北条司さん原作のアニメ『シティーハンター』の第1話放送から35年を迎える4月8日、新作劇場アニメーションの制作が決定した。公開時期は未定。
新作劇場版でも、これまでと同じく主人公・冴羽獠役は神谷明さんが担当。エンディングテーマはもちろん、作品の代名詞となっているTM NETWORK「Get Wild」が使用される。
制作決定が発表された4月8日は、アニメ第1話から35年にあたるだけでなく、「Get Wild」のリリースからも35年(1987年4月8日)の記念日でもある。
劇場版やフランス版も人気の『シティーハンター』
『シティーハンター』は累計発行部数5000万部を突破する人気漫画。1987年からはTVアニメが放送され、ハードボイルドな内容とコメディ要素が相まって、高い人気を獲得。長年親しまれ続けている。2019年には、20年ぶりとなるアニメ最新作『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』が公開。興行収入15億円を超えるヒットを記録した。
幼少期から『シティーハンター』のファンだったというフィリップ・ラショーさんによって制作された同作は、観客動員数168万人を超える大ヒットを記録した。
1985年に誕生した作品でありながら、複数回にわたるTVアニメ化や劇場アニメ化、さらには実写化と、現在に至るまで根強い人気を誇る。
北条司、神谷明、小室哲哉が新作に向けコメント
劇場最新作の制作決定に際して、原作の北条司さんや、冴羽獠を演じる神谷明さん、エンディングを担当するTM NETWORKの小室哲哉さんからコメントが届いている。その中で小室哲哉さんは、ロングセラーヒットとなったエンディング曲「Get Wild」について「『人』のような存在」とコメントするとともに、新作への期待を語っている。
原作:北条司さんコメント
新作お待たせしました。アニメ第1話からちょうど35年にあたるこの⽇に、皆さんにお伝えすることができ感慨深いです。「Get Wild」もエンディングに使⽤されることが決定しました。
内容はまだお話できませんが、今回の新作は、前回とはひと味もふた味も違ったものになりそうです。
楽しみに待っていてもらえたら嬉しいです。
冴羽獠役:神谷明さんコメント
知らせを聞いたときは嬉しかったですね。永遠のヒーロー、格好良い獠ちゃんが帰ってきます。ストーリー、音楽など、期待を裏切らない素敵な作品にしたいと思っています。
「待たせたな。俺を呼んだのは君だろ!」
TM NETWORK:小室哲哉さんコメント
「Get Wild」は『シティーハンター』がなかったら生まれていません。
35年も愛してもらえるロングセラーのヒット曲なんて、いくら狙っても作れるものではないなと改めて思いました。「Get Wild」はもう「人」のような存在ですね。ありがたいことです。
『シティーハンター』最新作、期待しております。
アスファルトタイヤを切りつけながら──
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