アニメーションやメディアアートの展示とパフォーマンス、現代美術の映像作品の上映を楽しむことができるほか、子ども向けアニメーションワークショップも開催される本イベント。
会場は逗子文化プラザのさざなみホールと市民交流センターフェスティバルパーク。期間は12月3日(金)から5日(日)までとなっている。
逗子で映像とアートを楽しむ「らせんの映像祭」
社会や他の芸術分野に影響を与えつつ、螺旋状に拡がってきた映像の歴史。
「らせんの映像祭」は、様々な芸術的行為が混ざり合い、新たな創造に向かっていくような祝祭として開催される。
吉開菜央監督の北海道知床を舞台にした摩訶不思議なフィクション・ドキュメンタリー『Shari』や、ハブヒロシ監督が岡山の日本語教室に集まった技能実習生たちと制作した、音だけのセルフドキュメンタリー映画『音の映画-Our Sounds』を上映。
また、アナーバー映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画祭でのグランプリ受賞作やヴェネチア国際映画祭など、世界の映画祭で上映された日本の短編映画を紹介する。
展示作品では、関ケ原の合戦を描いた重要文化財「関ケ原合戦図屏風」を重田佑介さんがドット絵アニメーションで表現し、巨大なスクリーンに投影。
さらに、東京藝術大学平山郁夫文化芸術賞を受賞した上平晃代さんによるインタラクティブなアニメーション、魔女の円香さんと佐藤径亮さんによるメディアアート、よこえれいなさんによる8ミリフィルムを使ったインスタレーション作品が展示される。
「らせんの映像祭」概要
<チケット・予約>
(40席限定・Peatixでご予約ください)予約フォーム:https://sff2021.peatix.com
12/3 オープニング上映「音の映画-Our Sounds」: 無料・要予約
12/4 パフォーマンス① 視聴覚派「ghost note」: 無料・要予約
12/4 上映プログラム① エクスペリメンタル・ショート: 1600円・要予約
12/5 パフォーマンス② Kinotope「地図を読む」: 無料・要予約
12/5 上映プログラム②「ナイト・シュノーケリング」「Shari」: 1600円・要予約
12/4,5 Kinotope「環世界地図の歩き方」: 無料・予約申込不要
<スケジュール>
●さざなみホール
12月3日(金)
18:30-19:30 オープニング上映:ハブヒロシ「音の映画-Our Sounds」
19:30–20:00 上映後トーク
12月4日(土)
10:00-17:00 展示・ワークショップ:<らせんの映像祭 -ひかるアート展->
17:30-18:00 パフォーマンス①:視聴覚派「ghost note」(本藤太郎、宮田涼介)
18:15-20:00 上映プログラム①:エクスペリメンタル・ショート(上映前挨拶あり)
大西景太「Requiem / composed by M.Cardoso」(アニメーション)
asamicro「egg life1:怪物」(ダンス・フィルム)
幸洋子「June 4, 2020 」(アニメーション)
吉開菜央、仲本拡史「ナイト・シュノーケリング」(ドキュメンタリー)
鈴木彩文「Celer - Melancholy Movement」(ミュージックビデオ・8ミリフィルムで制作)
坂本夏海「infinite hands」(アニメーション)
村岡由梨「透明な私」(エッセイ・フィルム)
山下つぼみ「かの山」(短編映画)
池添俊「朝の夢」(ドキュメンタリー・フィクション)
磯部真也「13」(実験映画・16ミリフィルムで制作)
12月5日(日)
10:00-17:00 展示・ワークショップ:<らせんの映像祭 -ひかるアート展->
17:30-18:00 パフォーマンス②:Kinotope「地図を読む」(曽和聖大郎)
18:15-20:00 上映プログラム②:「ナイト・シュノーケリング」「Shari」
三浦半島トーク(講師:長谷川孝一、聞き手:吉開菜央、仲本拡史)
吉開菜央、仲本拡史「ナイトシュノーケリング」
吉開菜央「SHARI」
●フェスティバルパーク
Kinotope「環世界地図の歩き方」(曽和聖大郎)
12月4日(土)10:00-20:00
12月5日(日)10:00-17:00
<参加作家>
ワークショップ:池亜佐美(原案)
展示(さざなみホール):上平晃代、重田佑介、円香、佐藤径亮、よこえれいな
展示(フェスティバルパーク):Kinotope(曽和聖大郎)
上映:asamicro、池添俊、磯部真也、大西景太、坂本夏海、鈴木彩文、仲本拡史、ハブヒロシ、村岡由梨、山下つぼみ、幸洋子、吉開菜央
パフォーマンス:Kinotope(曽和聖大郎)、視聴覚派(本藤太郎、宮田涼介)
レクチャー:長谷川孝一
いつもと違った映画体験
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h2nakamoto
映像作家。1986年8月19日、横浜生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。西イングランド大学に交換留学し、現代美術を学ぶ。監督した主な映画は『無言の乗客』(ベルリン映画祭/2013)、『ナイト・シュノーケリング』(吉開菜央共同監督/ヴィジョン・デュ・レール映画祭/2021)など。主なグループ展は、不純物と免疫 Impurity / Immunity(TOKAS本郷、沖縄、バンコク/2017~18)など。2014年から「ひかるどうぶつえん」の立ち上げと運営に関わる。2018年より神奈川県逗子市に居を移し、映像表現のレクチャー、ワークショップ、上映などの活動を行う団体「逗子アートフィルム」を立ち上げる。「らせんの映像祭」ディレクター。イマジンサイエンスフィルムス審査員(ニューヨーク/2021)。関東学院大学非常勤講師。
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