フィギュアメーカー・アクアマリン破産 予約商品の発売に業務提携先が声明

フィギュアメーカー・アクアマリン破産 予約商品の発売に業務提携先が声明
フィギュアメーカー・アクアマリン破産 予約商品の発売に業務提携先が声明

画像はアクアマリン公式サイトのキャプチャ

  • 53 images

POPなポイントを3行で

  • フィギュアメーカー・アクアマリンが破産
  • 新型コロナの影響で資金繰りが限界に
  • 予約商品の発売について関連企業が声明
アイドルマスター」や「Fate」などのフィギュアやグッズを手がけるアクアマリンが破産した。

東京商工リサーチによると、8月3日に東京地裁へ破産を申請し、8月4日に破産開始決定を受けている。

同社では2019年9月期に赤字を計上、さらに続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が影響。

中国工場の停止やイベント中止が重なり破産が決定。関連会社であるイージーエイトプログレスも今後、破産申請を予定している。

【画像】アクアマリンが手がけたフィギュア

アクアマリン、新型コロナも影響して資金繰りが限界に

発売が予定されている『宇崎ちゃんは遊びたい!』の「宇崎 花」スケールフィギュア

アクアマリンは、キャラクターのフィギュアを中心にぬいぐるみ、キーホルダー、プラモデルなどを企画していた。

コミックマーケット」「ワンダーフェスティバル」などのイベントへの出店を通じて販路を広げ、2017年9月期には売上高約5億700万円を記録。

しかし、2019年9月期には赤字を計上すると、2020年には新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける。

生産拠点のある中国工場の稼働が止まり、国内へ商品が納品できず、イベントの相次ぐ中止も重なり、売り上げがたたなくなっていた。

商品を受注できない中で、先の見通しもたたず資金繰りも限界となり、破産が決定したという。

予約中の商品は出るのか?心配の声に業務提携先が声明

破産の決定を受けて、Twitterでは購入経験のあるユーザーから同社を惜しむ声が上がっている。

一方で、自身が予約していたフィギュアが今後発売されるのか否か、その動向を心配する声も多い。 直近ではアニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』の宇崎花、『Fate/Grand Order』の「ムーンキャンサー/BB(第二再臨)」などだ。

こうしたネット上の声を受け、業務提携を行っているWonderful Worksが、以下の商品については予定通り発売されると発表。

販売される商品
「エレイン メイドVer.」
「NiCO 藤ちょこVer.」
「宇崎 花」
「Gd DSR-50 ベストオファーVer.」
「等身大ライザフィギュア」(10体以上の注文がある場合商品化決定)

また、「ライザ(ライザリン・シュタウト)」「輝夜月」といった発売済の商品についても、販売元であるグッドスマイルカンパニーと協力し、引き続きサポートしていくと説明。

発売済み商品のサポートに関する問い合わは、グッドスマイルカンパニーのカスタマーサポート(外部リンク)で対応しているという。

コミケやコミティアといったイベント、そしてとらのあなといった小売、さらにはアクアマリンと、関連する団体・企業への影響が続々と明らかになっている新型コロナウイルス。

こうした影響がどこまで広がるのか? また、その中でどのような支援策があるのかも含め、今後の動向を注視していきたい。

【画像】アクアマリンが手がけたフィギュア ©2020 丈/KADOKWA/宇崎ちゃん製作委員会

カルチャー界への影響続く

この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。