「dアニメストア」がアニソンミュージッククリップ配信、アニメイトと連携 最強のアニメ見放題サービスへ

「dアニメストア」がアニソンミュージッククリップ配信、アニメイトと連携 最強のアニメ見放題サービスへ
「dアニメストア」がアニソンミュージッククリップ配信、アニメイトと連携 最強のアニメ見放題サービスへ

dアニメストア 新たなサービス展開に関する記者説明会の様子/左:黒崎真音 右:田中伸明

NTTドコモは3月23日、提供中のアニメ見放題サービス「dアニメストア」で、新たにアニソンミュージッククリップの配信、さらにアニメイトオンラインショップとの連携をスタートした。

「dアニメストア」は、有料会員数200万人を有する国内最大の定額制アニメ見放題サービス。約1600作品、29,000話を月額400円(税抜)で楽しめる従来のサービスに加えて、3月から新サービスとして約180曲のミュージッククリップを配信する。

「アニメイトオンラインショップ」との連携では、「dアニメストア」の配信中の作品ページから、グッズの購入へダイレクトにアクセスできる。また、アニメイトオンラインショップ内に「dアニメストア店」をオープンし、「dアニメストア」の視聴ランキングに基づいたグッズを紹介する。

「アニメを見る」「アニソンを聴く」「アニメグッズを買う」この3つのサービスを同時に提供し、アニメファンのニーズに対応する新たなスタートを切ることとなった。

22日に行われた記者発表では、ゲストとして、自身のライブ映像が「dアニメストア」で配信中の歌手・黒崎真音さんが登壇。アニメファンならではのサービスの楽しみ方や、「dアニメストア」を紹介した自作のイラストを披露した。 撮影/時永大吾

黒崎真音が『おそ松さん』にハマったきっかけは「dアニメストア」

田中伸明(NTTドコモ プラットフォームビジネス推進部 担当部長)

2012年7月、大手キャリアとしては先陣を切ってスタートした「dアニメストア」。2015年度のテレビ放送アニメの配信数は139作品と、同業他社のサービスと比較しても、旧作に限らず、多数の最新作を配信しており、たとえば2016年冬アニメでは、『僕だけがいない街』『紅殻のパンドラ』など、全40作以上もの最新アニメを網羅している。

 「社員同士でアニメの視聴遍歴を話すことも多い」――そう語るのは、NTTドコモの「dアニメストア」を担当する田中伸明さん(プラットフォームビジネス推進部 担当部長)。

「『アップルシード』がアニメ(人生)の始まり」という田中さんを筆頭に、アニメ好きが多い「dアニメストア」チームでは、専用の問い合わせフォームだけでなく、Twitter上でのユーザーからの反応を議題に、会議を行うこともあるという。

2.5次元ミュージカルやアニソンのライブ映像など、最近の配信タイトル拡大には、そうした運営サイドの熱量の高さが現れている。

昨年のデビュー5周年記念ライブや、今年1月から始まったライブツアーの映像が配信されているという黒崎さんは、もちろん「dアニメストア」ユーザー。「自分のライブ映像を見る機会が少ないので、すごく貴重。演出やファンの表情とか、見るたびに新しい発見があります!」とコメント。

黒崎真音

映像は、最短でライブ翌月には配信されているため、自身も「ファンの人と一緒に(時間を合わせて)ライブ映像を見て、Twitter上で感想や思い出を語り合っている」という。最近では、「dアニメストア」内の視聴ランキングをきっかけに『おそ松さん』に、どハマり。現在、自身の部屋が(グッズで)黄色だらけになるほど、絶賛“十四松推し”中だ。

そんなコアな「dアニメストア」ユーザーである黒崎さんは、当日、新サービスをテーマにしたイラストを披露。大好きなイカをモチーフにしたキャラクターに、集まった報道陣からも拍手がわいた。

アーティスト映像や限定のオリジナル映像も

新サービスでは、「アニメを見たあとに生まれる多種多様なニーズ」(田中さん)の中から、“聴く”と“買う”という2つのアクションに注力。好きなアニメを見て、関連楽曲を聴いて、気になったグッズを買う――ユーザーに対して、3つのアクションをシームレスに提供するという。

アニソンと一言でいっても、オープニング・エンディング主題歌に加え、キャラソンや挿入歌など、ひとつの作品を様々な楽曲が彩っている。「dアニメストア」では、ミュージッククリップとして、アーティスト映像(ミュージックビデオ)、ノンテロップアニメ映像、「dアニメストア」限定オリジナル映像の3種類を用意。

スタート時は約180曲だが、今後も順次拡大予定となっており幅広いニーズに対応していく。夏にはバックグラウンド再生、プレイリスト再生といった機能面もアップデートされる予定だ。

“アニメのことならアニメイト”との連携

見て、聴いて……作品へのモチベーションが高まったユーザーが取る行動といえば、そう、“買う”(のはず)だ。連携するアニメイトオンラインショップが取り扱う40万アイテムから、「dアニメストア」の作品ページで配信作品の人気グッズを紹介。

アニメを見た(聴いた)直後に、好きな作品のグッズを調べたり、購入したりできるのは、ファンとしてはうれしいポイントだろう。

原作やスピンオフのマンガ・小説、CD、Blu-ray Disc・DVDにとどまらず、アニメの関連グッズは今や幅広いジャンルで展開されている。発表会でも、『ご注文はうさぎですか?』を例に、およそ800アイテムという膨大な量のグッズを紹介していた。アニメイトオンラインショップとの連携は、細分化したファンのグッズ欲を満たすという意味でも、親和性は高そうだ。

そうした連携に加えて、アニメイトオンラインショップ内に独自店舗「dアニメストア店」をオープン。視聴ランキングに基づいたアニメイト限定グッズを店長が紹介するほか、「dアニメストア」会員向けのキャンペーンなども実施する。

作品への没入感を妨げない、高める操作感

新サービスの利用にあたっては、専用アプリのダウンロードなどは不要。作品の配信ページを下へスクロールしていくと、「関連のアニソン」「関連グッズ」のコーナーが現れる。

ミュージッククリップの場合は、楽曲を選択するだけで視聴ページに移動。グッズも同様に、商品を選択すればアニメイトオンラインショップへと移動できる。 実際に使ってみると、想像以上に使い勝手が良い。楽曲は作品を構成する重要なピースであり、曲を聴きながらシーンを反芻する、というファンは筆者だけではないだろう。そんなアニメファンにとって、ミュージッククリップは作品への没入感を高めてくれそうだ。

グッズに関しても、商品展開が充実したアニメイトであれば安心感がある。複数のECサイトを巡回する時間が減ることで、より作品視聴に時間が割けるのは、うれしさ以外の何者でもない。

僕たちのアニメライフが総合的に充実

新サービス開始に合わせて、「dアニメストア」は機能面もアップデート。サイトのデザインが変わる「きせかえテーマ」も提供する。

一方、PC版ではHTML5プレイヤーを導入したことで、Google ChromeやMicrosoft Edgeに対応。そのほか、通信環境に合わせた画質の自動調整機能など、プレイヤー自体にも改善が加えられている。定額映像配信サービスの一ユーザーとして、個人的に利用頻度の高いPCにも力を入れる姿勢には好印象を抱いた。

アニメに紐づくサービスとして、“見る”だけにとどまらず、“聴く”と“買う”を加えた新生「dアニメストア」。ファンのニーズとアクションに対応したサービスによって、僕たちアニメファンのアニメライフは一層捗りそうだ。

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アニメ見放題サービス

NTTドコモが提供するVoD(ビデオオンデマンド)サービスで、月額400円(税抜)で約1,600作品、約29,000話のアニメ動画が見放題。2012年7月のサービス開始以降、国内最大規模のアニメ定額動画配信サービスとして好評を博し、約200万人の会員を有している。
オフィシャルサイト:https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/tp_pc
Twitter:https://twitter.com/docomo_anime

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