「ポスト・シンギュラリティの世界を未来予測した史上最高スケールのSF」の制作に向けて、「取り急ぎ制作費を集めたい」、そのため新商品「日清ハヤシメシ デミグラス」を「せめて、500兆個は売りたい」と発信。
7月末から発売開始となった「ハヤシメシ」のPRと思われるが、『パシフィック・リム』などに携わってきたキャラクターデザイナー・片桐裕司さんが手がけているということで、本気度がうかがえる。
現在、ロボットのCGデータを無料配布中だ。
人類最後の救世主(メシア)・HAYASHI MESHI
地球がAIに支配された2120年。バイオテクノロジーによって生み出された2匹の怪獣を殲滅すべく、世界各国の叡智を結集して開発された巨兵ロボット「HAYASHI MESHI」。動力源はお湯で、専用のパワーコアにある白線までお湯を注ぐと5分後に起動する。 左腕のガンカートリッジ風のガジェットには、「ハヤシメシの生産ライン」を装備。手のひらを差し出し、無尽蔵に出てくるハヤシメシを怪獣に食べさせることで、平和をもたらす。
「食足りて世は平らか」――つまり、お腹が満たされていれば、世の中は平和だろうという、日清食品の理念に基づいたロボットだ。
デザインは『パシフィック・リム』参加クリエイター
全高100メートルに及ぶ本格的な巨大ロボット。デザインを担当したのは、映画『パシフィック・リム』のイェーガーなどで知られる片桐裕司さん。18歳で渡米後、1998年にTVシリーズ『Xファイル』のメイクアップでエミー賞受賞。その後、『A.I.』『ジュラシックパーク3』『宇宙戦争』など、ハリウッド大作に携わり続ける彫刻家・デザイナーだ。
そもそもハヤシライスは、西洋文化と日本文化の融合です。
そこで、メカ・ハヤシメシも「カッコイイと、ダサイ」「本格ロボと、ハヤシメシ」という、相反するもの同士の絶妙な融合具合を狙いました。
プロポーションは本格ロボットそのもの。頭部はハヤシメシの「ハ」の字になっており、西洋貴族料理感を出しています。
色んな所に「ハヤシメシ」の文字が落書きされており、パッと見はカッコイイけれど、よく見るとダサイという、深い「味わい」をデザインしています。
このメカ・ハヤシメシは、いわば、食で平和を守る「動くハヤシメシ工場」。
左腕のガンカートリッジ風のガジェットは、「ハヤシメシの生産ライン」で、手のひらを差し出すと無限のハヤシメシが出てきます。 胸元のロゴでできた扉が、湯気とともに開くと、温かい商品が出来上がって、背中のスプーンで出来立てほやほやを食べさせてくれます。
「美味しいハヤシメシを食べさせてくれる装備と機能」によって、見るとハヤシメシを食べたくなるロボットデザインになっています。 デザイン・コンセプト
史上最高の製作費目指してCGデータを無料配布
公式サイトでは、「こんな映画を、作りたい。」をはじめ、様々な願望を打ち出している。「史上最高の製作費を目指して、600億円くらいは使いたい」「(ハヤシメシを)500兆個は売りたい」「少なくともカップヌードルよりは、売れたい」「本家のカレーメシの100万倍位、売れたい」など、構想だけが先走った文言が並ぶ。
そのための一手として、ロボットのCGデータを無料で配布。「人助けだと思ってシェアしてバズったりして頂けるとありがたい。」とのこと。
『HAYASHIMESHI - THE MOVIE(原題)』の完成、そして公開は、今後のハヤシメシの売り上げにかかっている?
ちなみに、公式サイトに表示されているクレジット(らしきもの)には意味がある。気になる人はサイトをスクロールする前に、読みづらさを我慢して読んでみるといいかもしれない。
ロボットには夢と未来とロマンがある
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