カルト的人気を誇ったクラブ「アシパン」オンラインで復活か

ACID PANDA CAFEの意思を継いだ”アシパン学園”の立ち上げを宣言する高野さん

2004年に大岡山に開店し、自由が丘、渋谷と移転を繰り返した末の2015年に閉店したDJバー『ACID PANDA CAFE』(通称「アシパン」)。

同店の店長をつとめていた高野政所さんが大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことで無期限休業となっていたが、6月10日(火)に高野さんが自身のブログを更新。

そこでアシパンの復活を宣言した

アシパンとは

日本の平均的かつ最先端のクラブ」として、国内外の音楽イベントはもちろん、食事を振る舞うイベントや特撮・アニメ系のコスプレ推奨イベントなど、普通のクラブの範疇には留まらないユニークな催しを繰り広げ、カルト的な人気を誇っていたアシパン。

高野さんによると、店の復活ということではなく、オンライン学校コミュニティ『アシパン学園』としての復活が宣言されており、以前とは違った新しい形のアシパンが見られることになりそうだ。

以下、高野さんのブログからアシパン学園について言及した箇所を引用する。

ただ単にバカな事をやり続けるだけでなく、教育の要素を取り入れたオンライン学校コミュニティ「アシパン学園」を立ち上げる事をここに宣言いたします!

僕は教育などの難しいことは正直よく分からないので、アシパンが生んだ鬼才の一人であるアボカズヒロ君が学園長補佐、教頭先生のような存在になってもらい、まずは我々二人からアシパンの伝説の続きを作っていこうと思っています。

そして、この場で大岡山、自由が丘、渋谷とアシパンに関わったり、遊んでくれた皆さん、必ず協力を求める時があると思いますし、もう、何人かの方は声をかけさせてもらっています。力が必要になったら、必ず声をかけます!

なので、その時はご協力お願いします!

リアル店舗時代に来てくれていた人、怖くて行けなかった人、地理的な関係でついに来店が叶わなかった皆さん、朗報です。

アシッドパンダカフェがアシパン学園として復活します!!

その文化的意義はアボ君に任せるとして、オンラインでまたみなさんと遊べる事を楽しみにしています。

アシパン学園 学園長 高野政所「アシパンが、復活するかも知れないという話。」から

また、合わせてアシパンでのDJプレイから頭角を現したDJのアボカズヒロさんがアシパン学園に参画することも明らかにされており、「アシパン学園マニフェスト by アボカズヒロ」と題されたブログも更新されている(外部リンク)。

突然の休業によって店がなくなり集う場所がなくなった「アシパン難民」「アシパン残党」と呼ばれる人達がいた程の人気店であっただけに、今回の復活には多くの反響が寄せられた。

アシパン学園が目指すところは

文化人、ミュージシャン、サブカル有識者などが集うバーとして知られていたアシパン。

特異なイベントを多く開催していたことで、他のコミュニティでは受け入れてもらえなかった“はみ出した若者たち”が日夜集い、同店の中で社会性を身につけ、DJ、ビートメイカー、映像作家などとして巣立っていった者も多くいるという。 そんな大人の教育機関としても機能していたアシパンの「意思」をオンライン上に復活させ、全国でくすぶっている若者や芽が出ない実力者を発掘しようというのがアシパン学園の運営方針だという。

アボカズヒロさんによれば「今、生きづらさを感じている人々に「こうやって生きてもいいんだ。」と思ってもらえるようなライフスタイルを提案していきます」とのことだ。

開校時期などの詳細はまだ不明なものの、おいおい語られるはず。

思わぬ形での復活

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