神田沙也加さん死去 『アナ雪』『SAO』など声優としても活躍

俳優／歌手／声優の神田沙也加さんが、12月18日に35歳で亡くなった。各紙の報道のほか、公式サイトに掲載された「神田沙也加に関するお知らせ」でも訃報が伝えられている。

所属事務所・ローブの代表取締役・蒲池光久さん名義の発表によれば、「2021年12月18日午後9時40分、神田沙也加（享年35歳）が急逝いたしました」と報告。

その上で「応援してくださったファンの皆様、お世話になった関係者の皆様にこのようなご報告を差し上げることは大変残念でなりません。私共もまだ信じ難く、受け止めることができない状況でございます」とコメント。

最後には「詳しい状況は現在調査中ですが、マスコミの皆様におかれましては、ご親族への取材や、憶測での記事掲載などはご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます」と結んだ。

『アナ雪』『SAO』声優としても活躍

神田沙也加さんは1986年10月1日生まれ、東京都出身。俳優・神田正輝さんと歌手・松田聖子さんの長女として知られ、2001年にCMで芸能界デビューを果たした。

歌手・俳優に加え、2003年に舞台『Into the Woods』の出演以降は舞台を中心に活躍。2018年には優れた芸術家らを表彰する第43回菊田一夫演劇賞を受賞した。

2012年以降は声優としても活躍しており、同年にTVアニメ『貧乏神が！』艶光路撫子役でデビューすると、2014年にはディズニー映画『アナと雪の女王』で日本語吹き替え版で主人公・アナ役を担当。第9回声優アワード主演女優賞も受賞している。 アニメファンからも知られる存在となる中、2017年2月に公開された『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』で、物語の鍵を握るARアイドルの歌姫・ユナ役に抜擢。

出演にあたって当時は「声優として全然まだまだなのですが、これだけ人気のある作品にプロフェッショナルの声優さんの中でやらせて頂くということは、ゲストキャラクターであってもきちんとやらないと、と身を引き締めました」とコメントしていた。 劇中ではユナの歌唱も担当しており、「『ソードアート・オンライン』はすごく人気のあるシリーズなので、その中の世界に入れることが嬉しかったです。実際の生活でアイドルになったことがないので、映画の中でアイドルのキャラクターを存分に楽しませて頂きました」と、アフレコを振り返っていた（外部リンク）。

舞台に音楽、漫画原案も

その後も2021年1月に放送されたメディアミックスプロジェクト「IDOLY PRIDE（アイドリープライド）」のTVアニメでは、新キャラクター・長瀬麻奈を担当するなど、声優としても継続的に出演していた。

音楽面では、ソロアーティストとしてだけでなく、『月蝕會議』でも知られるギタリスト・BillyさんとのTRUSTRICK（トラストリック）や、黒崎真音さんとのALICes（アリセス）といったユニットでも活動。

また最近では“もし神田沙也加がボカロキャラになったら”をテーマにしたボカロカバーアルバムを定期的にリリースしている。

ほかにも2021年6月からは、FODのオリジナルコミック『Children’s Project-チルドレンズプロジェクト-』で原案を担当するなど、現在進行形で活躍の幅を広げていた。

神田沙也加に関するお知らせ
2021.12.19

これまで神田沙也加を支えてくださった皆様にご報告させていただきます。
2021年12月18日午後9時40分、神田沙也加（享年35歳）が急逝いたしました。

応援してくださったファンの皆様、お世話になった関係者の皆様にこのようなご報告を差し上げることは大変残念でなりません。私共もまだ信じ難く、受け止めることができない状況でございます。

詳しい状況は現在調査中ですが、マスコミの皆様におかれましては、ご親族への取材や、憶測での記事掲載などはご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます。

株式会社 ローブ
代表取締役　蒲池 光久 公式サイトより

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