マーケティングリサーチを行うMMD研究所は「動画視聴に関する実態調査」の結果を発表した。
調査対象はスマートフォンを所有する15歳から69歳の男女2212人。
調査は4月24日、コロプラが提供するインターネットリサーチサービス・スマートアンサーを用いて行われた。
Amazon Prime Video、Netflix、Huluといったサービスを利用した理由としては「家にいることが増えた」がトップ。
新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛。回答からは、その影響と思しき理由も明らかになった。
6位「テレワークになって時間に余裕が持てるようになったから」、8位の「学校が休校になり子供の暇つぶしツールとして」と、新型コロナウイルスの影響と思しき回答が多かった。
調査が実施されたのは緊急事態宣言のあと。筆者も現在、Netflixで「水曜どうでしょう」をヘビーローテーションしている。
家にいる時間が増えた結果、こうしたサービスの利用機会が増えるのも納得だ。
続いて「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が15.3%、「言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が9.6%となった。 サービスを使い続けている理由は、「作品数、コンテンツが多いから」(42.7%)、「月額料金が安いから」(41.8%)といった回答が多い。
提供される作品数に対する金額感を重視している様子がうかがえる。ほかにも「作品ジャンルが広いから」(23.7%)、「最新の作品があるから」(14.1%)などが上位となった。
10代の利用者はともに40%台だが、定額制サービスの多くがクレジットカードで支払うため、そもそもクレジットカードを所有していない、または金銭的に余裕がないといった事情が考えられる。
サービス利用者が回答(複数回答可)した「利用している定額制サービス」では、Amazon Prime Videoが54.4%ともっとも多く、次いでNetflix(19.0%)、Hulu(13.2%)と続く。
トップのAmazon Prime VideoはAmazonの有料会員の特典の一部。外出自粛で通販需要の拡大に伴い、Amazonの利用者が増加、結果的に動画視聴サービス自体の利用者も増加──そんな背景もあるのかもしれない。
最近ではディズニーも自社サービス・Disney DELUXE(ディズニーデラックス)を展開、業界は群雄割拠の様相を呈している。
サービスの取捨選択に、新型コロナウイルスやアフターコロナの世界はどんな影響を及ぼすのか。今後の各社の動向も注視していきたい。
調査対象はスマートフォンを所有する15歳から69歳の男女2212人。
調査は4月24日、コロプラが提供するインターネットリサーチサービス・スマートアンサーを用いて行われた。
Amazon Prime Video、Netflix、Huluといったサービスを利用した理由としては「家にいることが増えた」がトップ。
新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛。回答からは、その影響と思しき理由も明らかになった。
外出自粛が影響? 利用のきっかけは在宅時間の増加
なぜ動画視聴サービスを利用したのか? その理由については、1位「家にいることが増えた」をはじめ、4位「自分の時間が増えた」などの意見が上位に。6位「テレワークになって時間に余裕が持てるようになったから」、8位の「学校が休校になり子供の暇つぶしツールとして」と、新型コロナウイルスの影響と思しき回答が多かった。
調査が実施されたのは緊急事態宣言のあと。筆者も現在、Netflixで「水曜どうでしょう」をヘビーローテーションしている。
家にいる時間が増えた結果、こうしたサービスの利用機会が増えるのも納得だ。
利用継続の理由は作品数と金額感
一方、動画視聴サービスの認知・利用状況については、「現在も利用している」(49.0%)が最多で、対象の半数近くのユーザーで利用が確認できる。続いて「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が15.3%、「言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が9.6%となった。 サービスを使い続けている理由は、「作品数、コンテンツが多いから」(42.7%)、「月額料金が安いから」(41.8%)といった回答が多い。
提供される作品数に対する金額感を重視している様子がうかがえる。ほかにも「作品ジャンルが広いから」(23.7%)、「最新の作品があるから」(14.1%)などが上位となった。
サービス利用者数トップを走るAmazon Prime Video
最後に、定額制サービスの利用者を性・年代別で見ると、割合がもっとも高いのは30代男性(65.7%)、次いで40代男性(58.9%)、20代男性(58.7%)、20代女性の57.4%と続いていく。10代の利用者はともに40%台だが、定額制サービスの多くがクレジットカードで支払うため、そもそもクレジットカードを所有していない、または金銭的に余裕がないといった事情が考えられる。
サービス利用者が回答(複数回答可)した「利用している定額制サービス」では、Amazon Prime Videoが54.4%ともっとも多く、次いでNetflix(19.0%)、Hulu(13.2%)と続く。
トップのAmazon Prime VideoはAmazonの有料会員の特典の一部。外出自粛で通販需要の拡大に伴い、Amazonの利用者が増加、結果的に動画視聴サービス自体の利用者も増加──そんな背景もあるのかもしれない。
定額制動画視聴サービスは群雄割拠の時代へ
直近の第92回アカデミー賞で10部門でノミネートされたNetflix作品『アイリッシュマン』のように、動画視聴サービス各社はオリジナル作品に注力。最近ではディズニーも自社サービス・Disney DELUXE(ディズニーデラックス)を展開、業界は群雄割拠の様相を呈している。
サービスの取捨選択に、新型コロナウイルスやアフターコロナの世界はどんな影響を及ぼすのか。今後の各社の動向も注視していきたい。
調査結果のグラフをもっと見る【調査概要】
「動画視聴に関する実態調査」
・調査期間:2020年4月24日
・有効回答:2,212人
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:15歳から69歳のスマートフォンを所有する男女
・設問数 :7問
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