高い歌唱力に加えギターを弾き語りするスタイル、さらにはユーモアのあるサンプリング、トラックメイクの技術、明るく自由奔放なキャラが注目を集め始めています。
そのアーティストとしての才能は、プロインタビュアーの吉田豪さんも「才能がある」と絶賛。先日は、共にDOMMUNEにも出演しました。
眉村ちあきさんの魅力は、経験から受けたインスピレーションを自然に自分の音楽に落とし込むところ。だから、曲をサンプリングしていることを他人に言われてはじめて気づくこともあるのだとか。今日のDOMMUNEで宇川直宏さんが「いやー、すごかった! もっと観たいから、もう今年の『JGO』は全部彼女がゲストでもいいよ!」と眉村ちあきを大絶賛。
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) 2018年1月22日
強烈なキャラとは裏腹の、天性の音楽的センスも認められ、今一部でアツい注目を集めている地下アイドルと言えるでしょう。
そんな彼女の素顔に迫るべく、2月23日(土)に開催された「臨時株主総会」と題されたイベントに足を運んでみました。
このイベントは、眉村さんが代表取締役をつとめる株式会社「会社じゃないもん」の入社試験という位置づけ。
ちなみに、この会社は12月22日に設立され、物販などで株式を売ることで楽曲制作やイベント資金などを捻出しているとのことです。一応補足しておきますと、物販で株を売るアイドルは地下とは言え普通ではありません。
そして、「臨時株主総会」とは一体何なのか? そういう名前のライブではないのか…? 正直筆者も参加するまでよくわかっていませんでした。
取材:山下智也 写真: I.ITO
臨時株主総会にいってみました
会場は、東高円寺駅が最寄のセシオン杉並。到着し、中に入ると、すでにお客さんが続々と集まっていました。 今回は、「臨時株主総会」ということからなのか、ライブ会場という感じではなく、どちらかといえば、セミナーや講習会がはじまりそうな雰囲気。ここに集まるファンは、みんな株主。30代から50代の男性が多いような印象です。
会場内に眉村ちあきさんの姿はまだ見当たりません。着席し、その登場を静かに待つことにしました。
開場時間とともにマイケルジャクソンの曲がBGMとして流れ、ホワイトボードの裏にあった謎のスペースから、スーツ姿の眉村さんがついに登場。 この瞬間のために狭いスペースで30分ほど待機していたとのことです。
最初の挨拶が終わると筆記にて入社試験が行われたため、筆者もチャレンジしてみました。 内容は、眉村さんの言動を普段からチェックしていないと解けないものばかり。例えば1問目から「眉村語で『あいうえお』を答えなさい」などの問題。
眉村初心者の筆者にはかなり難しかった…。ち「試験問題をツイートしてもいいですよ」#眉村株主総会 pic.twitter.com/qCjRmdbszj
— りんご兄やん(にいやん) (@ringochan0027) 2018年2月23日
自己採点で回答が行われ、眉村さんによると50点満点で30点以下の人は追試とのことですが、眉村さんのファンが集まっているはずなのに全員追試となってしまいました。
続いては、実技試験だという「月が出た出たトーナメント」(福岡県の民謡・炭坑節に合わせて指で踊り、上手い人を決めるもの)。
予選は、列ごとにテストされ、上手い人のみ眉村さんから指名されて決勝に進めます。かなり厳しめのジャッジ。 予選が終わると、指名されて決勝に進んだ3人で決勝戦へ。しかし、結局3人とも合格となりました。 その後、株主総会がはじまり、収支報告や株主からの質疑応答などのコーナーも。わりとその場の思いつきで進行されていたため終始グダグダですが、その場のノリで即断する眉村さんの即興性とあたたかい株主のみなさんが印象的でした。
今年はTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL 2018)やりんご音楽祭にもエントリーすると報告。なお、株主総会は、今後も眉村さんの気分によって定期的に行なわれていくとのことです。 トイレ休憩を挟んだあとには、無事ライブがスタート。ギターを片手にこぶしがきいたソウルシンガーのような歌いっぷりをみせます。 座ってギターの弾き語りをする場面もあれば会場内を動き回る一幕も。株主のほとんどは、スマートフォンや一眼レフカメラなどで写真・動画を撮影。会場は笑顔に包まれています。
また、会場の都合により、曲によっては口パクのパフォーマンスも披露しました。当日、筆者は口パクだと気づかないほど高い完成度だった…
代表曲の一つ「メソ・ポタ・ミア」では、曲間に合わせてファンのコールがヒートアップ。アンコール曲のアウトロが流れると登場したホワイトボードの裏に戻っていき、「臨時株主総会」が幕を閉じました。 以下がライブのセットリスト。今日は会場的にオケ+口パクでしかライブができないと言われた眉村さん、阿佐ヶ谷家高校生PAたなかの神がかった手腕により口パク+当てブリでもほぼライブの様相、体験だったな!#怒られたら消す#眉村株主総会 pic.twitter.com/5K6H1Dd3Rr
— 鳩(bot) (@mmmXoXmmm) 2018年2月23日
イベント中、さいたまスーパーアリーナでライブをすることも1つの夢だと語っていた眉村さん。2018年の動向から目が離せません。1.ピュア
2.I was born in Australia.
3.コカコ◯ラのスリッパ壊れた
4.どっこいトゥモロー
5.メソ・ポタ・ミア
6.ここ、そこ、あそこ(酒井少年カバー)
7.宇宙へ行った副作用
〜アンコール〜
8.PO
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