「おジャ魔女」映画『魔女見習いをさがして』主演キャストは森川葵、松井玲奈、百田夏菜子

「おジャ魔女」映画『魔女見習いをさがして』主演キャストは森川葵、松井玲奈、百田夏菜子
「おジャ魔女」映画『魔女見習いをさがして』主演キャストは森川葵、松井玲奈、百田夏菜子

『魔女見習いをさがして』の主演キャスト。左から百田夏菜子さん、森川葵さん、松井玲奈さん

POPなポイントを3行で

  • 「おジャ魔女どれみ」20周年映画『魔女見習いをさがして』
  • 主演キャストに森川葵、松井玲奈、百田夏菜子が決定
  • 関P「『原点に戻る』というコンセプトでのキャスティング」
おジャ魔女どれみ』20周年を記念して5月15日(金)に公開される劇場版アニメ『魔女見習いをさがして』の主演キャストとして、森川葵さん、松井玲奈さん、百田夏菜子さんが決定した。

幼少期に作品を見て以来大ファンだという3人は、それぞれ大学4年生の長瀬ソラ、キャリアウーマン・吉月ミレ、夢を追いながらダメ彼氏に悩むフリーター・川谷レイカを演じる。

キャスティングについて佐藤順一監督は、3人の「自然だけどどこか存在感がある」という点を重視。

東映アニメーション・関弘美プロデューサーもTVシリーズ時を「新しい才能の発掘から始めた作品だった」と振り返りつつ、本作について「『原点に戻る』というコンセプトでのキャスティングです」と語った。

大人のための新たな物語『魔女見習いをさがして』

映画『魔女見習いをさがして』特報
東映アニメーションが制作して1999年から放送を開始したTVアニメ『おジャ魔女どれみ』。続編を含めると全4シリーズ、地上波で16クールにわたって放送。シリーズ最高視聴率は13.9%を記録した。

可愛らしいビジュアルからなるファンタジックな世界観はあるものの、従来の魔法少女ものとは異なり、クラスメイトや家族などとの間で生じる困難を、自らの力で乗り越えていく姿は子供たちに大きな影響を与えた。

プリキュア」シリーズ以前に当時の女の子たちが夢中になった作品であり、2018年放送の『HUGっと!プリキュア』のテーマ「子育て」も、シリーズ2作目『おジャ魔女どれみ♯』(2000年)の時点で、魔女の赤ちゃん・ハナちゃんの母親になるというかたちで取り入れられている。

2000年と2001年には劇場版も制作されたほか、TVシリーズ終了後にオムニバス形式のアニメ『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』も展開された。 20周年を迎えた2019年に発表された劇場版『魔女見習いをさがして』は、シリーズのオリジナルスタッフらが集結。監督は佐藤順一さんと鎌谷悠さん。脚本は栗山緑さん、キャラクターデザイン・総作画監督は馬越嘉彦さんが担当する。

『おジャ魔女どれみ』はじまりの場所・MAHO堂のモデルとなった洋館の前で出会った3人が、どれみにゆかりの地を巡る旅を通して、大人になって見失ってしまった大切なものを探していく。大人のための新たな“魔法”の物語だ。

森川葵、松井玲奈、百田夏菜子の『おジャ魔女』の思い出

『映画 賭ケグルイ』『嘘八百 京町ロワイヤル』などに出演する女優・森川葵さんが演じる長瀬ソラは、周りの意見に流されがちで、自分を表現することが得意ではない気弱な愛知県出身の大学4年生。

今まさにどれみちゃんたちの魔法にかけられたような気持ちです」。そう語る森川さんは、「大人になっても“魔法”は途切れないし、ずっとどれみちゃんたちはみんなのそばにいてくれているんだと思える作品になっています」と作品の魅力を語った。

役者としてだけでなく小説家としても活動する松井玲奈さんは、東京で一流貿易商社に勤めているものの、社内の人間関係に悩むキャリアウーマン・吉月ミレを演じる。

子供時代に友人とケンカしたとき「仲直りの仕方を教えてくれたのもどれみちゃん達」と振り返る松井さん。「子供の頃に『おジャ魔女』を見ていた方達が、大人になった“いま”抱えているであろうことをすごく丁寧に表してくれています」とコメントした。 アイドルグループ・ももいろクローバーZのリーダー・百田夏菜子さんが演じるのは川谷レイカ。絵画修復士になるために広島の尾道でアルバイトをし、進学費用を貯めているが、ダメ彼氏に悩むフリーターだ。

百田さんは大好きな作品に出演するプレッシャーを感じつつも「精一杯頑張らせていただきました」と胸の内を明かす。

最初は2人との初共演に不安を感じていたものの、「映画の中で主人公たち3人が『どれみちゃん』で仲を深めていくように、私たちもどれみちゃんを通してすぐに仲良くなれました!」と収録を振り返った。

キャスト・スタッフコメント

森川葵(長瀬ソラ役)コメント
今まさにどれみちゃんたちの魔法にかけられたような気持ちです。幼少期にたくさんの勇気と元気をもらったおジャ魔女が帰ってくるだけでも嬉しかったのに、まさか自分がそこに参加できるとは思ってもなかったです。
私が演じたソラは、自分に自信が持てなくて進路に悩んでしまっている女の子。けれど自分の芯はちゃんと持っているので、監督と丁寧に相談しながら声やキャラクターを作っていきました。
収録は3人揃ってやれたので、ソラたちと同じように「おジャ魔女どれみ」好きの3人で仲を深めながら、リラックスをしてお芝居をしていくことができました。
大人になっても”魔法”は途切れないし、ずっとどれみちゃんたちはみんなのそばにいてくれているんだと思える作品になっています。
今回の私たちのように、同じ好きなものがあるとすぐに打ち解けられたりする経験はみなさんにもあると思います。そんな経験があれば、おジャ魔女どれみを知らなくても楽しんでもらえると思うので、ぜひご覧ください!

長瀬ソラ Sora Nagase
愛知県出身の大学4年生。年齢は22歳で、「おジャ魔女どれみ ドッカ~ン!」をリアルタイム視聴していた。周りの意見に流されがちで、自分を表現することが得意ではない。教師になる将来の夢を抱いているも...。

松井玲奈(吉月ミレ役)コメント
幼い頃、友達とどのキャラが好きかでケンカしたこともありましたが、仲直りの仕方を教えてくれたのもどれみちゃん達。たくさんの想いを教えてもらいました。
私が演じたミレは帰国子女で、自分の気持ちはストレートに伝えるような女性。それゆえに人とぶつかってしまうことも多いですが、ソラとレイカと出会って少しずつ成長していきます。そんな人間らしいところが魅力的だなと思います。
森川さんと百田さんと初めて一緒にリハーサルをした時に、それぞれがキャラクターにピタっとハマっていて、すごく素敵で、心地よく収録できました。
この作品は子供の頃に「おジャ魔女」を見ていた方達が、大人になった“いま”抱えているであろうことをすごく丁寧に表してくれています。私自身もひとりのファンとして、作品から勇気と新しい“魔法”をもらいました。
たくさんの愛情・夢・魔法が詰まっていますので、ぜひご覧ください。

吉月ミレ Mire Yoshizuki
東京で一流貿易商社に勤めているキャリアウーマン。年齢は27歳、リーダー気質で海外生活が長かったこともあり、思ったことをすぐに口にしてしまいがち。「おジャ魔女どれみ」は日本から送られてくるDVDで視聴していた。

百田夏菜子(川谷レイカ)コメント
出演させていただき、夢のような気持ちです。まさか自分が幼いころに夢中になって見ていた「おジャ魔女どれみ」の作品に出られ
るとは思っていなかったです。大好きな作品に参加させていただくプレッシャーを感じていますが、こんな機会は二度とないので、精
一杯頑張らせていただきました。
私が演じたレイカはいつも明るくてまっすぐだけど、少しさみしい過去を持っている女の子です。ソラ・ミレと二人のお姉さんたちに甘
えながらも、ぶつかって前に進んでいく様子に注目していただきたいです。
森川さん、松井さんとは初共演なので、少し不安を抱えながら現場に行きましたが、映画の中で主人公たち3人が「どれみちゃん」
で仲を深めていくように、私たちもどれみちゃんを通してすぐに仲良くなれました!
目の前のことに一生懸命生きていて、つい大事なことを忘れてしまったりする瞬間があると思います。この作品を見ていただければ、
どれみちゃんたちに教えてもらった当時の気持ちを思い出して、ちょっと希望が見えたり、キモチが少し軽くなると思います。優しく包
み込んでくれるような作品になっているので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。

川谷レイカ Reika Kawatani
広島県出身の20歳のフリーター。「おジャ魔女どれみ」シリーズ放送時は観ておらず、再放送と配信で視聴した。地元・尾道のお好み焼き屋でアルバイトをしながら、絵画修復士になる夢のために、進学費用を貯めている。

佐藤順一監督コメント
「おジャ魔女どれみ」は子供向け作品でしたので、声で誰がどの子かすぐにわかるような特徴のある声優をキャスティングしました。今回の映画では普通に喋って、普通に日常を送っているような雰囲気を3人から感じてほしく、「自然だけどどこか存在感がある」というところを重視しました。
この人が声をいれたらどうなるのかな?このキャラクターをどう自分に取り込んで出してくれるのかな?という化学反応を楽しみながらアフレコしました。

東映アニメーション 関弘美プロデューサーコメント
「おジャ魔女どれみ」世代の女性3人が主人公の映画ですから、ごく自然な方向性として、20 代の女優さんや声優さんたちを候補として考えました。
テレビシリーズの時も、声優プロダクションだけでなく、子役の劇団所属の方・実写プロダクション所属の方・音楽事務所所属の方・元宝塚の方・お笑い事務所所属の方など、新しい才能の発掘から始めた作品だったので、『原点に戻る』というコンセプトでのキャスティングです。
結果は最高!!!監督はじめとするスタッフ一同、「上手いねー」「ピッタリ!」「心に染みる芝居だねー」と感心しながらアフレコをすることができました。
キャストの皆様の「熱」に応えるべく、作品は最後の仕上げに向かっている最中です。

(c)東映・東映アニメーション

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映画情報

魔女見習いをさがして

公開
2020年5月15日(金)
原作
東堂いづみ
監督
佐藤順一 鎌谷悠
脚本
栗山緑
キャラクターデザイン・総作画監督
馬越嘉彦
作画監督
中村章子
プロデューサー
関弘美
アニメーション制作
東映アニメーション
配給
東映
出演
森川葵 松井玲奈 百田夏菜子
千葉千恵巳 秋谷智子 松岡由貴 宍戸留美 宮原永海 石毛佐和

【STORY】
「ねえ、大きくなったら何になりたい?」教員志望でありながらも、自信をなくして進路に戸惑う大学生・長瀬ソラ。望んだ仕事についたものの、職場になじめず葛藤する帰国子女の会社員・吉月ミレ。夢に向けて進学費用を貯めるも、ダメ彼氏に振り回されるフリーター・川谷レイカ。年齢も性格も住んでいる場所も、なにもかもが違う三人。しかも、それぞれ思いを描く未来が見えず、人生に絶賛迷い中!そんな彼女たちを引き合わせたのは“おジャ魔女どれみ”!?かつて魔女見習いたちが集っていた MAHO 堂―鎌倉にある洋館での運命的な出会いをきっかけに、三人は飛騨高山・京都・奈良と「おジャ魔女どれみ」ゆかりの地を巡る旅へ!笑って泣いて支え合って、掛け替えのない時間を過ごした三人は改めて気づく、いつもどれみたちがそばにいてくれたことに。そして魔女見習いたちに背中を押され、踏み出した先に、素敵な世界が広がっていた。

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