投稿を引用する形で、藤ちょこさん、フカヒレさん、美和野らぐさん、赤倉さん、大熊まいさんといった複数の人気イラストレーターから注意喚起の投稿が行われている。
イラストレーター・LAMさんは「LAMやLAMの家族を名乗る人にイラストを教えると誘われた」「TikTokでLAMが配信やコメントをしていた」との報告があったと説明。自身がXのアカウントで告知するもの以外は偽物であると注意を呼びかけた。
ピクシブ、なりすましや詐欺に注意喚起 法的措置も検討
ピクシブ社に寄せられている情報によれば、勧誘が行われている該当コミュニティには著名イラストレーターを騙るアカウントが複数参加。
添削や技術指導、参加者の個人情報の取得する行為や無断使用した著作物の商品販売などが行われているという。
ピクシブ社は調査を進めるとともに、法的措置も検討。ユーザーに対しては、なりすましや詐欺への注意を促し、被害にあった場合には警察に相談するよう呼びかけている。
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