2008年本屋大賞第3位を受賞し、累計20万部を突破した小説『有頂天家族』のテレビアニメ化が決定した。2013年7月よりテレビ放映がスタートする。
原作者の森見登美彦さんは『夜は短し歩けよ乙女』や『太陽の塔』などで多くのファンを持つ人気小説家だ。2010年には『四畳半神話体系』がテレビアニメ化、その年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞するなど話題を集めただけに、本作にも高い期待がかかる。
アニメ化にあたっては、キャラクター原案に『さよなら絶望先生』や『じょしらく』を手掛けたマンガ家の久米田康治さんが起用された。久米田さんが自身の作品以外にキャラ原案を提供するのは初となる。小説家とマンガ家のコラボにも注目したい。
アニメーション制作は『true tears』『花咲くいろは』『TARI TARI』などの作品を送り出したP.A.WORKSが行う。監督はP.A.WORKS旗揚げ時からのメンバーである吉原正行さんが担当する。吉原さんは『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』の演出や『東のエデン』で副監督を務めた経験を持っている。『マイの魔法と家庭の日』や『万能野菜ニンニンマン』ではキャラクターデザインと監督を兼任した。本作ではテレビアニメシリーズ初の監督として指揮を執り、狸の一家を書いた異色作に挑んでいく。
メインキャストも併せて発表された。偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・下鴨矢三郎に櫻井孝宏さん、生真面目だが土壇場に弱い長兄・下鴨矢一郎に諏訪部順一さん、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・下鴨矢二郎に吉野裕行さん、臆病で未熟者の末弟・下鴨矢四郎に中原麻衣さんが演じる。また、宝塚をこよなく愛する母に井上喜久子さん、天狗の神通力を得て空を飛ぶ美女・弁天に能登麻美子さんを起用した。
さらに6月16日には作品縁の地である歌舞伎劇場・京都南座において先行プレミアイベントが行われる。伝統ある京都南座でアニメのイベントが行われるのは初めてのことだ。イベントの内容や募集方法については公式サイトで随時発表される。
[高橋克則]
『有頂天家族』
2013年7月よりテレビアニメ化
http://www.uchoten-anime.com
吉原正行監督 コメント
「プッと笑ってしまう登場人物達の何気ない会話や兄弟個々の事情に目が潤んだり、原作を読んで面白いと感じたソレを同じように感じる事が出来る映像にしたい…。ただただそんな思いで作品を作っています」
「狸である主人公達の様々な想いは、私たち人間にも共通する事ばかりだと思います。一生懸命生きる、生きようとするこの家族を自身と照らし合わせてみてみたりして欲しい」
堀川憲司さんコメント (P.A.WORKS代表/アニメーションプロデューサー)
「この作品が転がり出すまでには長い年月を要しました。この作品を世に送り出すにはそれだけの準備が必要だったのです。僕の覚悟にも、吉原監督を中心とした制作チームを構築するのにも。今ここに挑戦の機は熟したり!」
「街を転げ回るふわふわ毛玉の狸と、下界を睥睨し天空を飛び回る天狗と、狸鍋を囲む謎の倶楽部面々が、京都の主役の座を巡って繰り広げる様々な愛の物語なのです。これをアニメーションにして面白くないわけがないのです」
[スタッフ]
原作: 森見登美彦『有頂天家族』(幻冬舎文庫)
監督: 吉原正行
キャラクター原案: 久米田康治
シリーズ構成: 菅正太郎
キャラクターデザイン: 川面恒介
美術監督: 竹田悠介、岡本春美
音楽: 藤澤慶昌
アニメーション制作: P.A.WORKS
[キャスト]
下鴨矢三郎: 櫻井孝宏
下鴨矢一郎: 諏訪部順一
下鴨矢二郎: 吉野裕行
下鴨矢四郎: 中原麻衣
弁天: 能登麻美子
母: 井上喜久子
[ストーリー]
京都には人間と狸と天狗が住んでいる。下鴨神社・糺(ただす)ノ森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父・総一郎は、ある日何の前触れもなく狸鍋にされたのだが、その経緯は今も謎に包まれていた。
残された四兄弟のなかでも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎は「面白きことは良きことなり」をモットーに、生真面目だが土壇場に弱い長兄・矢一郎、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・矢二郎、臆病ですぐに尻尾を出してしまう末弟・矢四郎、そしてタカラヅカ命の母に囲まれて暮らしていた。
隠居中の大天狗・赤玉先生の世話を焼いたり、神通力を得た人間の美女・弁天に振り回されたり、はたまた五山送り火の夜空で宿敵・夷川家と空中決戦を繰り広げる日々の果てに、突如下鴨家を襲う絶体絶命の危機!
父が鍋にされた真相が明らかになるなか、固い絆で結ばれた一家の運命はいかに!
原作者の森見登美彦さんは『夜は短し歩けよ乙女』や『太陽の塔』などで多くのファンを持つ人気小説家だ。2010年には『四畳半神話体系』がテレビアニメ化、その年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞するなど話題を集めただけに、本作にも高い期待がかかる。
アニメ化にあたっては、キャラクター原案に『さよなら絶望先生』や『じょしらく』を手掛けたマンガ家の久米田康治さんが起用された。久米田さんが自身の作品以外にキャラ原案を提供するのは初となる。小説家とマンガ家のコラボにも注目したい。
アニメーション制作は『true tears』『花咲くいろは』『TARI TARI』などの作品を送り出したP.A.WORKSが行う。監督はP.A.WORKS旗揚げ時からのメンバーである吉原正行さんが担当する。吉原さんは『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』の演出や『東のエデン』で副監督を務めた経験を持っている。『マイの魔法と家庭の日』や『万能野菜ニンニンマン』ではキャラクターデザインと監督を兼任した。本作ではテレビアニメシリーズ初の監督として指揮を執り、狸の一家を書いた異色作に挑んでいく。
メインキャストも併せて発表された。偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・下鴨矢三郎に櫻井孝宏さん、生真面目だが土壇場に弱い長兄・下鴨矢一郎に諏訪部順一さん、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・下鴨矢二郎に吉野裕行さん、臆病で未熟者の末弟・下鴨矢四郎に中原麻衣さんが演じる。また、宝塚をこよなく愛する母に井上喜久子さん、天狗の神通力を得て空を飛ぶ美女・弁天に能登麻美子さんを起用した。
さらに6月16日には作品縁の地である歌舞伎劇場・京都南座において先行プレミアイベントが行われる。伝統ある京都南座でアニメのイベントが行われるのは初めてのことだ。イベントの内容や募集方法については公式サイトで随時発表される。
[高橋克則]
『有頂天家族』
2013年7月よりテレビアニメ化
http://www.uchoten-anime.com
吉原正行監督 コメント
「プッと笑ってしまう登場人物達の何気ない会話や兄弟個々の事情に目が潤んだり、原作を読んで面白いと感じたソレを同じように感じる事が出来る映像にしたい…。ただただそんな思いで作品を作っています」
「狸である主人公達の様々な想いは、私たち人間にも共通する事ばかりだと思います。一生懸命生きる、生きようとするこの家族を自身と照らし合わせてみてみたりして欲しい」
堀川憲司さんコメント (P.A.WORKS代表/アニメーションプロデューサー)
「この作品が転がり出すまでには長い年月を要しました。この作品を世に送り出すにはそれだけの準備が必要だったのです。僕の覚悟にも、吉原監督を中心とした制作チームを構築するのにも。今ここに挑戦の機は熟したり!」
「街を転げ回るふわふわ毛玉の狸と、下界を睥睨し天空を飛び回る天狗と、狸鍋を囲む謎の倶楽部面々が、京都の主役の座を巡って繰り広げる様々な愛の物語なのです。これをアニメーションにして面白くないわけがないのです」
[スタッフ]
原作: 森見登美彦『有頂天家族』(幻冬舎文庫)
監督: 吉原正行
キャラクター原案: 久米田康治
シリーズ構成: 菅正太郎
キャラクターデザイン: 川面恒介
美術監督: 竹田悠介、岡本春美
音楽: 藤澤慶昌
アニメーション制作: P.A.WORKS
[キャスト]
下鴨矢三郎: 櫻井孝宏
下鴨矢一郎: 諏訪部順一
下鴨矢二郎: 吉野裕行
下鴨矢四郎: 中原麻衣
弁天: 能登麻美子
母: 井上喜久子
[ストーリー]
京都には人間と狸と天狗が住んでいる。下鴨神社・糺(ただす)ノ森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父・総一郎は、ある日何の前触れもなく狸鍋にされたのだが、その経緯は今も謎に包まれていた。
残された四兄弟のなかでも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎は「面白きことは良きことなり」をモットーに、生真面目だが土壇場に弱い長兄・矢一郎、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・矢二郎、臆病ですぐに尻尾を出してしまう末弟・矢四郎、そしてタカラヅカ命の母に囲まれて暮らしていた。
隠居中の大天狗・赤玉先生の世話を焼いたり、神通力を得た人間の美女・弁天に振り回されたり、はたまた五山送り火の夜空で宿敵・夷川家と空中決戦を繰り広げる日々の果てに、突如下鴨家を襲う絶体絶命の危機!
父が鍋にされた真相が明らかになるなか、固い絆で結ばれた一家の運命はいかに!
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