『ハイパーハードボイルドグルメリポート』書籍化 ヤバい飯に迫る衝撃の裏側

『ハイパーハードボイルドグルメリポート』書籍化 ヤバい飯に迫る衝撃の裏側
『ハイパーハードボイルドグルメリポート』書籍化 ヤバい飯に迫る衝撃の裏側

『ハイパーハードボイルドグルメリポート』

POPなポイントを3行で

  • テレ東『ハイパーハードボイルドグルメリポート』書籍化
  • 執筆は番組の企画・取材・編集を手がけた上出遼平
  • ヤバい世界の「食」に迫るノンフィクションリポート
テレビ東京のTV番組『ハイパーハードボイルドグルメリポート』が書籍化。3月19日に発売された。

ヤバい世界のヤバい奴らのヤバい飯」に迫る"自称グルメ番組"と銘打たれた同番組。

これまでに「廃墟に暮らす元人食い少年兵」「マフィアの晩餐会」「カルト教団の村」など、ヤバい場所や人のもとを訪れ、食を通じてその世界に迫ってきた。

書籍には、番組内に収まりきらなかった未公開エピソードや、危険地帯へ立ち入った取材の裏側を収録している。

ヤバい奴らのヤバい飯『ハイパーハードボイルドグルメリポート』

リベリア編

本書は番組の企画、取材、編集まですべてを手がけたテレビ東京のディレクター・上出遼平さんが完全執筆。

番組の劣化版にだけはならないように心がけたら、番組よりもおもしろくなった」と上出さんが語っているように、取材の裏側や番組本編に収まらなかったエピソードを多数収録している。

ロシア・シベリア編

放送時に大きく話題になった「人食い少年兵の廃墟飯」「マフィアの贅沢中華」「シベリアンイエスのカルト飯」「ゴミ山スカベンジャー飯」の4タイトルの制作秘話がメインになる模様。

また、書籍化の構想から実に足かけ4年での発売となった本書の購入者特典として、帯記載のQRコードから番組完全未公開エピソード「“地上の楽園”モルディブ・ゴミ島飯」編が限定配信される(電子書籍版を除く)。

ヤバい飯再び、4月から新作が放送

ハイパーハードボイルドグルメリポート スピンオフ~放送できなかったヤバい飯~ 「リベリア編」#1
『ハイパーハードボイルドグルメリポート』は、2017年の放送開始当初は深夜の単発放送だったが、その内容で視聴者に衝撃を与え大きな反響を巻き起こした。

しかしその衝撃とは裏腹に、視聴者へ「当たり前やふつうとは何か?」という問いを淡々と投げかける内容になっており、2019年には日本の優秀な番組や個人・団体を顕彰するギャラクシー賞のテレビ部門を受賞。

のちにゴールデン帯進出や各種配信プラットフォームで世界展開され、番組のファンを公言するKing Gnu井口理さんをはじめとする視聴者から支持を集め続けている。 また4月1日(水)の24時12分から新作として、フィリピンの「炭焼き村」で2人の弟を養う"ゴミの炭"をつくる少年や、ゴミの埋立地にある"残飯屋"で働く少年少女の暮らしを放送する。

著者/テレビ東京ディレクター・上出遼平さんコメント
これは番組の単なる「書籍版」ではありません。番組の劣化版なら出す意味がない。
これは『ハイパーハードボイルドグルメリポート』の「最終型」です。ここに、最も深い旅があります。
流行りの伏線もどんでん返しも明日使える雑学も、秒で稼げるノウハウもありません。ただ、僕が見た凶暴で美しい世界だけがあります。
この番組が、この本が、他のどんな旅とも違うということが、読めば否が応でもわかると思います。
あなたを旅に連れ出したくて、ささやかな命を削って書きました。
読んでみてください。

今こそ読書に没頭したい

この記事どう思う?

この記事どう思う?

番組/書籍情報

ハイパーハードボイルドグルメリポート

放送日
2020年4月1日(水)24時12分~24時58分
放送局
テレビ東京
著者
上出遼平
定価
本体1800円+税
発売日
2020年3月19日
判型
四六判
ページ数
528ページ

【目次】
[リベリア] 人食い少年兵の廃墟飯
・自由の国 リベリア
・混沌市場
・横流しされた日の丸
・留置場のショー・タイム
・要塞ホテル
・“新"国営放送局廃墟
・人食い
・墓場の娼婦(ファム・ファタール)
・さらば、リベリア

[台湾] マフィアの贅沢中華
・台湾黒社会
・人骨煉剣
・命を食らう刀
・いきなり組長

[ロシア] シベリアンイエスのカルト飯
・閉鎖都市
・北朝鮮国営レストラン
・逃亡
・防空壕の罪人
・ドラッグアパート
・白装束の村
・教団宿の朝食
・信者・ニコライの昼食
・信者・イーゴリの夕食
・信者・セルゲイの昼食
・離脱
・裏側の夕食
・最後の審判

[ケニア] ゴミ山スカベンジャー飯
・屍肉を食むもの
・銃密輸地区
・シンナー・チルドレン
・地獄の門番
・汚染豚
・洞窟(ケイヴ)の青年

・識者コメント
【田原総一朗】
このような凄まじい番組を、よく放送できたものだ。
クレームを恐れた無駄な番組ばかりがどのテレビ局でも氾濫している中で、とび抜けて危険な番組である。
リベリアの旧墓地に住む、元人食い少年兵たち。売春で生きている元少女兵もいた。台湾のマフィアたちの宴会、そしてロシアのカルト教に潜入。これはあきらかに、テレビのささやかならぬ暴動である。

【井口理(King Gnu)】
グルメリポートと銘打ちながら「生きるってなんだろう」「人間ってなんだろう」と問いかけてくる番組が今まであったでしょうか。
貧しくても、罪人でも、女でも男でも、みんな等しく平等に食べて生きている。おれたちみんな血の通った人間なんだと教えてくれる。すげー。

・著者コメント
これは番組の単なる「書籍版」ではありません。番組の劣化版なら出す意味がない。これは『ハイパーハードボイルドグルメリポート』の「最終型」です。ここに、最も深い旅があります。
流行りの伏線もどんでん返しも明日使える雑学も、秒で稼げるノウハウもありません。ただ、僕が見た凶暴で美しい世界だけがあります。
この番組が、この本が、他のどんな旅とも違うということが、読めば否が応でもわかると思います。
あなたを旅に連れ出したくて、ささやかな命を削って書きました。読んでみてください。

関連情報をもっと読む

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。