このコラボでは、作家が「はじめて〇〇したときに読む物語」をテーマに小説を書き下ろし、これらの小説を原作とした楽曲をYOASOBIが順次発表していく。
2022年2月16日(水)には、この4作品をまとめたアンソロジー本『はじめての』を水鈴社より刊行することも予定している。本体価格は1650円(税込)頁数は224ページ。
ユニット・YOASOBIが直木賞作家とコラボ
2021年1月にリリースした1st EP『THE BOOK』は、「小説を音楽にする」というコンセプトを表現した仕様で注目を集め、オリコンデジタルアルバムランキングでは5週連続1位を獲得。加えて本日12月1日には『THE BOOK 2』もリリースされる。 今回の連続コラボで彼らが歌う楽曲の原作となる小説は4作。
「はじめて人を好きになったとき」をテーマにした島本理生さんの『私だけの所有者』、「はじめて家出したとき」をテーマにした辻村深月さんの『ユーレイ』、「はじめて容疑者になったとき」をテーマにした宮部みゆきの『色違いのトランプ』、「はじめて告白したとき」をテーマにした森絵都の『ヒカリノタネ』。
読者には納得の、作家ごとの作風が反映されたテーマ。小説も音楽も楽しみな組み合わせになっている。
作家ファン、小説ファン、YOASOBIファンがともに楽しめる壮大なコラボ。これまで小説に触れることの少なかった人も、この作品たちから様々な「はじめて」を味わえる機会となっている。
YOASOBI・作家4名よりコメント
YOASOBI コメント
コンポーザー・Ayaseさん
こんなにも豪華な作家陣の皆さまに原作を書きおろしていただけたことが素直に嬉しいです。
皆さまがそれぞれ小説に込めてくださった想いを溢すことなく汲み取って、YOASOBIというフィルターを通し、自分たちが一番カッコいいと思える音楽という形で楽しんでアウトプットすることができたらと思っています。
YOASOBIボーカル・ikuraさん
私が小説を読むきっかけをくださった作家さんや、高校時代にたくさん親しんできた作家さん達とこうして一緒に作品を作ることができて嬉しい気持ちでいっぱいです。
素敵な4つの物語と、それらを原作としてAyaseさんが紡いだ曲に一生懸命向き合って、私なりの歌を乗せていきたいと思います。
島本理生さん コメント
初めての挑戦をたくさん詰め込んだら、むしろ自分の原点とも言うべき、好きな人との物語になりました。恋よりも強い絆で結ばれた「私だけの所有者」にこの短編で出会ってください。
辻村深月さん コメント
人は誰でも、その出会いの前と後で人生が変わってしまうような一生モノの出会いの経験があると思います。その一夜を通じて、前の自分にはもう戻れなくなるような、そんなはじめての家出を書きました。この小説もまた、読む前と読んだ後で誰かの何かが変わると信じて、送り出します。
宮部みゆきさん コメント
いつも物語をつくる時は、そのイメージに合った音楽を探すようにしています。ぴったりな音楽が見つかれば、その音楽が私を正しい方向に導いてくれるからです。今回はまず物語が先にあり、そこから音楽が誕生するという企画で、私にはまったく新しい経験に、胸が高鳴っています。
森絵都さん コメント
「はじめての」というお題をいただき、私もはじめての設定にトライしてみました。時空を超える片思い――この物語が、読者の皆さんの過去に灯る大事な瞬間とつながってくれますように。
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梱包サイズ:23.2x21.3x4.9cm、540g
レーベル:SMR
ディスク枚数:1
物語を音楽に変えて
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