KOSUKE KAWAMURA、GUCCIMAZE、YOSHIROTTEN 3人が混沌を表現するグループ展

3人の完成後コメント全文

【KOSUKE KAWAMURA】
──今回の作品について、テーマなど意識した点がありましたら教えてください。

どうレイヤーを重ねていきながら全体のバランスが崩れないようにするかを意識しました。

──自分の作品に他の2人の手が加わったことによってどのような作品になったと思いますか?

普段の自分の作品だと見れない形になったと思います。いい意味で誰の作品でもない感じが好きです。

──逆に他の2人が作った作品に手を加えてことについてはどうでしたか?

特に気を遣う事もなく楽しんで作れました。

──3人で1つの作品を作るという全く新しい試みについて、最初に話をしたときどのように思いましたか?

なかなか人が作ったデータを触る機会がないので皆んなの頭の中が観れるのでそれがすごく楽しみでした。

──CHAOS LAYERというデザインにおいて重要な「レイヤー」という言葉を使った展示名ですが、このネーミングについてどう思いますか?

3人で一つのデータを共有するということで、今回の展示にあってると思います。


【GUCCIMAZE】
──今回の作品について、テーマなど意識した点がありましたら教えてください。

各々のスタイルを尊重しつつ、いい意味での裏切り行為を意図的に試みました。

──自分の作品に他の2人の手が加わったことによってどのような作品になったと思いますか?

自分のエッセンスもしっかり入ってるはずなのに自分自身だけで制作するのとはまるっきり違う見え方で、まさにカオスというコンセプトに沿った作品になったと思います。

──逆に他の2人が作った作品に手を加えてことについてはどうでしたか?

他者のデータをいじるという行為自体がまずほぼ初めてだったので、2人がどこに重きを置いてるのか、どこまでデータを触って良いのかも分からない中で自分なりに試行錯誤、編集をしていくのはある種の背徳感も相まって作業自体が非常に楽しかったです。

──3人で1つの作品を作るという全く新しい試みについて、最初に話をしたときどのように思いましたか?

確実に面白くなるという確信がありました。

──CHAOS LAYERというデザインにおいて重要な「レイヤー」という言葉を使った展示名ですが、このネーミングについてどう思いますか?

まず3人とも割と元々イラレやフォトショ内でのレイヤーが多いタイプのデザインが多いこと、また今回の展示へ向けてデータをシャッフルしていく中で、3人それぞれのスタイルやその時々の思想がどんどんレイヤードされていくという意味でもまさに的確なタイトルであると思います。


【YOSHIROTTEN】
──今回の作品について、テーマなど意識した点がありましたら教えてください。

名前のとおり混沌とした状態。どこかで止まらずにいくつものレイヤーが増えたり減ったりし続けているこの世界みたいなことをグラフィックで表現してみようと思いました。

──自分の作品に他の2人の手が加わったことによってどのような作品になったと思いますか? 逆に他の2人が作った作品に手を加えてことについてはどうでしたか?

想像していながらも想像できないことが起きる。それを楽しみながら自分も反応してみる。その途中のことは人には見られないけど完成品よりもその作業している状態自体が一番カオスでした。

──3人で1つの作品を作るという全く新しい試みについて、最初に話をしたときどのように思いましたか?

どんだけ会っていてもデータのやりとりは未体験だったのでそれが楽しみでした。

──CHAOS LAYERというデザインにおいて重要な「レイヤー」という言葉を使った展示名ですが、このネーミングについてどう思いますか?

僕らグラフィックをつくる人間にとっては日々向き合う言葉ですが日常も様々なレイヤーの積み重ねだと思っています。それを今回視覚化することがわかりやすく伝わるネーミングだと思いました。

独自の世界を持つ作品や人

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イベント情報

KOSUKE KAWAMURA × GUCCIMAZE × YOSHIROTTEN 「CHAOS LAYER」

会期
7.30から8.20/12:00から19:00(日・月休廊)
会場
ギャラリー月極
住所
〒152-0001 東京都目黒区中央町1丁目3−2 

【アーティストプロフィール】

KOSUKE KAWAMURA:
1979年広島県生。東京在住。コラージュアーティスト、グラフィックデザイナー、『EREC T Magazine』アートディレクターなど様々な顔を持ち、表現方法もシュレッダー、アナログ&デジタルコラージュ、コンピュータグラフィックス、ライブペインティングと多彩。様々なライブ、イベント等のフライヤーも手掛ける。大友克洋、田名網敬一、森山大道、中原昌也など作家とのコラボーレション多数。ファッションからアンダーグラウンドカルチャーに至るまでジャンルの垣根を超えて活動中。

GUCCIMAZE:
1989年、神奈川県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
デザイン制作会社勤務を経て、2018年独立。東京を拠点に国内外へアートワークを発信し、数々のアーティストやブランドとのコラボレーションを展開している。鋭さと硬質さを感じる立体的なフォルムのタイポグラフィ、鮮やかで ありながら毒々しさが漂う配色といった、独自のスタイルでグラフィック作品を制作。

YOSHIROTTEN:
1983年生まれ。グラフィック、映像、立体、インスタレーション、空間、音楽など、ジャンルを超えた様々な表現方法での作品制作を行う。2018年 TOLOT heuristic SHINONOME にて大規模個展『FUTURE NATURE』を開催。
GASBOOKより作品集『GASBOOK33 YOSHIROTTEN』を発売。

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