アニメーション制作は、『僕のヒーローアカデミア』などを手がけるボンズと、どちらも3DCGで制作されたアニメ『宝石の国』『BEASTARS』でとりわけ注目を集めたアニメスタジオ・オレンジ。
監督は『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の高橋敦史さん、シリーズ構成・脚本は『道化師の蝶』で第146回芥川賞を受賞したSF作家・円城塔さんが務める。
なお、円城塔さんがTVアニメのシリーズ構成と全話脚本に挑戦するのは今回が初めて。
さらに、キャラクターデザイン原案は『青の祓魔師(エクソシスト)』の作者・加藤和恵さん。同じく、自身初となるアニメのキャラ原案に挑戦している。
名だたる制作陣が名を連ねる『ゴジラ S.P』
アニメーションとしては、2017年から2018年にかけて『GODZILLA 怪獣惑星』『GODZILLA 決戦機動増殖都市』『GODZILLA 星を喰う者』の3部作が劇場公開された「ゴジラ」シリーズ。今回解禁された『ゴジラ S.P』は、毎週放送のTVアニメとして、映画とはまったく違う新たなオリジナルストーリーが描かれる。
監督の高橋敦史さんとシリーズ構成・脚本の円城塔さん、加藤和恵さんのほか、豪華制作陣も発表。
音楽は『弱虫ペダル』シリーズや数々の『映画ドラえもん』を手がけてきた沢田完さん。
さらに怪獣デザインは、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『風立ちぬ』など数々のスタジオジブリ作品に参加してきたアニメーター・山森英司さんが担当する。
テレビ放送に加え、Netflixでは、日本先行で全世界独占配信も決定しているTVアニメシリーズ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』。
小説家の中でも、時に実験的で時に読者にとって難解な怪作を多数生み出してきた円城塔という異端の小説家が、果たしてどんなゴジラを生み出すのか。
全容はいまだに明らかになっていないが、手描きアニメとCGのハイブリッドで制作される本作、2021年の放送を心待ちにしたい。
制作陣からコメントが到着!
監督:高橋敦史さんコメント
子供の頃雑誌で見たゴジラから逃げ惑う人々のエキストラ募集の記事、自分が映画に出れるかも?!大勢の中でどうやって目立てばいいか演技プランを考えました。結局その夢は叶いませんでしたが今回ついにあの時の演技プランが報われるのかも知れません。
シリーズ構成・脚本:円城塔さんコメント
世の中には解けない謎が多くある。もっともそのほとんどは、考え続けていくうちにだんだん小さくなっていく。しかしここにごくごくまれに、考えれば考えるほど増え続けていく謎があり、たとえばそれはゴジラと呼ばれる。ここ数年、なんとかそれを抑え込もうとしてきたが、手記はここで途切れている。
キャラクター原案:加藤和恵さんコメント
子供の頃からお馴染みの「ゴジラ」に、まさか関わらせていただく日がくるとは…仕事は大変緊張しました。高橋監督、脚本の円城先生、アニメのプロの皆さんが作り上げるゴジラの世界を、楽しむなにかしらの一助になっていたらと思います。キャラクター達がどう動くのか、私も一視聴者として楽しみにしています!
怪獣デザイン:山森英司さんコメント
この作品に関わる機会を下さった関係皆様に感謝致します。そして、何人もの作業を経て画面になった怪獣達を、多くの人に楽しんで頂ければ幸いです。又、ゴジラ好きで、この依頼を最も喜び、楽しみにしながら、完成を見られずに他界した、兄に捧げます。
(c) 2020 TOHO CO., LTD.音楽:沢田完さんコメント
大学時代、作曲の恩師・池野成先生が映画「ゴジラ」の音楽のオーケストレーションをされていて、更にその恩師であり「ゴジラ」音楽の産みの親・伊福部昭先生にも自分は管弦楽法を学びました。そんな自分がこの作品に関わる事になり並々ならぬ思いが駆け巡っています。同時に長いシリーズの新たな一ページを開く「ゴジラ S.P」に参加できる喜びを噛みしめています。
日本が誇る怪獣作品『ゴジラ』
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作品情報
TVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』
- 監督
- 高橋敦史
- シリーズ構成・脚本
- 円城塔
- キャラクターデザイン原案
- 加藤和恵
- 怪獣デザイン
- 山森英司
- 音楽
- 沢田完
- アニメーション制作
- ボンズ×オレンジ
2021年4月放送開始
TOKYO MXほか
Netflixにて全世界独占配信(日本先行)
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