ボカロ特化のクラウドサービス「ボカロネット」登場、歌詞だけで自動作曲も

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ボカロ特化のクラウドサービス「ボカロネット」登場、歌詞だけで自動作曲も
ボカロ特化のクラウドサービス「ボカロネット」登場、歌詞だけで自動作曲も

「ボカロネット」

ヤマハ株式会社が、歌声合成技術「VOCALOID」での楽曲制作を支援する会員制クラウドサービス「ボカロネット」を、7月から開始する。無料会員もしくは月額500円のプレミアム会員、いずれかでの会員登録制となる。

サービスの内容は、自動作曲サービス「VOCALODUCER(ボカロデューサー)」とクラウドストレージサービス「ボカロストレージ」が主な2大機能。どちらも無料会員でも利用することができる。

「VOCALODUCER」・「ボカロストレージ」が2大機能

歌詞と音程情報を入力することで楽曲のボーカルパートを制作できる歌声合成技術「VOCALOID」。

「VOCALOID」を開発したヤマハは、これまでにも、この技術を応用した様々なプラットフォームに対応したアプリケーションを開発・販売してきた。

2013年10月には、歌詞を入力するだけで、歌声と伴奏がついた楽曲を自動生成する自動作曲技術「VOCALODUCER(ボカロデューサー)」を法人向けに提供している。

この度発表された「ボカロネット」では、この「VOCALODUCER」を一般向けの提供するほか、様々な「VOCALOID」関連アプリケーション間での楽曲データをクラウド上でやりとりできるストレージサービス「ボカロストレージ」を提供する。

歌詞だけあれば曲がつくれる!? 「VOCALODUCER」

自動作曲サービス「VOCALODUCER」では、2種類のモードから簡単に作曲ができる。

テキストボックスに歌詞を入力し、好みの曲調・歌声を選択するだけで、すぐに伴奏と歌声からなる楽曲がつくられる「カンタンモード」。

「VOCALODUCER」カンタンモード

さらに、メロディのテイスト、伴奏のジャンルとスタイル、テンポ、コード進行など、細かく条件指定して作曲ができる「ノーマルモード」。

「VOCALODUCER」ノーマルモード

また、プレミアム会員になると、最大利用回数・歌声の種類・伴奏音源・作曲できる小節数の増加、伴奏MIDIファイルのダウンロードなど、機能のアップグレードが可能になる。

アプリ連携をスムーズに! 「ボカロストレージ」

「ボカロネット」サイトイメージ

「ボカロストレージ」は、「VOCALOID3 Editor」や「VOCALOID Editor for Cubase」などの対応したアプリケーション間でのデータの保存・読み込みが、クラウド上でスムーズに行えるサービス。

さらに、その操作は対応アプリケーション上で直接行うことができる。

また、「VOCALODUCER」で制作した楽曲も自動的に「ボカロストレージ」に保存されるため、「VOCALODUCER」で作った楽曲を他のアプリケーションでさらに編集することも可能。

なお、無料会員ではストレージ容量は500MBだが、プレミアム会員になると、容量は5GBまで増量される。

くわしくは「超会議3」で!

7月のリリースまでまだ時間があるが、リリースに先んじて4月26日(土)・27日(日)の「ニコニコ超会議3」、「超ボーカロイド感謝祭」エリアにて、ブースで「ボカロネット」の機能の一部を体験できるとのこと。
【ボカロネット】プロモーションビデオ1~みんなが恋するボカロネット編~
文:たかはしさとみ
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