この役をやるなんて微塵も思っていなかった、と彼は笑った。
ただ、話すほどに、今作への手応えと、20年を超えるキャリアであっても工夫をやめない、真摯な姿勢がうかがえた。すぐ劇場へ戻って、福山潤さんの言葉を思いながら、もう一周、観たくなった。
取材・文:長谷川賢人 撮影:原哲也(Tokyo Otaku Mode) 編集:ふじきりょうすけ
2018年9月7日に劇場版『フリクリ オルタナ』、2018年9月28日は劇場版『フリクリ プログレ』と順に公開。といっても単純な続編ではない。世界観こそ引き継がれてはいるが、全くの初見でも「フリクリワールド」に入り込める作品に仕上がった。 予測のつかないストーリー、原色まばゆい鋭いデザインワーク、さらにはロックバンド・the pillowsの楽曲を載せたアクションシーン……日本のみならず世界でも人気を獲得した名作の勢いはそのままだ。
劇場公開に先駆けて開かれた「完成披露上映会」の夜、KAI-YOUは劇場版『フリクリ プログレ』で快演を見せた声優の福山潤さんにインタビューする機会を得た。 無口で無愛想な女子中学生・雲雀弄ヒドミ(ひばじり・ひどみ)を中心に、それぞれの思惑で入り乱れる登場人物たち。
彼が演じた井出交(いで・こう)というキャラクター、そして福山潤の視線は、新たな『フリクリ』をどう捉えたのだろうか?
福山潤(以下、福山) ちょうど僕が声優に興味を持った年齢くらいですね。でも、今このキャリアと年齢において、井出役をやるなんて微塵も思ってなかったですよ。ほんとに!
──40歳を手前にして、このテンションの若者ですからね。出演はオファーでしょうか?
福山 いえ、オーディションだったんですが、僕は森(吾郎)を受けていたんです。
森はインパクトのある設定ですし、声の波長からいっても、あの見た目にあえて寄せる感じではなくて僕が楽しいと思える演技をしてみたんです。 福山 そしたら「井出で決まりました」と。「……井出、受けたっけ?」って(笑)。
──森、かすってもないですね。
福山 おそらく、僕が森で演じたことのテンション感やテンポ、セリフの印象といった面白さが井手のイメージと合ったんでしょうね。録音テストでも多少テンションを下げて、面白要素が残るようにしてみたらOKがすぐ出たので、答え合わせができた気持ちです。
──拝見して、劇中では「雲雀弄!」だけで何パターンもあるのが大変そうで……。
福山 なにより体力的にキツかったですね(笑)。現場のみんながそうだったので、僕だけわがままは言えませんが。
井出は何度も「雲雀弄!」というけれど、実はヒドミとほぼ「会話」をしていないんですよね。会話しているシーンって、ヒドミが鼻血を出して倒れ、自宅に運んでいって鼻にティッシュを詰めてあげる……という、どういうプレイなの? それって……。 ──あれはプレイでしたね。まぎれもなくプレイだった。
福山 マニアックな人にもたまらないシーンでしたよね(笑)。そこでお互いのことを少し語るくらいで、その後に心情を確かめ合ったりしないんです。行動と結果でお互いの気持ちを確認しているだけで。
あとは井出がめちゃくちゃになりながら「雲雀弄!」と叫んだり、時々は「ヒドミ!」って言ったりする。その瞬間に気持ちが見えるというか。 ──言葉そのものは短いけれど、裏側に流れる気持ちや、感情を開放する加減が違う。
福山 ただ、全部が全部、そうでもないんですよ。
井出って「知らなくてもいいこと」がいっぱいあるキャラクターなんです。逆に「人の感情の機微がわかっていない」ことだけわかっていればいいのかな、と。
主観的であって、精神的な成熟はまだない。だから、盛大でまっすぐな勘違いができるくらいに察しが悪い。「雲雀弄!」と名前を呼ぶ変化をとっても、僕が細かく考える必要はないんだろうと。
むしろ、自分の中で演技プランのような仕込みは無くすようにしました。ただ、森たちに自分を調子よく装うような時には、プランをしっかり考えたんです。
──井出の精神状況をトレースするかのような演技ですね。
福山 この方法論が成り立つキャラクターだったんです。これは大変にラッキーで。感じたままをやっていい、という。
福山 今回の構成とシナリオだけでなく、フリクリの世界観として共有されるべきモノの資料がありました。
結構な厚みの資料でした。理解しながらシナリオに目を通そうと思っていたのもあって、設定を読むだけでも1時間はかかりました(笑)。
たとえば、井出やヒドミの設定、「N.O」や「アトムスク」といった象徴的なもの、それらのオリジナル版と劇場版での描き方の違いもあって。 ──オリジナル版はご覧になっていましたか?
福山 正直、OVAを観ていなかったんです。ただ、『フリクリ』の存在はもちろん、熱い支持を得ていることは知っていました。
今回関わることになって、OVAを観るか否かを考えたんです。ただ、井出を演じる上で前作を知る必要があるかといわれると、全くいらない。
──むしろ「井出交」としているためには、何も知らないで新鮮に驚けるほうがいい。
福山 演者の好みもありますけどね。ただ、せっかくここまでの熱量を持っている作品なので「事前に観て勉強しました」っていうのは、僕はもったいないと感じたんです。 ──もったいない、という気持ちは面白いですね。
福山 リバイバル作品って、ブラッシュアップされた上で、みんなが知っているものをイチから知れる楽しさがありますよね。僕は今まで声優という制作側で関わってきたから、その楽しみは絶対になかった。
でも、この状況ならできるんだと思うと、前作を観るのは『プログレ』が完成してからがいいんじゃないか、と。
とはいえテイストや世界観には触れておきたかったので、わざと本筋の作品だけは避けつつ、ファンがつくったMADであるとか、好きな人たちの感想サイトや日記を読んでいきました。「この人たちにとってフリクリはどういった作品で、新作にどういう感想を持ったのか」という外堀を埋める作業をものすごく楽しみました。
『オルタナ』と『プログレ』の特報映像も観て、みんなの感想や、海外からの支持のされ方を含めて、4〜5日間くらいかけて時間のある時に見ていって。それを知った上で、でも気にせずに演じるというのが僕の決めたことです。 福山 だから、つくる側としても観る側としても、今回は贅沢な関わり方をさせてもらいましたね。
あと、『フリクリ プログレ』に関しては、自分が少年時代に観ていたアニメをつくらせてもらったような感覚もありました。僕はずっと「雲雀弄!」と呼びながら坂を下ったり、“空を舞う車”に泳いでいったりするときは、ほとんど『未来少年コナン』のつもりでやっていました(笑)。
福山 『フリクリ』はお世辞にも理解しやすい話ではないですよね。「なぜ、重要アイテムが植木鉢なのか」は説明されませんし、ちょっとしたパニックムービーみたいなところもある(笑)。
そんな中で、設定にどこまで真剣に向き合い、どこまで面白みと捉えていいかは、演者側にさじ加減が与えられているわけです。井出はわかりやすいキャラクターですが、林原さんが演じられたラハルは、全編ふざけているようであり、全編シリアスでもあるんです。
つまり、彼女がふざけているところも、何かの種を仕込んでいると捉えるなら真剣な行為でもある。その表裏一体を、林原さんのさじ加減で常に表現しているということです。 福山 ラハルは女性というより少女であり、しかも海賊でもあり……という、あらゆる要素が不安定なバランスで混在しています。しかも、ラハルは『プログレ』では前作からの唯一の共通項で、アイコン的な位置づけでもある。そうやって理屈をすべて説明したとしても、それが「成り立っている」と演技で感じさせるのは難しい。
林原さんはセンシティブに考えて、いろんなものを背負ってやってらっしゃるはずなのですが、マイクの前では迷いが一切見えなかった。
僕だけでなく、演者は自分の出番がないときも、林原さんの収録をずっと見ていたと思います。どうやったらそんな演技ができるのか、わからないことばかりをやっていましたから(笑)。 ──福山さんの20年の経験をもっても謎だったと。
福山 林原さんとは2000年に『無敵王トライゼノン』で共演しました。新人で「がなる」ことしかできなかった主人公の僕を、林原さんはヒロインとして支えてくれたんです。だから僕としては、成長した姿を見せたいというスケベ根性があったわけですけど……(笑)。
でも、僕がこの18年を頑張ってきた分、林原さんだって18年も第一線にいたわけで、差が縮まるどころか離されているような気しかしなかった。いや、それくらいすごかったんですよ! 関わった後輩たちは、きっと同じようなことを言うと思います。
しかも、水瀬(いのり)や沢城(みゆき)は、林原さんと対峙するじゃないですか。羨ましい反面、僕は男でよかった……と思うくらい。絶対的なものを見せつけられた感覚はありましたね。 ──福山さんの演技だけでなく、林原さんにも集中して、再び観たくなりました……!
福山 『フリクリ』の新作劇場版は、オリジナルシリーズから知っている人と、今回から観る人と、面白さのポイントや期待の持ち方の差はあれど、感想にそれほどの差は無く楽しめるはずです。僕も最初はわからなかった言葉の理解や、前作とのつながりに対する気づきを、収録中からふんだんに感じました。
僕は収録と完成品で2回観ているようなものですが、ぜひ今作は2回以上観たほうが面白いと思います。1回目でも面白いですし、わからないことも楽しいんですけどね。
『フリクリ』劇場版公式サイト (c) 2018 Production I.G / 東宝
ただ、話すほどに、今作への手応えと、20年を超えるキャリアであっても工夫をやめない、真摯な姿勢がうかがえた。すぐ劇場へ戻って、福山潤さんの言葉を思いながら、もう一周、観たくなった。
取材・文:長谷川賢人 撮影:原哲也(Tokyo Otaku Mode) 編集:ふじきりょうすけ
伝説と化したアニメ『フリクリ』
伝説のアニメが帰ってくる──2000年に全6巻のOVAとして発表され、世界中のアニメファンを熱狂させた『フリクリ』の完全新作劇場版が2本封切りされる。2018年9月7日に劇場版『フリクリ オルタナ』、2018年9月28日は劇場版『フリクリ プログレ』と順に公開。といっても単純な続編ではない。世界観こそ引き継がれてはいるが、全くの初見でも「フリクリワールド」に入り込める作品に仕上がった。 予測のつかないストーリー、原色まばゆい鋭いデザインワーク、さらにはロックバンド・the pillowsの楽曲を載せたアクションシーン……日本のみならず世界でも人気を獲得した名作の勢いはそのままだ。
劇場公開に先駆けて開かれた「完成披露上映会」の夜、KAI-YOUは劇場版『フリクリ プログレ』で快演を見せた声優の福山潤さんにインタビューする機会を得た。 無口で無愛想な女子中学生・雲雀弄ヒドミ(ひばじり・ひどみ)を中心に、それぞれの思惑で入り乱れる登場人物たち。
彼が演じた井出交(いで・こう)というキャラクター、そして福山潤の視線は、新たな『フリクリ』をどう捉えたのだろうか?
「演技プランの仕込みなし」で演じた、井出交という男
──演じられている井出交と、福山さんの共通点といえば、声優デビューからの年齢が近しいことですね。演じるなかで、当時を思うこともありましたか。福山潤(以下、福山) ちょうど僕が声優に興味を持った年齢くらいですね。でも、今このキャリアと年齢において、井出役をやるなんて微塵も思ってなかったですよ。ほんとに!
──40歳を手前にして、このテンションの若者ですからね。出演はオファーでしょうか?
福山 いえ、オーディションだったんですが、僕は森(吾郎)を受けていたんです。
森はインパクトのある設定ですし、声の波長からいっても、あの見た目にあえて寄せる感じではなくて僕が楽しいと思える演技をしてみたんです。 福山 そしたら「井出で決まりました」と。「……井出、受けたっけ?」って(笑)。
──森、かすってもないですね。
福山 おそらく、僕が森で演じたことのテンション感やテンポ、セリフの印象といった面白さが井手のイメージと合ったんでしょうね。録音テストでも多少テンションを下げて、面白要素が残るようにしてみたらOKがすぐ出たので、答え合わせができた気持ちです。
──拝見して、劇中では「雲雀弄!」だけで何パターンもあるのが大変そうで……。
福山 なにより体力的にキツかったですね(笑)。現場のみんながそうだったので、僕だけわがままは言えませんが。
井出は何度も「雲雀弄!」というけれど、実はヒドミとほぼ「会話」をしていないんですよね。会話しているシーンって、ヒドミが鼻血を出して倒れ、自宅に運んでいって鼻にティッシュを詰めてあげる……という、どういうプレイなの? それって……。 ──あれはプレイでしたね。まぎれもなくプレイだった。
福山 マニアックな人にもたまらないシーンでしたよね(笑)。そこでお互いのことを少し語るくらいで、その後に心情を確かめ合ったりしないんです。行動と結果でお互いの気持ちを確認しているだけで。
あとは井出がめちゃくちゃになりながら「雲雀弄!」と叫んだり、時々は「ヒドミ!」って言ったりする。その瞬間に気持ちが見えるというか。 ──言葉そのものは短いけれど、裏側に流れる気持ちや、感情を開放する加減が違う。
福山 ただ、全部が全部、そうでもないんですよ。
井出って「知らなくてもいいこと」がいっぱいあるキャラクターなんです。逆に「人の感情の機微がわかっていない」ことだけわかっていればいいのかな、と。
主観的であって、精神的な成熟はまだない。だから、盛大でまっすぐな勘違いができるくらいに察しが悪い。「雲雀弄!」と名前を呼ぶ変化をとっても、僕が細かく考える必要はないんだろうと。
むしろ、自分の中で演技プランのような仕込みは無くすようにしました。ただ、森たちに自分を調子よく装うような時には、プランをしっかり考えたんです。
──井出の精神状況をトレースするかのような演技ですね。
福山 この方法論が成り立つキャラクターだったんです。これは大変にラッキーで。感じたままをやっていい、という。
OVAを「あえて」観ないで臨むことにした
──18年ぶりのリバイバルにあたり、事前に世界観の共有などはあったのでしょうか?福山 今回の構成とシナリオだけでなく、フリクリの世界観として共有されるべきモノの資料がありました。
結構な厚みの資料でした。理解しながらシナリオに目を通そうと思っていたのもあって、設定を読むだけでも1時間はかかりました(笑)。
たとえば、井出やヒドミの設定、「N.O」や「アトムスク」といった象徴的なもの、それらのオリジナル版と劇場版での描き方の違いもあって。 ──オリジナル版はご覧になっていましたか?
福山 正直、OVAを観ていなかったんです。ただ、『フリクリ』の存在はもちろん、熱い支持を得ていることは知っていました。
今回関わることになって、OVAを観るか否かを考えたんです。ただ、井出を演じる上で前作を知る必要があるかといわれると、全くいらない。
──むしろ「井出交」としているためには、何も知らないで新鮮に驚けるほうがいい。
福山 演者の好みもありますけどね。ただ、せっかくここまでの熱量を持っている作品なので「事前に観て勉強しました」っていうのは、僕はもったいないと感じたんです。 ──もったいない、という気持ちは面白いですね。
福山 リバイバル作品って、ブラッシュアップされた上で、みんなが知っているものをイチから知れる楽しさがありますよね。僕は今まで声優という制作側で関わってきたから、その楽しみは絶対になかった。
でも、この状況ならできるんだと思うと、前作を観るのは『プログレ』が完成してからがいいんじゃないか、と。
とはいえテイストや世界観には触れておきたかったので、わざと本筋の作品だけは避けつつ、ファンがつくったMADであるとか、好きな人たちの感想サイトや日記を読んでいきました。「この人たちにとってフリクリはどういった作品で、新作にどういう感想を持ったのか」という外堀を埋める作業をものすごく楽しみました。
『オルタナ』と『プログレ』の特報映像も観て、みんなの感想や、海外からの支持のされ方を含めて、4〜5日間くらいかけて時間のある時に見ていって。それを知った上で、でも気にせずに演じるというのが僕の決めたことです。 福山 だから、つくる側としても観る側としても、今回は贅沢な関わり方をさせてもらいましたね。
あと、『フリクリ プログレ』に関しては、自分が少年時代に観ていたアニメをつくらせてもらったような感覚もありました。僕はずっと「雲雀弄!」と呼びながら坂を下ったり、“空を舞う車”に泳いでいったりするときは、ほとんど『未来少年コナン』のつもりでやっていました(笑)。
キャリア20年超えの声優でもわからない、林原めぐみ、という凄さ
──完成披露上映回では、ハルハ・ラハル役の林原めぐみさんの演技が印象に残ったお話をされていました。福山 『フリクリ』はお世辞にも理解しやすい話ではないですよね。「なぜ、重要アイテムが植木鉢なのか」は説明されませんし、ちょっとしたパニックムービーみたいなところもある(笑)。
そんな中で、設定にどこまで真剣に向き合い、どこまで面白みと捉えていいかは、演者側にさじ加減が与えられているわけです。井出はわかりやすいキャラクターですが、林原さんが演じられたラハルは、全編ふざけているようであり、全編シリアスでもあるんです。
つまり、彼女がふざけているところも、何かの種を仕込んでいると捉えるなら真剣な行為でもある。その表裏一体を、林原さんのさじ加減で常に表現しているということです。 福山 ラハルは女性というより少女であり、しかも海賊でもあり……という、あらゆる要素が不安定なバランスで混在しています。しかも、ラハルは『プログレ』では前作からの唯一の共通項で、アイコン的な位置づけでもある。そうやって理屈をすべて説明したとしても、それが「成り立っている」と演技で感じさせるのは難しい。
林原さんはセンシティブに考えて、いろんなものを背負ってやってらっしゃるはずなのですが、マイクの前では迷いが一切見えなかった。
僕だけでなく、演者は自分の出番がないときも、林原さんの収録をずっと見ていたと思います。どうやったらそんな演技ができるのか、わからないことばかりをやっていましたから(笑)。 ──福山さんの20年の経験をもっても謎だったと。
福山 林原さんとは2000年に『無敵王トライゼノン』で共演しました。新人で「がなる」ことしかできなかった主人公の僕を、林原さんはヒロインとして支えてくれたんです。だから僕としては、成長した姿を見せたいというスケベ根性があったわけですけど……(笑)。
でも、僕がこの18年を頑張ってきた分、林原さんだって18年も第一線にいたわけで、差が縮まるどころか離されているような気しかしなかった。いや、それくらいすごかったんですよ! 関わった後輩たちは、きっと同じようなことを言うと思います。
しかも、水瀬(いのり)や沢城(みゆき)は、林原さんと対峙するじゃないですか。羨ましい反面、僕は男でよかった……と思うくらい。絶対的なものを見せつけられた感覚はありましたね。 ──福山さんの演技だけでなく、林原さんにも集中して、再び観たくなりました……!
福山 『フリクリ』の新作劇場版は、オリジナルシリーズから知っている人と、今回から観る人と、面白さのポイントや期待の持ち方の差はあれど、感想にそれほどの差は無く楽しめるはずです。僕も最初はわからなかった言葉の理解や、前作とのつながりに対する気づきを、収録中からふんだんに感じました。
僕は収録と完成品で2回観ているようなものですが、ぜひ今作は2回以上観たほうが面白いと思います。1回目でも面白いですし、わからないことも楽しいんですけどね。
『フリクリ』劇場版公式サイト (c) 2018 Production I.G / 東宝
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