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Creepy Nuts『かつて天才だった俺たちへ』考察 助演男優こと“たりないふたり”のトビ方

Creepy Nuts『かつて天才だった俺たちへ』考察 助演男優こと“たりないふたり”のトビ方

Creepy Nuts R-指定(画像左)、DJ松永(画像右)

POPなポイントを3行で

  • Creepy Nuts『かつて天才だった俺たちへ』を考察
  • 2人のこれまでと、若者へのエールが詰まった1枚
  • ジャケットは○○に見える…?
これは、8月26日に発売されたCreepy Nutsのミニアルバム『かつて天才だった俺たちへ』が物凄く刺さってしまった男の勝手な考察である。

Creepy Nutsは、フリースタイルバトルの全国大会・UMBを3連覇し、「フリースタイルダンジョン」では2代目ラスボスをつとめたラッパー・R-指定さんと、DJの世界大会・DMCで2019年のチャンピオンとなったDJ松永さんによるヒップホップユニット。

そんな彼らの新譜は、まさに2人の物語の集大成であり、同時に価値観の多様化で板挟みになり、先行きの見えない社会に希望を持てずもまれ続ける若者に向けた讃歌だった。

憧れた泥臭い3軍のエース、たりないふたりの示した助演男優のトビ方

オールナイトニッポン0』のパーソナリティーをつとめるCreepy Nutsの2人は、かなりのラジオ好きとして知られている。

R-指定さんが「JUNK山里亮太の不毛な議論」、DJ松永さんが「オードリーのオールナイトニッポン」のリスナーであることを公言しており、山里亮太さんと若林正恭さんのユニット・たりないふたりから名前を取ったアルバム、曲も出している。

両者から影響を受けている2人は、自身のラジオ内でも「俺らが持ってるのはいわゆるオシャレなものではない泥臭いセンス」だと発言。

事実メジャーデビュー前後の2016年から2017年に発表した「助演男優賞」「中学12年生」など、そのスタイル自体は肯定していながらも、スクールカーストのトップに立つような華は無いと自嘲していることも多かった。
Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / 助演男優賞【MV】
その後、2019年にR-指定さんは「フリースタイルダンジョン」の2代目ラスボスに就任。

背負うものが増え、その責任が大きくなったこともあってか、EP『よふかしのうた』では大きな舞台に上がることへの恐怖と、それを乗り越えた先にある歓びを歌った「板の上の魔物」。

ステップアップしていくこと、その最中にいる自分たちをボースティング気味に歌った「グレートジャーニー」「生業」が収録されている。
Creepy Nuts / グレートジャーニー 【MV】
そして『よふかしのうた』の発売後に松永さんがDMCで優勝、世界一のDJの称号を手にする。

等身大の“たりないふたり”がシーンを背負うようになり、大人気のラジオパーソナリティーとしても人気を博していったのだ。

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