未知なる「書」の世界へ!
でも、読める・読めないは関係なく、その作品に込められた気持ちを読み取って、自分が「持って帰りたい作品」を選んでみたいところ。
書には、「漢字作品」、かなのみで書かれる「かな作品」、漢字とかなを交えて書く「調和体作品」、主に篆文を印材に刻む「篆刻作品」があります。
さらに、漢字作品は大別して、篆書(てんしょ)、隷書(れいしょ)、楷書(かいしょ)、行書(ぎょうしょ)、草書(そうしょ)の5種類。自分がどの書体が好きかも知れたら楽しそうです。
井茂圭洞 「八雲立つ」
新井光風 「爽神」
黒田賢一 「あしひきの」
星 弘道 「闡彝訓」
髙木聖雨 「駿歩」
吉川美恵子 「春日の山」
尾西正成 「鷹を放つ」
歳森芳樹 「白樂天詩」
「日展」は怖くない!
いわゆる「今をときめく美術家」ばかりではないけれど、伝統的なアートの潮流を受け継いで活動をしている、なかなか他ではお目にかかる機会のない在野の作家さんたちが一堂に会する、他にない展覧会でした。
また、それが毎年行われているというのが驚きです。日本の文化を「定点観測」する意味でも他にない価値のある美術展だと思います。
巡回展も開催されます
東京での会期は12月6日(日)までとなっておりますが、東京に続いて、京都・名古屋・大阪・福岡・金沢・青森の地方会場をまわる巡回展が来年夏まで開催されます。もし会期に間に合わなかった!という方や、地方にお住まいの方は、ぜひ以下のスケジュールで足を運んでみてはいかがでしょうか。一度観に行ってみると、たくさんの発見があると思います。
今回のレポートでは、私の好きな作品をご紹介しながらでしたが、みなさんにも何か好きな作品は見つかりましたでしょうか?
ぜひ皆さんにも実際見ていただいて、どんな作品が好きかという話ができたら嬉しいです。
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イベント情報
改組 新 第2回(平成27年度)公益社団法人 日展(日本美術展覧会)
- 会場
- 国立新美術館 東京都港区六本木 7-22-2
- 会期
- 2015年10月30日(金)~平成27年12月6日(日)
- 休館日
- 毎週火曜日 ※ただし11月3日(火・祝)は開館・11月4日(水)休館
- 観覧時間
- 午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
- 主催
- 公益社団法人 日展
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- 巡回展スケジュール
- 京都
- 2015年12月12日(土)~2016年1月17日(日)京都市美術館
- 名古屋
- 2016年1月27日(水)~2月14日(日)愛知県美術館ギャラリー
- 大阪
- 2016年2月20日(土)~3月21日(月)大阪市立美術館
- 福岡
- 2016年3月26日(土)~4月17日(日)福岡市美術館
- 金沢
- 2016年5月21日(土)~6月12日(日)石川県立美術館
- 青森
- 2016年6月18日(土)~7月10日(日)青森県立美術館
関連リンク
1件のコメント
CKS
行きたいな〜!