「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」 韓国公開でNARUTO、ドラえもん超えのスタート

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「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」 韓国公開でNARUTO、ドラえもん超えのスタート
「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」 韓国公開でNARUTO、ドラえもん超えのスタート

韓国版ポスター (C)物語環境開発/徳間書店・魔女っこ姉妹のヨヨとネネ製作委員会

国内では12月28日に全国公開した劇場アニメ『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』が、12月25日に先行公開した韓国で好調なスタートを切った。公開初日の動員が1万932人となり、1万人を超えた。
これは2013年に韓国で公開された他の日本映画、『NARUTO the MOVIE ROAD TO NINJA』(2月21日公開)の4250人、『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』(7月25日公開)の1万337人を超えるものである。日本の大型人気アニメタイトルに伍する人気となっている。

日本語版ポスター (C)物語環境開発/徳間書店・魔女っこ姉妹のヨヨとネネ製作委員会

『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』は、「月刊COMICリュウ」(徳間書店)で連載される ひらりんさんのマンガ『のろい屋しまい』を原作としている。これをキングレコードのスターチャイルドと、『空の境界』などでお馴染みのufotableがタッグを組み劇場アニメ化した。
魔法や呪いが日常にある魔の国でのろい屋を営む魔女の姉妹ヨヨさんとネネちゃんが見たこともない異世界に飛ばされたことをきっかけに、不思議な冒険に巻き込まれる。魔女っこアニメの原点回帰を目指して製作された。

韓国でのヒットは、本作が当初よりアジア同時公開を目指して取り組んで来たことが理由とみられる。配給のティ・ジョイは日本だけでなく、近年アジア地域での日本映画の配給を手がけ、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』などで成功を収めてきた。本作でも香港、台湾、シンガポール、韓国などで同時期公開を実現する。
今回、韓国では、同国のシネコンチェーンMEGABOX/CINUSとティ・ジョイが共同配給を手がけた。公開時のスクリーン数は、日本国内の20あまりに対して、韓国国内で118スクリーン、『NARUTO the MOVIE ROAD TO NINJA』の130スクリーンや『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』の239スクリーンにも対抗できる。
さらに韓国公開は、日本公開よりも3日早い世界初上映となった。こうしたプレミア感も人気の背景にあるだろう。

公開初日には、平尾隆之監督や音楽の椎名豪さん、ネネ役の声優である加隈亜衣さん、ufotable近藤光プロデューサーもソウルに訪れて、Q&A上映会を実施した。会場はアニメファンや子供たちで埋まり大盛況となった。
日本より海外公開を先行させて話題づくりにする。意表を突いた戦略で知られるティ・ジョイの巧みプロモーションがここでも発揮されている。ティ・ジョイは2014年の海外配給作品も続々決定しているとしている。今後も海外展開に力をいれていく。

アニメーション映画『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』
http://www.majocco.jp/

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