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POPなポイントを3行で

  • 新たな人気ゲームタイトル「オートチェス」スマホ版(Android)がリリース
  • 既に類似アプリも順次リリースされている状況
  • 今後の発展のためには企業の支援が必要

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新たなe-Sportsタイトルとなるか『オートチェス』人気の高まりと抱える課題

画像はAutoChess公式Twitterより

PCにて人気を博しているe-Sportsタイトル『オートチェス』(AutoChess)がGoogle Playにてリリースされました(外部リンク)。iOS版の配信は準備中となっています。

PC版では5月31日以降に日中交流戦が予定されているなど、競技シーン・配信シーンともに盛り上がりが予想されます。

オートチェスって何?その前に……

オートチェスを説明するには、まず『Dota2』から説明しなければなりません。

Dota2はValve社の開発するPCでプレイ可能なe-Sportsタイトル。個性豊かな操作キャラクターを選択し5vs5でお互いの本拠地を破壊することを目的に戦うMOBAMultiplayer online battle arena)というジャンルで、代表的なタイトルに「League of Legends」(外部リンク)などがあります。

e-Sportsタイトルとしてはもっとも賞金額が大きいゲームとして有名であり、その公式世界大会『The International 2018』の賞金総額は約28億円にものぼります。

日本でも2013年のリリース以来コミュニティ大会がおこなわれており、近年ではその勢いはますます加速しています。
岡山の牡蠣漁師が主催するDota2の大会を海外の人気解説者が紹介した最高の動画

では、オートチェスとは何か

そんなDota2から派生したMOD(改造データ)としてDrodo Studioが発表したゲームがドタオートチェス。今後はDota2に追加されるMODではなく、単体で動くゲームとしてValve、Drodo Studioがそれぞれ開発を進めていくとのこと。

Dota2の追加データとは言ってもゲームのルールはDota2とは全く異なります(チェスとも違います)。

たとえるならばそのゲーム性は麻雀のようなもの。

ターン毎にランダムで配られるユニットと呼ばれる手牌を選び、それらをマップに配置することで自動で戦闘が進行します。同じユニットを3つ揃えると進化させることができ、強力な手牌の組み合わせを考える戦術性がゲームに奥深さを与えています。

配られるユニットの運や8人のバトルロワイヤル形式という要素によって、そもそも1位になることが難しい気楽さ。

反面、ユニットごとの特性を考えることで上達が実感できる中毒性との両面で人気を集め、長時間にわたって自身のプレイを配信するゲーム実況者も続出する事態になっています。
絶対流行る新ジャンルゲーム!オートチェスのすゝめ【オートチェス】【Dota Auto Chess】
【Dota auto chess】チェックメイト【ドタオートチェス】

既にストアには類似アプリも

今回Google Playで配信されたのはPC版ドタオートチェスを開発するDrodo StudioがDragonestと共同でリリースしたアプリ『オートチェス』。

iOS版は準備中とのことですが、AppStoreを検索すると、ドタオートチェスの人気に呼応するように早くも類似アプリがリリースされています。

中でも荒野行動を運営するNetEaseは既にDota2と同じMOBAとしてリリースしていた『決戦!平安京』に「平安京麻雀棋」というオートチェス的な新モードを追加。こちらは日本語ボイスで遊べるコンテンツになっています。

このように人気のコンテンツに類似アプリが出るのはここ最近の定番の流れ。それに対しての批判はさておき前提として考えなければいけないものとなっています。 フリーランスのゲーム開発者として活動しているTANAKA U@TANAKA_U)さんは「パクられたとしても、その要素が法で保護されているものか? 保護されているとしても争ってどの程度勝てるのかとなると、さらに面倒な話になる。特許なら要件が明確なので殴りやすい。」と知財部門の重要性を指摘。

「調整や演出による手触りがゲームの魅力が大きい場合、ガワはパクれても面白さをパクれるかは不確定になる。」と、UI/UXと括られるようなインターフェイスの快適さ、チュートリアルや接続待ちなどでの待ち時間を短縮するなどして差異化を図ることの大切さを強調しています。

オートチェス、ローカライズの現在

先述の“手触り”の部分に関して、オートチェスはある問題を抱えています。それは日本語ローカライズについて。

PC版ドタオートチェスはこれまで極少人数の有志によって日本語化されてきました(スマホ版は恐らく機械翻訳)。

このローカライズチームについて開発元のDrodo Studioからの公認を受けているのか、プレイヤーからの疑問が騒動に発展。

ローカライズの中心人物である田中真さんは非公認であることを明記した上で、ドタオートチェスそのものの日本公式となる企業と5月31日以降に開催される日中交流戦の日本側主催企業の募集を発表しました。(外部リンク)なお、日本公式となる企業の募集については21日、ValveとDrodo Studioとがそれぞれ独自開発へと移行した兼ね合いもあり続報が待たれます。 プレイヤー人数の拡大にはゲーム自体の面白さだけでなく、不自然でないローカライズや安定したイベント運営なども欠かせません。

勃興するであろう「オートチェス」ジャンルの方向性について、今後も見守っていきたいところです。

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