誌面では日本全国の大衆天国酒場100軒超を紹介。
自身のこれまでの酒場歩きの総決算として、どこでも楽しく飲む秘訣などがつづられている。
酒場ライター パリッコ初のエッセイ
1978年東京生まれのパリッコさんの趣味は酒と徘徊。DJ/トラックメイカー、漫画家/イラストレーターなど、様々な肩書きを持つ一方で、雑誌『酒場人』の監修をつとめる酒場ライターとして活躍している。
2月にスズキナオさんとの共著『酒の穴』(シカク出版)、3月には11人の著名人との対談集『晩酌百景』(シンコーミュージック)を刊行したばかり。
『酒場っ子』では、若手飲酒シーンの旗手とも呼ばれるパリッコさんが、ゼロ年代以降の不況時代にどこでも楽しく飲もうと提案。
装画を漫画家のスケラッコさんが担当。吉本ばななさん、ラズウェル細木さん、清野とおるさん、夢眠ねむ(でんぱ組.inc)さん、柳下毅一郎さんから、絶賛の帯コメントも寄せられている。
読めば口がモツ煮、串カツ、おでんになり、ビールのことで頭がいっぱい! 魅惑の文章にクラクラ酔って夢見心地……やっぱり、パリッコさんは信用できる呑兵衛です。 夢眠ねむ(でんぱ組.inc)
飲屋街の中心で愛を酒ぶ。現代のバッカス酒神、パリッコ氏の書いた酒の本。そりゃ読みますというか、いっそ飲みます。 清野とおる(『東京都北区赤羽』)
今夜もパリッコさんがたまにうとうとしながらどこかの居酒屋さんにいると思うと、とても幸せな気持ちになる。 吉本ばなな(酒たぬきスタンプ愛用中)
あっ、私の隠れ家が……! 紹介もほどほどに願います(笑)。 ラズウェル細木(『酒のほそ道』)
5月22日(火)には、既刊3冊の刊行を記念したトークイベントも開催される(外部リンク)。酒場に貴賤(きせん)はない。伝統と格式を誇る名店も、場末の立ち飲み屋やそれこそチェーン居酒屋であったとしても、同じように酒と肴に向かい合えるのがいい酒飲みなんだと思う。パリッコはどこへ行っても楽しく酒を飲む術を知っている、そんな正しい酔っぱらいだ。安い居酒屋にちょっと美味しいつまみがあると「この飲み屋、東海林さだおさんならなんと評するかな?」と考えてしまうのだけど、この本を読めば「この店、パリッコならなんと評するかな?」と思うようになるだろう。パリッコこそ、酒場エッセイのニュー・スタンダードだ! 柳下毅一郎(特殊翻訳家/映画評論家)
お酒の楽しみ方
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商品情報
パリッコ『酒場っ子』
- 発売日
- 2018年5月18日(水)
- 定価
- 1500円(税別)
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