連載 | #4 TGS2015

【TGS】スマホに挿してゲーム開始! ピコカセット開発会社社長インタビュー

【TGS】スマホに挿してゲーム開始! ピコカセット開発会社社長インタビュー
【TGS】スマホに挿してゲーム開始! ピコカセット開発会社社長インタビュー

TGS「ピコカセット」ブース

スマートフォンのイヤホンジャックに挿し込むだけでゲームがプレイできるガジェットとして話題を集めている「ピコカセット」。

そんな夢のようなガジェットを開発する企業・Beatroboが、9月17日から9月20(日)まで幕張メッセにて行われる世界規模のゲームの祭典「東京ゲームショウ2015」(TGS2015)でブースを展開しています。(ホール5/ブース番号:5-C21)

ピコカセットの試作品が展示されるとのことで、ファミコンの初代『スーパーマリオブラザーズ』と同い年の30歳でゲーム大好きな筆者が直撃レポートしてきました! また、開発を手がけたBeatrobo社長へのインタビューも収録しています!

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カセットを挿す体験をスマホで!

Beatroboブース(ホール5/ブース番号:5-C21)

スマートフォンゲームコーナーの一角に足を運ぶと、ピコカセットを展示しているBeatroboブースを発見! 取材中は何度もこのブースの前を通りがかったのですが、常に来場者の注目を集め、人だかりができていました!

目立つ!

広い会場の中でも目立つ、大きなピコカセットが目印! ピコカセットを発見! 昔なつかしいゲームカセット型になっています。 Beatroboの方にピコカセット試作機を解説していただくことに! ガジェットをイヤホンジャックに挿すと…… 自動的にゲームが起動! まさにゲームカセットをハード機の本体に挿す感覚です。 試作段階のため仮のタッチ式ミニゲームが入っていますが、将来的にはいろんなゲーム会社の作品や、かつての名作レトロゲーが遊べるようになるかもしれません。

Beatrobo社長の浅枝大志さんにインタビュー!

社長の浅枝大志さんが、インタビューに答えてくださいました!

──この「ピコカセット」は、どういった発想で開発されたのでしょう?

浅枝 僕はファミコンも大好きですし、グッズも集めるようなレトロゲームマニアなんです。

今はスマホのアプリで昔のゲームが数多く発売されています。僕は『クロノ・トリガー』の超ファンなんですけど、アプリは買わなかったんです。その時、僕にとってゲームはストーリーだけじゃなく、あのカセットと、それをゲーム屋に買いにいく行為も全部含めてゲーム体験だと気づいたんです。

「FF」は買えるけど「ロマサガ」は買えないみたいに、同じ日に発売したゲームはどっちを買おうか悩んだりしていたのが全部思い出になってるんですよね。今、スマホでそれを復活させたら面白いんじゃないかと。

──データだけでなく、カセットも含めということですね!

浅枝 集めるのも楽しいですし、本体にそのまま挿せばプレイできるという手軽さもゲームカセットの魅力ですね。

──浅枝さんは、今おいくつでいらっしゃるんですか?

浅枝 32歳です。マリオ世代ですね。

──私は、今年で30歳になるので……。

浅枝 マリオとタメですね(笑)! 僕は、弟がいて、いつもルイージをやらせていました(笑)。

──なるほど(笑)! もともとはどういったものを開発されていたんですか?

浅枝 もともとやっている「PlugAir」というサービスは、スマホのイヤホンジャックに挿すことで認証する技術なんです。今までは音楽にフォーカスしていたんですが、ふと挿す体験ってゲームに一番相性がいいんじゃないかと思いまして、その形を考えてみるとゲームカセットじゃんっていう。

──今回、TGS2015での反響はいかがですか?

浅枝 反響はすごいですね! やはり打ち出しているコンセプトがわかりやすいのが理由だと思います。

──今現在、開発はどのような段階にきているのでしょう?

浅枝 ハードは実はもうできているので、ソフトをこれから開発していく段階です。2016年の前半にはリリースできればと思っています。今目指しているのは、ゲームコンテンツを集めることです。ゲーム会社さんとタッグを組んで昔のゲームをピコカセットの形態で復活させようと。只今、さまざまな会社と交渉しているところで、TGSに出展した理由もそこにあります。

──1番実現したいソフトなどはありますか?

浅枝 やっぱり『スーパーマリオブラザーズ』の初代を黄色いカセットで発売するのが最終目標ですね!

──おお、素晴らしいですね!

浅枝 今のところはコレクション性を持たせたいので、1カセットに1ゲームですが、将来的には5in1といったパッケージも良いかもしれないです。

──中身のソフトを入れ替えることは可能なんですか?

浅枝 昔、ローソンでデータを書き換える「ニンテンドウパワー」というサービスがありましたよね。実は未来のアイデアなんですが、そういうのを目指しています。スマホでそれが実現できれば、友達にオススメソフトをプレゼントできたりとか! やっぱり、技術が進化した今だからこそできることだと思うんです。

──オリジナルのゲームも出されるんですか?

浅枝 僕らはあくまでもハードをつくる会社なので、ソフト会社の方に乗っていただけたら、実現したいですね。

──けっこうもう声はかかっていたり?

浅枝 はい。実はすでにかかっていますが、今はまだ言えません……。今後の発表を楽しみにしていてください!
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イベント情報

東京ゲームショウ2015

会場
幕張メッセ
主催
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
共催
日経BP社

<会期> 
ビジネスデイ
9月17日(木)、18日(金)10:00~17:00
※ビジネスデイは、ゲームビジネスに関わる方々、および、プレス関係者のみ入場いただけます。
※[ビジネスデイの事前登録] は、8月上旬から開始予定です。
一般公開
9月19日(土)、20日(日)10:00~17:00
※入場は16:00までとなります。
※一部券種のみ入場時間を繰り上げることがあります。

<入場料>
ビジネスデイ
招待制(事前登録申込券をお持ちの場合は入場無料)
※事前登録申込券がない場合は登録手続きを経て参加可(事前登録料5,000円)
一般公開
一般(中学生以上):前売1,000円/当日1,200円(税込)
小学生以下:入場無料
※ビジネスデイにご入場いただくことはできません。

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