合わせて公開された特報映像とティザービジュアルには、大人になった太一とアグモンが手をつないで登場。
映像では太一のモノローグとともに、「デジモンと共に歩んだ、全ての『子どもたち』へ。」というメッセージが印象的だ。
「デジモン世代」を生み出したヒットコンテンツ
累計800万個以上を販売した携帯ゲーム『デジタルモンスター』を原作とするアニメ「デジモンアドベンチャー」シリーズ。1999年に細田守監督が手がけた劇場版第1作が公開。
さらにテレビシリーズ『デジモンアドベンチャー』の放送を皮切りに、『デジモンアドベンチャー02』『デジ モンテイマーズ』『デジモンフロンティア』『デジモンセイバーズ』『デジモンクロスウォーズ』とシリーズを重ねてきた。
デジタルワールドを舞台に、選ばれし子供たちがデジモンとともに冒険し成長していく物語は、視聴者である子供を中心にヒットを記録。
2015年から2018年にかけては、全6章にわたり『デジモンアドベンチャー』の続編となる「デジモンアドベンチャー tri.」シリーズが劇場上映されてきた。
劇中の1シーンをイメージしたティザービジュアル
劇場版『デジモンアドベンチャー』公開から20年となった3月6日に明らかになったのは、新作劇場版の公開時期。映画の制作自体は2018年7月のファンイベント、キャラクターのビジュアルは同年末のジャンプフェスタで発表されていた。
声優陣は八神太一役の花江夏樹さん、アグモン役の坂本千夏さんら「tri.」シリーズから続投。【キャスト公開】
— 【公式】劇場版デジモンアドベンチャー(仮題) (@Digi_advntr20th) 2019年3月5日
「劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)」
8人の選ばれし子どもたち
そして、パートナーデジモン
キャストを発表!!
22歳の太一は、花江夏樹さん
アグモンは、坂本千夏さん
みなさん、「tri.」シリーズのキャスト続投です!!
HPもチェックです。https://t.co/sGVzzzr7yU pic.twitter.com/AOQW2GsFQL
キャラクターデザインは、同シリーズの宇木敦哉さんから中鶴勝祥さんへとバトンタッチしている。
新たに公開されたティザービジュアルは、劇中の1シーンをイメージして描き下ろされたものだという。
20周年を盛り上げるコラボ企画も決定
公開時期に加え、バーチャルシンガーの初音ミクや謎解き施設「なぞともカフェ」とのコラボレーションも明らかになっている。 「なぞともカフェ」とのコラボでは、謎解きアトラクション以外にもコラボドリンクやグッズの情報も解禁されている。初代プロデューサー「知力と体力が続く限り、見守り続けたい」
公開時期の発表に対してネット上では、「最高」「待ってました」「楽しみにしてる」といった声が上がっている。新作劇場版にあたって、『劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)』のプロデューサー・木下陽介さんと、「デジモン」シリーズ初代プロデューサー・関弘美さんから、それぞれコメントが届いている。
木下さんは、「『劇場版』とは?を解いていくと、一本のフィルムに濃縮されたエンターテインメント性だったり、色々な意味合いがある」と劇場版について語り、「90分程度の時間、観ている人をスクリーンに釘付けにさせて、あー、面白かった!って帰ってもらいたい。我々はそこを目指して走っています」とコメント。
一方、「おジャ魔女どれみ」シリーズでも知られる関さんは、作品として徐々に広がっていった20年という年月に触れつつ、「初代プロデューサーとして、知力と体力が続く限り、見守り続けたいと思っている」と語っている。
「劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)」プロデューサー 木下陽介
20周年という節目に、どんなデジモンを? これは難題だなあ、と思いました。
ただ1つ、最初に決めたことは、「劇場版」をやろうということでした。
その時は、単純に作画だとか映像クオリティ面を意識した言葉でしたが、「劇場版」とは?を解いていくと、一本のフィルムに濃縮されたエンターテインメント性だったり、色々な意味合いがあり、今も迷ったときに何をすべきか?自然と立ち返る大きな柱になっています。 何を言いたいかというと、90分程度の時間、観ている人をスクリーンに釘付けにさせて、あー、面白かった!って帰ってもらいたい。我々はそこを目指して走っています。
これまでの20年間でデジモンと出会った人へ。
そして、はじめてデジモンと出会う人にも。
絆の物語を届けます。
(c)本郷あきよし・東映アニメーション「デジモン」シリーズ初代プロデューサー 関弘美
オギャァと生まれた赤ん坊が成人式を迎える歳になった。
安産ではなかったが、多くのスタッフの努力や関係各社にも恵まれて、すくすくと育ってくれた。長男が育ち、『02』という弟も生まれ、『テイマーズ』『フロンティア』と四兄弟になった。
その後も、新たなスタッフにより従兄弟や甥っ子、親戚も増えていき、巨大なファミリー、一族になった。本当に一つ一つの作品の成り立ちを思い出すと感慨深い。
それぞれの作品にそれぞれを支持するファンがいて、感動があり、記憶に刻まれ、大事な作品と位置づけられ、残っていってほしい。
今までの20年。
これからの20年。
初代プロデューサーとして、知力と体力が続く限り、見守り続けたいと思っている。
柱の陰からジーッとね。(嘘、怖いわ)
童心に帰ろう
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