アニメやゲームへの多数の主題歌はじめ八面六臂の活躍を続ける稀代のエンターテイナーにしてアニソンシンガー・オーイシマサヨシ(大石昌良)さんによる初のZeppワンマンツアーのファイナルが6月17日にKT Zepp Yokohamaで行われた。
“いつもの「誰も置いて行かないライブ」というテーマに加えて、「音楽人としての自分」をさらけ出せるようなそんなライブ空間にしたい”という決意の通り、音楽家としてのこだわりを詰め込みながらも、すべての人へ手を差し伸べるやさしさを伴い最高の形でライブを開催、ツアーはフィナーレを迎えた。
今回はツアー最終日のオフィシャルライブレポートをお届けする。
【写真】オーイシマサヨシ、Zeppツアー千秋楽の熱狂 執筆:オグマフミヤ 撮影:大参久人
ステージを覆っていた幕が下りるとアコースティックギターをかついでオーイシマサヨシが姿を現す。歓迎の拍手が鳴りやむのを待たずに突入したオープニングナンバーは「楽園都市」。レパートリーの中でも随一のファンキーチューンが、ホーンセクションを加えた強力バンドアンサンブルによって増幅され、都会の闇を切り裂く極上のジャズサウンドに仕上がる。
ギターからタクトに持ち替えて「乗ってけ!ジャパリビート」で楽しそうにステージを駆け回ったかと思えば、自らの存在意義を克明に描き出す「エンターテイナー」へと繋いで曲ごとに世界観を鮮やかに切り替えてみせ、はやくもエンジンは全開。 最初のMCではコロナ禍での様々な制限を乗り越え、遂に満員で集まることができたオーディエンスへ感謝を述べると、「みんな、Twitter好き?」と告げるやいなやステージ上でまさかのTwitterタイムへ。歓声は上げられず拍手や手拍子だけのコミュニケーションでは寂しいということで、ハッシュタグ「#オーイシZepp」でやりとりしようと提案。
目の前にいるのにTwitter経由で来場者とやりとりするというオーイシマサヨシならではの異質な演出でファンとの一体感を高めると、ハッシュタグに寄せられた「もっと下手に来い!」といった要求に応えるまま、ステージ上を駆け回る。ツアーファイナルなので特別にMCも長めということだったが、あまりに楽しすぎて永遠に続けてしまいかねないため自制してライブパートへ。
ここまでの感想を確認するべくスマホを手にとって再びTwitterチェックに入るオーイシだが、「Twitterやってる場合じゃないよ!みんな、一緒に踊りたいよね?!」と光速の手のひら返しから再び丁寧なダンスのレクチャーを挟んで「オトモダチフィルム」へ。誰よりもキレキレのダンスを踊りながらも、うぶな恋心を歌う青春ナンバーを歌い上げると、「キンカンのうた2020」へと続け、今度はキンカン片手にさらにキレを増したダンスを披露した。
ここまでの大成功っぷりに「こんなライブ見たことない!」と本人も振り返り、もはやその思いをツイートするまでもなく会場中が同意の念で満ち満ちる。
次なる曲は最新曲「恋はエクスプロージョン」、ツアーファイナルということで特別にfeaturingした田村ゆかりがステージへ登場……することも期待されていたが、叶わなかったため一人で歌いきるスペシャルVer.で披露。本来は2人の掛け合いによって描かれるめまぐるしい曲調の変化を1人でやりきるという離れ業をやってのけ、会場中から拍手のエクスプロージョンが巻き起こる。
“いつもの「誰も置いて行かないライブ」というテーマに加えて、「音楽人としての自分」をさらけ出せるようなそんなライブ空間にしたい”という決意の通り、音楽家としてのこだわりを詰め込みながらも、すべての人へ手を差し伸べるやさしさを伴い最高の形でライブを開催、ツアーはフィナーレを迎えた。
今回はツアー最終日のオフィシャルライブレポートをお届けする。
【写真】オーイシマサヨシ、Zeppツアー千秋楽の熱狂 執筆:オグマフミヤ 撮影:大参久人
目次
福山潤に追い詰められた? 指名手配犯・オーイシマサヨシ
開演の時を待ち望む会場に突如サイレンの音が鳴り響くと、スクリーンに映し出されたのは今夜の主役・オーイシマサヨシその人の指名手配書だった。どうやら今宵のオーイシマサヨシは捜査網を華麗に躱している逃亡犯のようで、声優・福山潤演じる捜査官にこのステージまで追い詰められたというストーリーが語られる。遂に迫る大捕り物、いよいよ本編がスタート。ステージを覆っていた幕が下りるとアコースティックギターをかついでオーイシマサヨシが姿を現す。歓迎の拍手が鳴りやむのを待たずに突入したオープニングナンバーは「楽園都市」。レパートリーの中でも随一のファンキーチューンが、ホーンセクションを加えた強力バンドアンサンブルによって増幅され、都会の闇を切り裂く極上のジャズサウンドに仕上がる。
ギターからタクトに持ち替えて「乗ってけ!ジャパリビート」で楽しそうにステージを駆け回ったかと思えば、自らの存在意義を克明に描き出す「エンターテイナー」へと繋いで曲ごとに世界観を鮮やかに切り替えてみせ、はやくもエンジンは全開。 最初のMCではコロナ禍での様々な制限を乗り越え、遂に満員で集まることができたオーディエンスへ感謝を述べると、「みんな、Twitter好き?」と告げるやいなやステージ上でまさかのTwitterタイムへ。歓声は上げられず拍手や手拍子だけのコミュニケーションでは寂しいということで、ハッシュタグ「#オーイシZepp」でやりとりしようと提案。
目の前にいるのにTwitter経由で来場者とやりとりするというオーイシマサヨシならではの異質な演出でファンとの一体感を高めると、ハッシュタグに寄せられた「もっと下手に来い!」といった要求に応えるまま、ステージ上を駆け回る。ツアーファイナルなので特別にMCも長めということだったが、あまりに楽しすぎて永遠に続けてしまいかねないため自制してライブパートへ。
歌にダンスに限界突破の底力を見せつける
曲中のオーディエンスの振り付けを入念に確認して突入したのは「A3!」への提供曲「MANKAI☆開花宣言」。なんと「MANKAI」の歌詞に合わせてツイートしつつポーズもとって欲しいという腕が3本必要そうな無理難題になんとか応えるオーディエンスに「素晴らしい!」と賛辞を送りつつ、桜色に照らされたステージで伸びやかに歌声を響かせた。次なる「奇天烈ポエマー」も「A3!」への提供曲で、今度はオリエンタルな音色でフロアを妖しい雰囲気に染め上げる。ここまでの感想を確認するべくスマホを手にとって再びTwitterチェックに入るオーイシだが、「Twitterやってる場合じゃないよ!みんな、一緒に踊りたいよね?!」と光速の手のひら返しから再び丁寧なダンスのレクチャーを挟んで「オトモダチフィルム」へ。誰よりもキレキレのダンスを踊りながらも、うぶな恋心を歌う青春ナンバーを歌い上げると、「キンカンのうた2020」へと続け、今度はキンカン片手にさらにキレを増したダンスを披露した。
ここまでの大成功っぷりに「こんなライブ見たことない!」と本人も振り返り、もはやその思いをツイートするまでもなく会場中が同意の念で満ち満ちる。
次なる曲は最新曲「恋はエクスプロージョン」、ツアーファイナルということで特別にfeaturingした田村ゆかりがステージへ登場……することも期待されていたが、叶わなかったため一人で歌いきるスペシャルVer.で披露。本来は2人の掛け合いによって描かれるめまぐるしい曲調の変化を1人でやりきるという離れ業をやってのけ、会場中から拍手のエクスプロージョンが巻き起こる。
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