米津玄師、全作サブスク解禁 新アルバム『STRAY SHEEP』からハチ名義まで

米津玄師、全作サブスク解禁 新アルバム『STRAY SHEEP』からハチ名義まで
米津玄師、全作サブスク解禁 新アルバム『STRAY SHEEP』からハチ名義まで

米津玄師

POPなポイントを3行で

  • 米津玄師がサブスク解禁
  • Spotify、Apple Musicなどで配信
  • 「Lemon」「パプリカ」など
シンガーソングライターの米津玄師さんが、SpotifyApple MusicAWAなどのサブスクリプション型ストリーミングサービスでの楽曲配信を解禁した。

本日発売の新アルバム『STRAY SHEEP』はじめ、ポカロP「ハチ」名義のアルバム『花束と水葬』も含む全曲が配信されている。 なお、米津玄師さんのYouTubeチャンネルでは8月5日(水)20時からプレミア公開による動画が予定されている。
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ニコニコからメジャーへ、様々なフィールドで支持される米津玄師

ハチ MV「マトリョシカ」
類稀なる作詞、作曲センスなどが人気を集める米津玄師さんは2009年、ハチという名義でボカロPとしてニコニコ動画で活動を開始。

楽曲としてだけでなく映像も高い評価を獲得。代表曲「マトリョシカ」や「パンダヒーロー」が中学・高校の昼休みに流れていたという人も多いかもしれない。
米津玄師 MV「Lemon」
2012年に本名である米津玄師名義で活動を開始。ボカロシーンで培った独特なサウンドメイクとリアルな言葉で、現代の音楽シーンにはない新鮮さを刻んだ。

TBS系ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として2018年に書き下ろされた「Lemon」はYouTubeで5億回以上再生され、NHK紅白歌合戦への出演でも話題を呼んだ。

YouTubeのチャンネル登録者数は500万人超え

米津玄師 MV「Flamingo」
「打上花火」「ピースサイン」「Flamingo」「馬と鹿」など多くのヒット曲をリリース。YouTubeのチャンネル登録者数520万人以上は、日本人アーティストとして圧倒的トップだ。

「Lemon」では史上最速で200万ダウンロードを達成、さらに平成生まれとしては史上初の累計300万ダウンロードを突破するなど、米津さんを取り巻く数字を見るだけでも、凄まじさが伝わってくる。
NHK2020ソング「カイト」
最近では、嵐が歌う「NHK2020ソング」として楽曲「カイト」を提供。国民的アイドルとのコラボレーションは、米津さんの名前を一層世間に浸透させた。

ネットでの活動をバックグラウンドに現在も広がる活躍のフィールドは、サブスク解禁でより勢いを増すだろう。

星野源、嵐、RADWIMPS 相次ぐサブスク解禁がもたらすもの

配信されているのは、新譜を含むこれまでの作品。

「NHK2020応援ソングプロジェクト」の一環として楽曲提供を行い幅広い層に人気を得た「パプリカ」や、TBSドラマ『アンナチュラル』の主題歌「Lemon」、現在放送中のドラマ『MIU404』主題歌の「感電」など。 サブスクリプション型ストリーミングサービスへの楽曲配信は、2018年のMr.Childrenをはじめ、特に2019年から多くの人気アーティストが続々と参入。たびたび反響を集めている。

同年6月にはBUMP OF CHICKEN、8月には星野源さん、9月にはPerfumeが相次いで解禁。10月には嵐が、ジャニーズ事務所所属のアイドルとして初の解禁を果たす。 YouTubeチャンネルや各種SNSすら存在していなかった嵐による怒涛のアップデートには国内外が震撼。「時代が動いた」と言っても過言ではないだろう。

その後もUNISON SQUARE GARDEN、L'Arc~en~Ciel、サザンオールスターズ、2020年2月にはDragon Ashやaikoさんと、大物アーティストのストリーミング配信が続いた。 直近でも5月、新海誠監督の映画『君の名は。』『天気の子』での活躍も記憶に新しいRADWIMPSが、メジャーデビュー以降の全195曲を解禁。

ビッグネームが続々と参入しているが、サブスクがスタンダードと判断するのはやや時期尚早だ。とはいえ、アーティストにとっての選択肢の1つとして定番化したのは間違いないだろう。

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