現代美術家・村上隆さん及びカイカイキキが手がけるトレーディングカードゲーム『めめめのくらげTCG』が1月29日、2月に開催予定だった公式大会の中止を発表した。
村上隆さん及び運営は「外部の業者の方々に大部分を任せてしまった、ルール、レアリティなどの『めめめのくらげTCG』の魂の部分を、今一度、村上隆とカイカイキキカード事業部の人間によって入れ替えて、リニューアルするべきであると考えました」として、中止の背景を説明。
2024年11月に発売された第1弾セット「ふれんどバトルα」のリニューアルを行う旨も告知した。
村上隆作品の世界観をモチーフした『めめめのくらげTCG』 低すぎるレア封入率への批判も
『めめめのくらげTCG』は、村上隆さんの映画初監督作品『めめめのくらげ』の世界観や登場するキャラクターをモチーフしたトレーディングカードゲーム。
事前配布やプレリリースパーティなどを経て、第1弾となる「ふれんどバトルα」が発売が発表。
当初は2024年10月22日の販売を予定していたが、資材の都合で延期され、11月24日に発売された。以降、12月からは公式大会が開催されており、様々なプレイヤーが参加を行っている。
一方で、トレーディングカードゲームの常識から大きく外れたレアカードの封入率を巡り、一部から批判があがっている。これによりトーナメントレベルで4枚必須となるような汎用性の高いカードが、中古市場で数万円で取引される事態に。新規プレイヤーの参入障壁となっている。
大会への参加申し込み済みのプレイヤーには返金対応を予定
村上隆さん及びカイカイキキ カード事業部は、公式大会中止の発表にあわせて「『1.5弾(仮)』のリリース準備および次弾以降の開発」に取り組んでいることを説明。
1月11日に公開された動画においても、封入率等を見直した「1.5弾(仮)」のリリースを準備している旨を報告している。
なお、それらの準備のために3月の公式大会についても、開催見合わせを検討しているという。
村上隆さんは、申し込み済みの参加者や検討中だったプレイヤーに対して「急なご連絡となりましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪。
大会申し込み済み参加者への返金については、1月30日(木)までに対応すると説明している。
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