声優は当時のオリジナルキャストが続投。主人公・冴羽獠(リョウ)は神谷明さんが、ヒロイン・槇村香は伊倉一恵さんがつとめる。
ハードボイルドの金字塔『シティーハンター』とは?
『シティーハンター』は、新宿で殺しやボディーガード・探偵といった仕事を行う始末屋(スイーパー)に焦点を当てたストーリー。始末屋の冴羽獠と槇村香を中心に、法で裁くことができない悪と闘う。『週刊少年ジャンプ』において、1980年代の代表的作品として知られており、幾度となくアニメ化されている。そのハードボイルドとギャグを織り交ぜた手法と、冴羽獠というキャラクターはいまなお人気を集めており、高く評価されている。
TVアニメを見たことがなくても、エンディングテーマとなったTM NETWORK「Get Wild」が『シティーハンター』の楽曲だということを知っている人は多いかもしれない。
なお、原作の北条司さん、総監督のこだま兼嗣さん、冴羽獠役の神谷明さん、槇村香役の伊倉一恵さんよりコメントも到着している。
『シティーハンター』は僕が若い頃に描いた作品です。若気の至りなど、いろいろなものがこの作品の中にはあるので、今の僕には当時と同じ感覚で『シティーハンター』を描くことは難しいなと思っています。でも、アニメーションならそれができる。 総監督はこだま(兼嗣)さんなので、ツボを押さえた面白い作品になると確信しております。しかも、 神谷明さん、伊倉一恵さんも出演されるので、 “あの頃のまま”の『シティーハンター』が蘇るのではないかと期待しています。
ファンの方に楽しんでいただけるのが一番なので、それに応えられるように制作陣には頑張っていただければと思います。僕ももちろん協力させていただきますが、みなさんと一緒に楽しみたいと思います。 原作・北条司さん
私が「シティーハンター」に関わっていたときは、時間が経っても通用するセンスとアクションをと思って演出していました。
まさか30年経って再び関わるようになるとは考えてもいませんでした。しかし、頭の中では時間が止まっていて、すべてが昨日のことのように、冴羽獠や槇村香が勝手に動き出しました。自分でもビックリです。なによりこの作品は楽しいのです。
ハードボイルドあり、アクションあり、ギャグあり、演出として、これほどやりがいのある作品にはそうそう巡り会えません。お話があったとき、二つ返事で引き受けました。しかも、今回参加してくれるスタッフには、当時リアルタイムで観てくれたファンの人たちもいるのです。こんな楽しい環境でやる気が起きないわけはありません。
あの頃と変わらぬ冴羽獠が皆さんの前に帰ってきます。楽しみにしていてください。 総監督・こだま兼嗣さん
僕の中にはずっと冴羽獠が生き続けていました。1999年のテレビスペシャルから20年が経ち、このような形で獠と香、二人の「シティーハンター」にもう一度逢えるなんて感激です! 冴羽 獠(リョウ) 役・神谷明さん
えっ、また100トンハンマーを振り回せるんですか!?20年経って再び香の声が出来るなんて、なんて幸せ!!しかも北条先生の絵を見る限り、静かに収まってない気配。大暴れ出来る体力はあるのか少々心配ですが、気持ちはすでに香です。はぁ、もう待ちきれない! 槇村 香 役・伊倉一恵さん
加速する旧作品のアニメ化
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作品情報
劇場版シティーハンター(仮題)
- 公開
- 2019年初春ロードショー
- キャスト
- 冴羽 獠(リョウ):神谷 明、槇村 香:伊倉一恵
- 原作
- 北条 司
- 総監督
- こだま兼嗣(「シティーハンター」「名探偵コナン」)
- 脚本
- 加藤陽一(「妖怪ウォッチ」)
- アニメーション制作
- サンライズ
- 配給
- アニプレックス
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