2月28日より東京都内の各所で開催されている「東京国際文芸フェスティバル2014」。
文芸シーンに主軸を置いた貴重なフェスティバルとして注目を集めているが、その参加作品であるドキュメンタリー映画『ほんとうのうた~朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って~』が、3月9日(日)に渋谷ユーロスペースにて先行プレミア上映される。
同作品ではそれを、詩人・管啓次郎さん、音楽家・小島ケイタニ―ラブさん、翻訳家・柴田元幸さんらと共に朗読劇へと作り上げ、東北をはじめとした全国各地を2年に渡って巡業した模様を収めている。 監督は、2年間に渡り彼らの旅を追った河合宏樹さん。映画では監督が独自の視点で切り取ったドキュメント映像や出演者のインタビュー。そしてそこに、朗読劇の観客の1人である女優・青柳いづみ(マームとジプシー/チェルフィッチュ)さんが彼らの訪れた東北の土地を再訪し、新たな視点として加わっている。
レールに導かれるように乗車し、その土地で宮沢賢治さんの作品を朗読する彼女を通して、銀河鉄道が土地から受け取ったメッセージを見つめる作品となっている。
また、小説だけでなく、「朗読ギグ」と称してライブハウスなどで独自の朗読ライブを行ない、文学の音声化にも積極的に取り組んでいる作家としても知られている。同時に異ジャンルのクリエイターとの共作の機会も多く、その越境的な活動は文芸のみならず、多くの分野の作家に影響を与えている。
文芸シーンに主軸を置いた貴重なフェスティバルとして注目を集めているが、その参加作品であるドキュメンタリー映画『ほんとうのうた~朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って~』が、3月9日(日)に渋谷ユーロスペースにて先行プレミア上映される。
予告編
映画『ほんとうのうた〜朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って〜』とは?
小説家・古川日出男さんが震災後の視点から、著者である宮沢賢治さんのヴィジョンを戯曲化した「銀河鉄道の夜」。同作品ではそれを、詩人・管啓次郎さん、音楽家・小島ケイタニ―ラブさん、翻訳家・柴田元幸さんらと共に朗読劇へと作り上げ、東北をはじめとした全国各地を2年に渡って巡業した模様を収めている。 監督は、2年間に渡り彼らの旅を追った河合宏樹さん。映画では監督が独自の視点で切り取ったドキュメント映像や出演者のインタビュー。そしてそこに、朗読劇の観客の1人である女優・青柳いづみ(マームとジプシー/チェルフィッチュ)さんが彼らの訪れた東北の土地を再訪し、新たな視点として加わっている。
レールに導かれるように乗車し、その土地で宮沢賢治さんの作品を朗読する彼女を通して、銀河鉄道が土地から受け取ったメッセージを見つめる作品となっている。
小説家・古川日出男さんの活動
古川日出男さんは、1966年生まれの福島県出身の小説家。これまでに『馬たちよ、それでも光は無垢で』(新潮社)や『LOVE』(新潮文庫、三島由紀夫賞)、『ベルカ、吠えないのか?』(文春文庫)、『アラビアの夜の種族』(角川文庫、日本推理作家協会賞・日本SF大賞)などの著書を手がけている。また、小説だけでなく、「朗読ギグ」と称してライブハウスなどで独自の朗読ライブを行ない、文学の音声化にも積極的に取り組んでいる作家としても知られている。同時に異ジャンルのクリエイターとの共作の機会も多く、その越境的な活動は文芸のみならず、多くの分野の作家に影響を与えている。
この記事どう思う?
0件のコメント